▲法治国家に住んでいる以上、法律を守らなくてはならないのは事実。しかし法律は絶対的なものではなく、時代や情勢で解釈が変わっていくものだ。ファイル交換ソフトのウィニーを巡る裁判がその一例で、警察・検察側の見解と被告側の見解は対立し、それを決着するため裁判が行われるわけで、法律イコール絶対に正しいものとは私も思っていない。
▲その最たるものが道路の制限速度だろう。速度制限によってスピードが出過ぎることを抑止している実効は認めるが、多くの人はこれを守って走っているわけではない。パトカーだって平気で制限速度以上で走っている。従って警察の速度取り締まり行為に対しては、ひどく不公平感があるのだ。
▲先日この取り締まりで、たいへん腹立たしい思いを感じたので書いておきたい。ある日曜日の午後、私は愛知県内の高速道路を走っていたのだが、日曜日の常で流れは遅く、団子状態で追い越し車線を走行していた。私のクルマの前方にはごくノーマルのスープラ、その前にも何台かおり、イライラしながらも流れに任せるしかない状態で大人しく走っていた。
▲やがて後方からAMGのS55が車線変更を繰り返しながら、乱暴に割り込みをして前に出てきた。よく見かける風景ではあり、苦笑していたのだが、やがてスープラの前に出たS55は、前方のスープラやほかの追い越し車線を走っていた車両と共に、走行車線にいた覆面パトカーを追い抜いてしまった。
▲私はパトカーに気づき、減速して覆面パトカーの後ろへついたのだが、S55とスープラは気づかない。相変わらずS55 は乱暴な運転を繰り返して、それを覆面パトカーは後方で見ていた。やがて前が少し空き、S55を前にスープラ共々加速。当然覆面パトカーもついていく。こうなるとどのタイミングでS55が捕まるかが見物。ところが、S55が走行車線から前方車両を抜くためか、あるいは覆面パトカーに気づいたのか、左車線に入った。そのとたん、なんと覆面パトカーは走行車線のスープラを捕らえたのだ。
▲もうこれは、ヤバそうなS55より大人しそうなスープラを恣意的に狙ったとしか思えず、怒り心頭。次のサービスエリアでスープラに切符を切るなら抗議しようと思い、後を付いて走ったが、路側帯に止めたため、それはできずじまい。覆面パトカーのナンバーを控えることもできず、無念。もちろん警察に抗議しても何も変わらないのはわかっているが。
▲スープラのドライバーはもっと気が治まらないはず。この場合なら速度違反で検挙しなくても、車間距離を詰めた(前車を煽った)というだけでもS55を取り締まることができるはず。私も以前、そういう名目で切符を切られたことがある。弱い者いじめにしか思えない取り締まりに、怒りを覚えずにはいられなかった。
▲警察の従業員も取り締まりの成果にはある程度のノルマが存在しているらしいし(税金を払っている身としては、彼らに遊んでいてもらっては困るので、これは認めたい)、公務員ゆえの保身(トラブル回避心理)もあって、今回のような行為となったのだろう。ただ、多くの人はそんな警察のやり方を後方で見ていた。「卑怯」な警察には誰も税金を払いたくないし、まして反則金など払いたくはないだろう。警察に一言いえる江戸時代の目安箱のようなものはできないのだろうか。









