地域問題研究所・市町村ゼミ「ITSとまちづくり」レポート

カテゴリ:講演・セミナー / 2008年12月20日

 
 
 

12月19日(金)、名古屋市中区・昭和ビルホールにて、社団法人地域問題研究所・第36次市町村ゼミナール第9講「ITSとまちづくり - 多分野に広がる活用の可能性」が開催された。


(株)日建設計総合研究所主任研究員/安藤章 氏


(株)NTTドコモ東海支社 ビジネス事業本部 ビジネスシステム開発部長/井坂孝之 氏

基調講演には(株)日建設計総合研究所主任研究員の安藤章氏が登壇。1990年代後半から動き始めたITSの初動期から、セカンドステージといわれる現在にいたるまで、ITSの社会背景と取組みの経緯が紹介された。安藤氏からは、フランス・パリのレンタサイクル“Velib(ヴェリブ)”やドイツ・シュツットガルトのレンタサイクルステーションを兼ねた“モビリティセンター”等が紹介された。こうした事例から分かるのは、ITSは技術(シーズ)ありきではなく、市民のニーズを背景にした“施策ありき”でとらえ直すことが重要、という点である。EU諸国の実例は、これからの日本のまちづくりを行う上で、まだまだたくさんの示唆に富んでいると思われる。

次に、NTTドコモの井坂孝之氏による講演「街づくりに活かすケータイ活用」が行われた。メールアドレス管理不要の地域限定メール配信「エリアメール」による防災情報伝達サービスや、視覚障害者、下肢障害者の外出をサポートするサービス等が紹介された。

ITSは様々な技術・アイデアが登場した百花繚乱の時代を経て、市民のニーズを満たす地に足の着いた施策をバックアップする技術へと進化している。実用化に向けた実証実験も数多く予定されており、今後が楽しみである。

【安原武志(DAYS Inc.)】

 
 
 

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