愛知県ITS推進協議会 平成28年度「あいちITS産・学・行政交流会」開催

カテゴリ:講演・セミナー / 2017年03月27日

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去る3月24日(金)、愛知県ITS推進協議会による「あいちITS産・学・行政交流会」が、名古屋市名駅ミッドランドホールで開催された。講演内容は以下のとおり。

【講演1】戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム研究開発の取組状況
内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付 SIP自動走行システム担当 政策調査員 竹馬 真樹 氏

内閣府 竹馬 真樹 氏

内閣府 竹馬 真樹 氏
政府の策定した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」は現在11個の対象課題が挙げられている。自動走行システムについても2016年度は約27.13億円の予算が割り振られた重要な課題のひとつだ。2017年度においても、さらにいくつかの大規模実証実験が検討されていて、その調整をはじめ最終的な社会実装や国際連携に向けた政府の取り組みが紹介された。東京オリンピックが開催される2020年までの自動走行の実用化という野心的なスケジュールを踏まえ、特に自動走行システムに欠かせないダイナミックマップの技術仕様を取りまとめるなど、政府にしかできない重要な役割について、その現状や進捗が報告された。

【講演2】愛知県における自動走行実証推進事業の取組
愛知県産業労働部産業振興課 主査 那須 規宏 氏
アイサンテクノロジー株式会社 MMS事業本部 副本部長 佐藤 直人 氏

愛知県 那須 規宏 氏

愛知県 那須 規宏 氏



アイサンテクノロジー(株) 佐藤 直人 氏

アイサンテクノロジー(株) 佐藤 直人 氏
愛知県産業労働部の佐藤氏より、2016年度に実施した愛知県内15市町における自動走行実証実験に関する報告と、その後方支援実施フローが紹介された。またアイサンテクノロジー(株)の佐藤氏からは、高精細立体地図を使った自動運転車の運用部分を担当した際の様子が紹介された。特に公道を使った実験では安全に関する細心の注意を払う必要がある。たとえば交差点での右折はまだ技術的ハードルが高く、課題解決のためには、AIを駆使する、といった手法が有効になるだろうとの指摘があった。こうした実証実験を地道に積み重ねることで、自動走行システムの社会実装を愛知県がリードし、新たなビジネスモデルにつなげていきたい、とする愛知県の狙いが紹介された。

【講演3】自動運転モビリティサービス実現のための取組み
株式会社ディー・エヌ・エー オートモーティブ事業部 シニアマネージャー 隅本 直輝 氏

(株)ディー・エヌ・エー 隅本 直輝 氏

(株)ディー・エヌ・エー 隅本 直輝 氏
かつて欧米で起きたモータリゼーションのような大きな社会変革が、今度はITによってふたたび引き起こされようとしている。インターネットサービスに強みを持つ大手IT企業DeNAによる自動走行分野への参入は、こうした背景を踏まえてのことである、隅本氏。その上でDeNAはメーカーとしてではなく、あくまでもユーザーの目線でサービスを構築・提供する企業である、という自らの立ち位置を明確にしつつ、2016年に実施したロボットシャトルによる実証実験の取り組みが紹介された。自動走行システムの実用化に向けては、「技術的課題の解決」「法整備」「社会的受容性の醸成」の3つが必要とされている。DeNAは今後も自動運転の実証実験を続けていきながら、本格的な社会実装へ向けて一歩ずつステップを踏んでいきたい、とした。
 
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