「ITSあいち県民フォーラム2011」開催

カテゴリ:講演・セミナー / 2011年06月07日

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6月7日(火)、名古屋市中区・名古屋ガーデンパレスにて「ITSあいち県民フォーラム2011」が開催された。今回のフォーラムは「地域交通とITS」をメインテーマとし、以下の方による取り組み紹介が行われた。

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名城大学理工学部 松本 幸正 教授



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安城市 都市整備部 都市計画課 宮地 正史 課長補佐

「地域公共交通を支えるITS」
名城大学理工学部 建設システム工学科 教授 松本 幸正

モータリゼーションの進展などにより、バスや地方鉄道などの公共交通の利用者は減少を続けている。衰退した地方公共交通を支えるべく登場したコミュニティバスの導入も各地で盛んだが、運用コストを賄えるだけの利益を上げるには程遠いのが現状だ。たとえば、より高効率なコンパクトシティを目指す等、総合的なまちづくりの一環としての公共交通のあり方を問い直す必要がある。
地域公共交通にITSを導入し、移動の効率化と利便性向上を図る利点が紹介された。そこに導入されるITSは安価でローテクな必要最低限のもので十分とし、移動の利便性よりも地域の活性化に主眼を置いたアプローチが重要である、との主旨が紹介された。


「安城市における市民の移動確保に向けた取組」
安城市 都市整備部 都市計画課 課長補佐 宮地 正史

市バスの運行状況や停留所通貨情報などを、バス利用者に提供するサービスが紹介された。クラリオン社製ASPサービスとFOMAを利用した簡易通信システムを利用することでコストを抑え、リアルタイムで正確なバスの位置情報を提供している。特に導入コストの低さがかなり魅力的であり、他の地方都市においても十分検討に値するものという印象を持った。ちなみにコストは初期導入コストは車載器(10台)とソフト製作費で330万円、ランニングコストはサーバー使用料とFOMA通信料で4万円/月とのことだ。

 

講演の後は、ITS技術紹介と題し、バスロケーションシステムに取り組んでいる4社のシステム紹介が行われた。

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ITSアライアンス株式会社(あしあとランプ、等)



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NECネクサソリューションズ株式会社(サイネージ付バスロケーションシステム)



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株式会社メイエレック(様々なバスロケーションシステム)



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KDDI株式会社(WiMAXを使ったバスロケーションシステム)

「あしあとランプが描く風景」
ITSアライアンス株式会社 若山 裕一 氏

バスにGPS発信機を装着し、バス位置情報をサーバーに集約・加工するのは通常のバスロケーションシステムと同様だが、面白いのはバスの通過をランプ点滅表示する「あしあとランプ」「ともしびランプ」といったシンプルな方法で利用者に伝える点だ。高齢者等の情報弱者にとって分かりやすく、たいへん有効かつ利便性の高いシステムであると感じた。


「最新基盤を利用したバスロケーションシステム」
NECネクサソリューションズ株式会社 高畑 寛 氏

バス時刻表(ダイヤ)の編成システムを基幹ととらえ、総合的なバス運行管理システムが紹介された。すでに55社が導入を済ませており、信頼性の高さや導入メリットの高さが印象深い内容であった。また、サーバー保守・管理を不要とするSaas型バスロケーションシステムの紹介も行われた。


「コミュニティバスにおけるバスロケーションシステム」
株式会社メイエレック 渡辺 浩司 氏

利用者の携帯電話を効率的に活用することで、低コストでバス運行情報を提供するシステムが紹介された。ASP化によるさらなるコスト低減も検討している、とのこと。


「バスロケーションシステムに利用する通信システム」
KDDI株式会社 菰岡 真人 氏

携帯電話等の内部に埋め込まれた「通信モジュール」をバスロケーションシステムに活用する事例が紹介された。また、大容量データを送受信できるWiMAX通信モジュールを使ったソリューション展開も興味深い内容であった。

 
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