「ITSあいち県民フォーラム2012」開催

カテゴリ:講演・セミナー / 2012年06月01日

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6月1日(金)、名古屋市中区・名古屋商工会議所ビルにて「ITSあいち県民フォーラム2012」が開催された。今回のフォーラムテーマは「ITSを活用した地域づくり」。株式会社日建設計総合研究所/安藤章氏による講演のほか、地域における事例報告が行われた。


【講演】
「“まちづくり”から再考する“ITS”」
株式会社日建設計総合研究所 主任研究員 安藤 章 氏
1.jpg従来のITSは、路側に設置する各種センサー等をはじめ「インフラ・ヘビー」なものだったが、ITS関連技術をはじめクラウド等のIT技術の進展等により、「インフラ・ライト」へと移行しつつある、と安藤氏。
また、愛知県における自動車への高い依存度や著しい高齢化などの状況を踏まえ、さらに様々なアンケート結果の解析等により、未来のモビリティ社会像は次のように予測されるという。

 ◯公共交通に対しても、クルマと同様のサービス機能を要求するようになる。
 ◯福祉的移動=公共交通機関、という観念が拡大され、クルマにも福祉機能(自動運転等)を求めるようになる。
 ◯従来まで排ガスや渋滞対策に憂慮して公共交通機関を利用していた人々が、電気自動車やITSの普及により、クルマを利用するようになる。自動車依存が一層進む懸念がある。
 ◯現在は郊外居住者はクルマ利用が多いが、居住地とクルマ利用の関係性は将来的に小さくなる。

さらに安藤氏は、防災対策の視点からもITSは重要であり、SNSによる市民の力を活用し、また市民自らが使いやすくアレンジするなど、高い付加価値のある情報提供の仕組みが求められる、と締めくくった。


【事例報告(1)
「岐阜市におけるITSを活用したバス交通施策」
岐阜県岐阜市企画部総合政策課長 青木 保親 氏
2.jpg岐阜市のまちづくりと連携した総合的な交通計画の一環として、BRT(Bus Rapid Transit)導入の報告が行われた。BRTとは、バスレーンの整備や連節バスの導入などで輸送効率を高めた次世代バス・システムのこと。合わせてスマートフォンを活用したバス・ロケーションシステム等の導入も随時図っており、今後は中心市街地の活性化や観光振興などを見据えたBRTのルート拡大を目指していくそうだ。


【事例報告(2)
「柏市におけるITSの取組」
千葉県柏市土木部道路交通課副主幹 佐々木 政秀 氏
3.jpg東京都心から30kmの通勤圏にある千葉県柏市は、平成21年にITSモデル都市に指定されて以来、様々なITS関連の実証実験が行われているエリアだ。柏駅周辺の駐車場利用の偏りを緩和する施策や、オンデマンド交通への取り組み、マルチ交通社エリングシステム実証実験等が紹介された。今後も日本のITS研究を牽引する東京大学と密接に連携し、自動車運転支援やスマートグリッドといったITSの可能性を探って行きたいとのこと。

 
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