クルマの購入費や維持費のこと、保険のこと、税金のこと…。 クルマに関するおトクな情報、知らなかった新常識を網羅! お金を節約するためのテクニックを、どうぞお見逃しなく!

著者:山田正昭(Masaaki Yamada)


快適カーライフ実践アドバイス 1-2 「諸費用」では大雑把すぎる車の購入時の費用

カテゴリ : クルマの維持費を総チェック / 日時: 2007年03月01日

 

 クルマにかかる費用は、大きく分けて購入時の費用と、その後の維持費に分けられる。まずは購入時の費用、いわゆる「諸費用」からチェックしよう。

 新車でも中古車でも購入時には必ず諸費用がかかる。その内訳はというと、非常に種類が多く、かなり分かりにくい。もっとも、当面クルマを買う予定がないならとくに理解しておく必要はないし、買うことになってから改めて勉強しても十分に間に合う。

 諸費用には法定費用と代行費用があり、法定費用とは、取得税などの税金や自賠責保険の保険料。これはその名の通り法律で決められているものだし、自動車販売店に払うものでもない(実際にはほかの諸費用と一緒に販売店に払うが、販売店はそれを預かるだけで、払う相手は国などとなる)。したがって、その金額は車種ごとの違いはあっても販売店によって違うといったことはありえない。また、基本的に法定費用を節約する方法はないといっていい。

【表1】購入時の費用 単位:円
新車 中古車

車両本体価格
オプション
付属品


法定費用 自動車税
月割り
自賠責保険
月割り
自動車重量税
自動車取得税
年式などによる
代行手数料 登録費用
車庫証明費用
納車費用
リサイクル料金

※登録費用など、代行手数料としているものの中にも印紙代などの法定費用が含まれますが、ここでは割愛しています
※消費税は車両本体価格、付属品、および販売店に支払う代行手数料にかかり、法定費用にはかかりません。ただし、自動車税や自賠責保険の月割り相当額には課税されます。
※中古車で車検が切れている場合は、自賠責保険、重量税が必要なほか、検査手数料や車検の代行手数料などがかかります

 つぎに代行費用。これは名義変更などさまざまな手続きを販売店に代行してもらう手数料で、その金額は販売店が決める。したがって、販売店によって料金に高い、安いがあるし、工夫次第で節約することが可能だ。ここで覚えておきたいのは、クルマの売買に必要な手続きは、新車の登録を除いて、誰でも簡単に出来るということ。難しくて専門家でなければ分からないとか、あるいは資格のようなものが必要と考えている人がいたら、それは間違い。名義変更にしても車庫証明にしても、誰でも簡単にできる手続きだ。

法定費用

●自動車税

毎年4月1日にそのクルマを所有している人にかかる税金。購入後も毎年必要になる。金額は自動車の排気量で決まる。購入時には購入した月から3月末までの分を月割り計算して支払う。

【表2】自動車税(月割納税額) 単位:円
排気量 年額 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
1,000cc以下 29,500 27,000 24,500 22,100 19,600 17,200 14,700 12,200 9,800 7,300 4,900 2,400
1,001cc~1,500cc 34,500 31,600 28,700 25,800 23,000 20,100 17,200 14,300 11,500 8,600 5,700 2,800
1,501cc~2,000cc 39,500 36,200 32,900 29,600 26,300 23,000 19,700 16,400 13,100 9,800 6,500 3,200
2,001cc~2,500cc 45,000 41,200 37,500 33,700 30,000 26,200 22,500 18,700 15,000 11,200 7,500 3,700
2,501cc~3,000cc 51,000 46,700 42,500 38,200 34,000 29,700 25,500 21,200 17,000 12,700 8,500 4,200
3,001cc~3,500cc 58,000 53,100 48,300 43,500 38,600 33,800 29,000 24,100 19,300 14,500 9,600 4,800
3,501cc~4,000cc 66,500 60,900 55,400 49,800 44,300 38,700 33,200 27,700 22,100 16,600 11,000 5,500
4,001cc~4,500cc 76,500 70,100 63,700 57,300 51,000 44,600 38,200 31,800 25,500 19,100 12,700 6,300
軽自動車(乗用車) 7,200 -
軽自動車(商用車) 4,000 -

※購入した車両を登録した月の金額が月割りの支払金額
※3月に購入した場合は支払いの必要無し
※軽自動車税には月割制度がなく支払う必要はない
※グリーン税制適合の場合は新車登録された年度の翌年1年間のみ優遇
※ガソリン、LPG車は13年、ディーゼル車は10年を超えると割り増し有り

