JARI ガソリンスタンドでのITS 自動決済システムのデモを実施

カテゴリ:社会実験・各種検証 / 2005年11月29日

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財団法人日本自動車研究所(JARI)は11月29日、名古屋市内と豊田市内のガソリンスタンドにおいて、DSRC(狭域無線通信)を利用したITS 自動決済システムのデモを実施した。

JARIでは2005年6月30日より、愛知県下の21カ所の駐車場でICクレジットカードを利用した「ITS自動決済システム」の社会実験を行っている(レポート記事はこちら)が、今回のデモは駐車場での通信方式を採用してガソリンスタンドでの決済を可能としたものだ。

デモは「ENEOS フロンティア中部 星ヶ丘SS」(名古屋市千種区桜ヶ丘)と「東海アポロ リバーサイド豊田SS」(豊田市上野町)との2カ所のガソリンスタンドで行われた。画像は星ヶ丘でのデモの模様

登録型決済方式を採用

車載器のIDとICクレジットカードの情報を前もって登録しておき、来店時にDSRC(狭域通信)によって取得した車載器のIDを登録データと照合することで決済が行われる、いわゆる「登録型決済」方式を採用している。名古屋市内で行われたデモでは専用の DSRC端末が、豊田市内のデモでは通常のETC車載器が用いられた。

今回のデモが行われたガソリンスタンドは、給油から窓ふきまで店員が行うフルサービスのスタンド。フルサービスのスタンドでクレジットカードによる決済をした場合、給油後にカードの持ち主が確認のサインをする必要があり、結局無線決済でドライバーの手が省けるのは、最初に「クレジットカードを財布から取り出して店員に渡す」という行為だけとなる。駐車場自動決済の社会実験で運用実績は充分に蓄積されているためか、入場、カード認証から決済までの一連の動きは滞りなくスムーズに行ったことから、システムの安定性と確実性はうかがえた。


赤・黄・緑の3色のインジケータ(写真中央)で進行状況を示す。上はDSRCアンテナ

利用シーンを増やし、初期投資に見合う効果を

このシステムが、サインの必要のないセルフ式のスタンドや洗車、ファーストフードでのドライブスルーなどさらに利用シーンが広がり、あるいは車載器のデータ照合時に地域情報やタウン情報などを同時に入手できるようになれば、利便性はますます高くなるはず。
また、DSRC自動決済をすればリッター3円引きなどといった割引サービスを付加することができれば、ユーザーにとってより魅力的なものになるだろう。既存のETC車載器を流用できるということも大きな強みだ。

 事業者側にとってはシステム導入のコストがネックになりそうだ。事業者を引き込むビジネスモデルをいかに構築するかが、DSRC自動決済の成否を左右するだろう。

 
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