【ここがポイント】
暖機運転をしなくてもクルマに悪影響はない
燃費にも大きく関わってくるのが暖機運転という行為。これをやっている人は意外と多いようだが、結論からいえば、暖機運転などまったく必要なく、ガソリンを無駄に消費するだけだ。
キャブレターを使っていた昔のクルマは、エンジンをかけてからしばらくは回転が安定しなくて暖機運転が必要ということもあった。しかし、コンピュータ制御のインジェクションを採用する現代のクルマでは、エンジンをかけてすぐに走り出してもまったく問題ない。
暖機運転が必要だという人の意見の根拠は、だいたい次のようなものだ。エンジンの各パーツは熱で膨張したときのサイズに合わせて作ってあるので、暖まる前に走り出すと寿命を縮める。確かに理屈としては間違っていないが、エンジンが冷えているときのことも設計時に織り込み済みで、暖まる前に走り出したからといってエンジンが明確なダメージを受けることはない。そのクルマに100年も乗り続ける気ならともかく、暖機運転などせずに普通に乗っても、エンジンは20万㎞以上の耐久性があるのだ。
また、車を停めた状態でアイドリングさせる暖機運転は、エンジン以外の部分をまったく忘れているという意味で、間違っているともいえる。クルマを大事にしたいなら、むしろエンジンをかけたらすぐ走り出し、トランスミッションなどを含めた各部が暖まるまでおとなしく走る、という方法の方が理にかなっている。
【これが結論】
暖機運転などしないのが得策。エンジンをかけたらすぐ走り出せ。
<次回へ続く>


