愛知県ITS推進協議会 第57回セミナー

カテゴリ:講演・セミナー / 2011年11月21日

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11月21日(月)、名古屋市名駅・ミッドランドスクエアにて、愛知県ITS推進協議会の第57回セミナーが開催された。講演内容は次のとおり。


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【講演1】ドライバーモニターの現状と今後の課題
愛知県立大学 情報科学共同研究所所長 小栗宏次 氏

クルマの室内という空間は、人間(ドライバー)の様々な生体信号やログを検出する上でうってつけの空間だという(その他に最適な空間と言えば風呂、トイレ、そしてベッドが挙げられる)。
ドライバーの生体情報等をリアルタイムでモニタリングすることで、様々な情報を取得・解析し、安全運転に役立てようとする小栗氏の研究概要が紹介された。
ここで言うドライバーの生体情報とは、心電や心拍、呼吸、脈波、血圧などのほか、顔の温度や目の瞬き・瞳孔等々のことを指す。生態学的・医学的な角度からドライバーを観察するためのセンサーを即時に開発する等、フルタイムドライっばモニタリングに向けた様々なアプローチが紹介された。


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【講演2】トヨタのアクティブセーフティ技術への取り組み
トヨタ自動車(株)第2電子開発部 第2電子先行開発室室長 山口竜司 氏

事故ゼロへ向けて、トヨタ自動車による技術開発の変遷と現状が紹介された。特に近年ではミリ波レーダやステレオカメラを使ったアクティブセーフティの進化が目覚しい。今後は、車両に搭載された様々なセーフティシステムを統合・最適化し、自律的かつインフラ協調による安全性向上につなげたいとする旨が紹介された。


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【講演3】高精度GPS移動計測装置モービルマッピングシステムのITS分野での利活用について
アイサンテクノロジー(株)プロダクトソリューション事業本部部長代理 佐藤直人 氏

GPSシステムとレーザースキャナ、カメラ等を組み合わせた「モービルマッピングシステム(MMS)」の紹介が行われた。車両ルーフに搭載し、道路を走行するだけで高精度の3次元地図データが取得できるこのシステムが取得できる地図の精度は1/500レベル。これは公共工事等に用いられる測量として十分なレベルで、測量作業の大幅な効率化が実現できることになる。講演では各種の測量分野のみならず、トンネル・高速道路、航空機の滑走路の点検をはじめ、東日本大震災の復興・都市再生にも寄与するなど、多彩な活用事例が報告された。
MMSのGPSシステムは準天頂GPS衛生「みちびき」を活用している。GPS衛生による正確な座標基準の地図データの提供サービスは、多彩なビジネスチャンスが期待できる強力なサービスとして今後の展開が楽しみだ。


【安原武志(DAYS Inc.)】

 
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