▼今回は2002年1月の車名別販売ランキングに関して。まずはその順位。
| 1位 | フィット | 13035台 |
|---|---|---|
| 2位 | カローラ | 12030台 |
| 3位 | ヴォクシー | 8123台 |
| 4位 | ヴィッツ | 7871台 |
| 5位 | エスティマ | 7733台 |
| 6位 | ノア | 7579台 |
| 7位 | キューブ | 5274台 |
| 8位 | セレナワゴン | 5149台 |
| 9位 | ステップワゴン | 4808台 |
| 10位 | ウィングロード | 4708台 |
以下、ストリーム、デミオ、マーチ、ファンカーゴ、クラウン、イプサム、オデッセイ、プレミオ、アリオン、MPV、サニー、レガシィ、bB、モビリオ、マークII、エクストレイル、ブルーバード、シビック、リバティ、プレマシーと続く。
▼ この順位を見ると、「2002年最初の月は日産車3車種がトップ10に登場」という新聞報道になるわけで、一見、日産が好調に思えるのだが、登場した3台はどれも旧型ばかり。モーターデイズの試乗記を見ると、キューブは98年2月、セレナは99年7月、ウィングロードは99年6月(ただし、どのクルマも昨年秋にマイナーチェンジをしてはいるが)。ゴーン以前のクルマばかりで、新型車のプリメーラもスカイラインもステージアもまったく出てこないのだ。30位までを見てもマーチ、サニー、エクストレイル、ブルーバード、リバティとエクストレイル以外は古くさい名前が続く。これを見ている限り、日産の復調は信じられない、という感は強い
▼とはいえ、日産車が3車種トップ10入りしたのは99年8月以来とのことで、マイチェンでこれだけ売れたのなら、利益を確保しやすいことは確かだろう。マーチ本体はもちろん、マーチベースのキューブなどは、開発コストの回収も終わって、相当利益率の高いクルマだと思われる。反対にホンダは1位のフィットをはじめとして、新型ステップワゴン、ストリーム、オデッセイ、モビリオ、新型シビックと6台をトップ20に入れ、しかもほとんどが新型。これを見るだけでもホンダの躍進ぶりはわかろうというものだが、利益は大丈夫か。今年ホンダは6万台アップの92万台が販売目標という。
▼しかしここで注意しなきゃならないのは、車種のとらえ方だ。フィットは単一車種で一番売れているのだが、3位のヴォクシーと6位のノアは販売チャンネルが違うだけで、事実上同じクルマ。そこでこれを合計すると15702台となり、ダントツの一位に躍り出て、日本で一番売れているのはノアということになる。このパターンでプレミオとアリオンを同じ車種とすれば、8101台となり、4位に登場。しかし2位のカローラはフィールダーやスパシオといった、セダンのカローラとは明らかに違うクルマを合計したもので、ちょっと2位とはいいがたい。カローラ各車の正確な台数がわからないため、単体のカローラが何位になるのかわからないが、かなり下がるはずなので、上位ランキングは、本当は以下のようになるはず。
1位 ヴォクシー・ノア
2位 フィット
3位 ヴィッツ
4位 プレミオ・アリオン
5位 エスティマ
▼ なんだかんだといいながら新型車を売ってしまうトヨタの底力を思い知るところだ。これを見てもランキングの車種のノミネート方法を、どこかでもう一度見直す必要があると思われる(発表しているのは日本自動車販売協会連合会)。しかしセダン系はプレミオ・アリオンの他はクラウンにサニー、マークIIにブルーバード、シビックだけ、そして3社以外のメーカーはスバルレガシィ、マツダMPVとプレマシーがあるだけ。特に三菱は今年になってもやはり無し。コンパクトカーとミニバンのあるなしでメーカー格差はますます開いてきている。








