プローブ情報をテーマに愛知県ITS推進協議会第60回セミナー開催

カテゴリ:講演・セミナー / 2012年10月10日

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2012年10月9日、ミッドランドスクエア5階会議室で、愛知県ITS推進協議会の第60回セミナーが開催された。

講演演目は、プローブ情報活用への期待と課題(名古屋大学大学院環境学研究科教授 森川高行氏)、経済産業省におけるITS施策について-プローブ情報の集約化、共通化の推進等(経産省製造産業局自動車課課長補 佐山下毅氏)、位置情報を活用したクラウドサービスSPATIOWL(富士通インテリジェントテクノロジー本部サービス開発統括部 三浦寿氏)の三つ。

森川先生は15年ほど前の政府によるIT全体構想が「もともとITSはICTでクルマをつなぐことであった」と指摘。これからのITSの形はつながるクルマ「VIN(ヴィークルズ・イン・ネットワークス」であり、モバイル端末を利用した展開になるとした。

そして10年におよぶ研究成果を紹介。02年タクシープローブシステム、03年P-DRGSコンソーシアム、05年ITSスマートモール、06~08年PDS(駐車デポジットシステム)、06年環境ITS、09年green mobility project、11年準天頂衛星「みちびき」の測位評価、11年CANデータロガーの開発といった研究内容は、すべてプローブ情報がキーとなっている。そして安価になったスマホなどのモバイル通信手段と頂点衛星の正確な測位、CAN情報によって、アプリ開発のプラットフォーム化ができれば、今後様々なアプリで事業化が可能になるという。この地域でやっと光が当たりかけているので、腰を据えてやりたいとも。

重厚長大なカーナビ、VICS、ETCから、モバイル端末とクラウドによる小型汎用端末・汎用通信・センター処理の時代となり、いつでもどこでもクルマがつながっていて、オープンプラットフォームからのアプリによってサービスを受けられる姿となる。さらにCANデータや頂点衛星の正確な位置測位で、これまでにないアプリができる可能性があると結んだ。

経産省の山下氏は経産省のITS推進施策として、エネルギーITS推進事業(自動運転・隊列走行・CO2削減効果評価)、ITSの規格化事業を説明。また23年度から始まった「プローブ情報の集約化・共通化の推進事業」の成果と課題を説明。24年度は集約化・共通化に加え普及拡大策の実証調査(豊田市で行われる実証実験)が行われることなどが説明された。

最後に富士通の三浦氏が、自社の位置情報を活用した業務向けクラウドサービスSPATIOWL(スペーシオウル)のシステムと様々なサービス内容、データ分析や活用事例を紹介した。

常時接続のスマホの普及に伴って、いよいよクルマがつながる時代になってきた。10年以上の胎動の時を経て、ITSが新たなステージに入りつつあることが認識できる講演であった。

 
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