●自賠責保険

別名「強制保険」。購入後も車検時に必要になる。金額は乗用車と軽自動車の2種類(離島などは別料金)。新車購入時、中古車で車検が切れている場合はつぎの車検まで分を支払う。中古車で車検残がある場合は月割り計算して支払うのが一般的。

【表3】自賠責保険料率表 単位:円
料率区分 車種 保険期間
12ヶ月 13ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月
本土 乗用 17,940 19,010 30,680 31,720 43,170 44,190
15,010 15,840 24,880 25,680 34,550 35,340
離島 乗用 7,310 7,510 9,630 9,820 11,900 12,080
6,430 6,550 7,870 7,990 9,280 9,400
沖縄本島 乗用 9,300 9,660 13,560 13,910 17,740 18,080
9,300 9,660 13,560 13,910 17,740 18,080
沖縄離島 乗用 7,310 7,510 9,630 9,820 11,900 12,080
5,490 5,530 6,010 6,050 6,510 6,560

※保険料は随時更新されますので実際にはこの料金と異なります

●自動車重量税

自動車の重量に対して課税される税金。購入後も車検時に必要になる。金額は0.5トン刻みで車検証の重量に応じて決まる。新車購入時、中古車で車検が切れている場合はつぎの車検まで分を支払う。中古車で車検残がある場合は不要。

【表4】自動車重量税 単位:円
1年 2年 3年
車両重量 ~1.0t 12,600 25,200 37,800
1.0~1.5t 18,900 37,800 56,700
1.5~2.0t 25,200 50,400 75,600
2.0~2.5t 31,500 63,000 94,500
軽自動車 4,400 8,800 13,200

●自動車取得税

自動車を購入するときに課税される税金。税率は普通車で取得価格の5%、軽自動車は3%。ただし、取得価格とはいわゆる車両価格ではない。また、グリーン税制により、条件を満たす車種は減額される。中古車の場合は年式に応じて減額され、普通車なら7年以上経過していれば取得税はかからない。詳しくは別表を参照。

【表5】自動車取得税
新車 取得金額 税率
乗用車 車両本体価格と主要オプションの合計金額の9割が取得金額
(1000円未満切り捨て)
5%
軽自動車 3%
中古車 新車時の取得金額に、経過年に応じて以下の数値をかけた 金額が取得金額となる
経過年 1年 1.5年 2年 2.5年 3年 3.5年 4年 4.5年 5年 5.5年 6年 税率
乗用車 0.681 0.561 0.464 0.382 0.316 0.261 0.215 0.177 0.146 0.121 0.1 5%
軽自動車 0.562 0.422 0.316 0.237 0.177 0.133 0.1 - - - - 3%

取得金額に税率をかけた金額が取得税となる
取得金額とは以下の表のように決められており、実際の購入金額とは異なる
※取得価格が50万円以下の場合は、取得税は免除
例:新車時の車両本体価格と主要オプションの合計が234万9800円の新車の取得税は
2348800×0.9=2114820 切り捨てて取得金額は211万4000円
2114000×0.05=105700 取得税は10万5700円

代行費用

●登録費用

購入したクルマを自分の名義に登録する費用。法定費用となる印紙代も登録費用に含まれる。一般的に印紙代は2000~4000円程度、代行費用は10000~30000円程度だ。

●車庫証明費用

クルマの保管場所が確かにあるという証明をするのが車庫証明で、普通車全てと、軽自動車でも都市部など決められたエリアでは必要。印紙代は2500円程度、代行費用は10000~2000円程度だ。

●納車費用

購入したクルマを自宅まで届けてもらう費用。自分で取りに行けば不要となるが、販売店によっては納車準備費用などとして、自分で取りに行っても必要になる場合もある。

●リサイクル料金

これはごく最近に登場した新しい費用で、そのクルマをいずれ廃車したときの解体費用をあらかじめ徴収するというもの。新車では必ず必要。中古車でリサイクル料金が未払いの車両を購入する場合は、購入時に支払う必要がある。また、すでに支払い済みの車両でも、リサイクル料金相当額を、旧所有者に支払わなければならない。これは、リサイクル料金は常に所有者が負担することになっているため。したがって、新車でも中古車でも購入時には必ずリサイクル料金が必要になるのが基本だ。

著者:山田正昭(Masaaki Yamada)
著者ブログ:http://y2garage.sblo.jp/

 

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