「ITSあいち県民フォーラム2009」開催

カテゴリ:講演・セミナー / 2009年06月18日

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去る6月17日(水)、「ITSあいち県民フォーラム2009」が名古屋市中村区名駅のミッドランドスクエアにて開催された。


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国土交通省 政策統括官付参事官付政策企画官/石橋良啓氏

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中部地方整備局 道路部交通対策課/山田浩氏

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中部地方整備局 道路部交通対策課/林美徳氏

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名古屋高速道路公社 計画部計画課/柴田昌弘氏

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沖電気工業株式会社 官公システム事業部無線技術研究開発部部長/徳田清仁氏

今回のフォーラムは、自立移動支援プロジェクトに関する実証実験報告、安全運転支援システムの実証実験報告、携帯電話を使ったDSRC車車間通信によるドライバー&歩行者の安全性向上に関する講演が行われた。講演の詳細は以下の通り。

◇講演1『自立移動支援プロジェクトについて』
○モビリティサポートの推進について/国土交通省・石橋良啓氏
○豊田地区自立移動支援プロジェクト実証実験について/中部地方整備局・山田浩氏

国土交通省では、ICタグ等のユビキタス情報基盤整備により、健常者をはじめハンディキャップを持つ人や母子、外国人など、あらゆる人々の“自立移動”を支援するための施策に取り組んでいる。平成20年度実証実験の内容紹介と、実験結果の分析が紹介された。また豊田市における実証実験については、電波マーカーと専用携帯端末を使って位置情報やクーポン情報などを提供する実験についての詳細報告が行われた。豊田市の実験参加者の意見を見る限り、自立移動支援システムそのものについては概ね肯定的な意見が多いようだが、実際には実用に耐えうるレベルとは言いがたい、というのも事実のようである。既にGoogleやナビタイムといった民間企業が先駆けて実用化している機能と重複している面も多くあり、自立移動支援プロジェクトの推進には、官民の連携強化と、さらなるスピード感が必要ではないか、と感じた。

◇講演2『平成20年度の愛知地域における安全運転支援システム』
○愛知地域ITS実証実験について ~国道153号・鞍ヶ池PA~/中部地方整備局・林美徳氏
○愛知地域ITS実証実験について ~名古屋高速道路~/名古屋高速道路公社・柴田昌弘氏

DSRCを活用し、道路前方の気象状況や路面状況、狭いトンネル内における対向車両に関する情報などをドライバーに提供する実証実験報告が行われた。実験参加者によるアンケート結果によると、走行安全性、利便性ともに好評価となった一方、急カーブの事前通知や速度超過通知機能、また鞍ヶ池PAでは渋滞情報が欲しい、といった意見もあり、今後の展開に向けた課題もある程度は明確になったようである。


◇講演3『携帯電話用DSRC車々間通信アタッチメントの開発 ~ドライバーおよび歩行者の安全性の向上に向けて~』/沖電気工業(株)・徳田清仁氏

DSRC関連機器等の開発で豊富な経験と実績を持つ沖電気工業におけるITS無線システム開発の最新状況が紹介された。ETCシステムの民間応用や路車間通信、車々間通信(ASV4)といったITSへの取組み紹介に続き、歩車間通信システムにおける歩行者側の通信基盤となる独自の携帯端末および、既存の携帯電話へ接続するアタッチメント式のプロトタイプ等が紹介された。また2012年から利用可能となる700MHz帯と既存の5.8GHz帯、双方を利用できるマルチバンド車々間通信システムも紹介された。
車々通信システムは今後、欧州や米国等、世界規模での標準化が進むと思われるが、その中で沖電気工業として、世界一の安全性や信頼性を武器にしてグローバル化へ対応したい、とする発言が印象的であった。

【安原武志(DAYS Inc.)】

 
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