去る10月7日(火)、愛知芸術文化センター大ホールにて「あいち エコ モビリティ ライフ 県民の集い」が開催された。
「エコモビリティライフ」とは愛知県の地域づくりの取り組みの一環として提唱され、自動車や公共交通機関、自転車、徒歩などをかしこく使い分けるライフスタイルのこと。入場無料のオープンイベントということもあり、会場は平日午後にも関わらず多くの県民が訪れており、「EXPOエコマネー」のポイント発行なども行われていた。
第一部の式典では、神田真秋・愛知県知事の挨拶の後、エコモビリティライフのシンボルマークやイメージロゴ、絵日記、標語の応募作品優秀者の表彰式が行われた。
第二部の基調講演では、東京工業大学・藤井聡教授による講演「ふだんの交通の場面から『エコ』を考える」が行われた。藤井教授は自動車利用のメリットとデメリットを改めて明快に提示した上で、自動車をよりかしこく使うことが「エコ」につながると強調。一人ひとりの意識と行動を変えることが重要であると訴えた。
第三部では、愛知県内におけるエコモビリティライフの先進事例が発表された。事例内容は以下のとおり。
○個人活動事例・浅野智恵美 氏
「環境に配慮した持続可能な交通社会(EST)の実現と県民の役割」
○企業活動事例・株式会社デンソー
「エコポイント制度を通じた社員の環境意識の啓発と行動促進」
○鉄道関連事例・豊橋鉄道株式会社
「LRV導入を契機とした地域活性化の推進」
○バス関連事例・大口町
「町内企業と連携したコミュニティバスの運行」
○行政活動事例・愛知県
「あいち エコ モビリティ ライフ推進事業の取組み」
過度の自動車依存社会から脱却し、一人ひとりが自らの交通行動を見直すことで二酸化炭素の排出量問題をはじめ様々な課題を解決していこうとする「エコモビリティライフ」は、息の長い地道な活動が不可欠である。より多くの人々に注目され、その目標に共感してもらうことが、まずは最初の一歩と言えるのではないだろうか。「エコモビリティライフ」推進事業に関連する話題は、今後も引き続きお伝えしていく予定だ。
【安原武志(DAYS Inc.)】
