▼またまた車上狙いにあった。このコラムではこんな話ばかりで実に情けない。今度は事務所の駐車上で、そこはたこつぼのような奥にあり、通常同じマンションのクルマ6台が止まっている。駐車場に入るには事務所の下の通路を通らねばならず、一般の人が出入りするところではない。しかも2Fにある事務所の窓のすぐ下であり、窓を開けていれば物音が良く聞こえるような場所だ。
▼ここに止まっているうちのクルマに装備されたポータブルカーナビをわざわざ狙ったということは、犯人はあらかじめ駐車場に侵入して、入念な下見をしていると想像できる。普通ならこんな奥にあるクルマに何が載っているかはわからないはず。まさかここまで入ってこまいと思っていたこちらに油断があった(もちろん夜間は明るい場所)。となりのクルマは固定式のカーナビで、これは何もされていないのだから、ポータブルカーナビは取り付けてはまずいようだ。
▼今回も車両は旧ステップワゴン(これでこのクルマは3回目)。しかも今回はキーシリンダーがほとんど壊れていない。こじ開けられているのに、鍵穴の外見にもほとんどキズが無く、そのままカギをさせばロックが可能。リモコンも効く。こうなると実際、カギとしては全くの欠陥品ではないのか、という疑問がわく。以前書いたとおりホンダのOという車種のカギは慣れた人間なら一瞬で開けることができるという。ステップワゴンもそうかも。これは製造者責任ものなのでは?
▼とはいえ、3回もやられた当方に問題があるのは間違いない。何らかの防犯対策をとる、あるいは何も持って行かれないように何も載せない、載せたらガチガチに固定するといった対策をとらなかった私の責任です、これは。先日、所有するポルシェにはセキュリティーをつけたのだが、社有車全てにつけるのはけっこうな出費だ。とにかく車内に何も載せないというのが一番の対策だろう。警察によればガラスを割る荒っぽい手口も最近多いというのだから。
▼今回は小銭すら取られていなかった。ネットオークションではけっこういい値で売れるだけに、ポータブルカーナビだけを目的にしているのは明白だ。カギを壊しやすいクルマの情報を仕入れる→盗めそうなクルマの下見をする→窃盗決行→盗品をネットオークションで処分、という一連の流れをこなせば、そこそこいい稼ぎになるのだろう。とにかく盗品の処分が昔より格段に楽になった、というか素人でも可能になったことが、こうした犯罪を増やしていることは間違いない。
▼2回目のコラムで書いたように、ネットオークションは経済に革命をもたらそうとしているが、裏経済ではすでに革命(素人泥棒の増加)が起きているようだ。すでに私は数十万円ものお金を裏経済に貢いでいるわけで、実にトホホである。とにかくポータブルカーナビは狙われやすいので買わない方がいい、ということだけは事実。主力メーカーである九州松下電器にはたいへん申し訳ないが。性能は十分で、簡単に乗せ代えられて大変便利なのでこれからも使い続けたいのではあるが…。













