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新車試乗記 第 回 ホンダ ドマーニ 16X Honda Domani 16X

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日時: 1997年03月26日

 
 

ついに完成の域に達したホンダマルチマチックが素晴らしい

新しいドマーニは専用車種でなくシビックの兄弟車となった。ようは販売系列によってイメージを変えられたシビックフェリオなのだが、ドマーニのコンセプトは一クラス上にみえる小さな高級車。フロントにメッキグリル、リアに大きなライト、サイドウインドウにもメッキモールがつき高級感を主張する。室内は専用ジャガード地のシートとドアパネル、コンソールとドアに木目もあしらわれている。

さて今回のドマーニを語る上で最も重要なのは、完成度がおおいに高まったCVT・ホンダマルチマチック(ベルトドライブの無段階AT)だ。金属ベルトとプーリーで動力を伝えるこのオートマは、小型車を中心に採用されてきたが、ドマーニは1600cc。小型車には違いないが、かなりの大排気量だ。このクラスでもCVTが十分実用になることを証明している。

photo_2.jpgまず気になる「ヒューン」音がまったくなくなっている。そして絶賛したいのはCVT独自の、「エンジン回転が先に高まって、スピードが後からついてくる」という違和感がほとんど無くなっている事。アクセルにリニアに反応して速度が上がってくるので、4速ATと比べてもそん色のない走行感が得られる。もちろん変速ショックがまったく無しでだ。また以前は出だしに軽いショックがあったが、それもすっかり無くなっている。クリープ現象も違和感なくつけられているし、E(エコノミー)、D(ドライブ)、S(スポーツ)のレンジもそれぞれ特徴ある走りとなる。特に走行中にSに切り替えると、まるでキックダウンのように回転が上がってパワーを発揮できるし、Dの下にはLというレンジもあるから実際には4速存在しているようなもの。これならスポーツCVTという可能性だって考えられる。

photo_3.jpgエンジンは可変バルブVTEC。ホンダマルチマチックとあわせて、ハイテクの固まりが見事に実を結んでいる。この勢いでハイテクに固めたのが、ナビゲーションとオーディオ。取り外し可能なリモコン一つですべての操作を可能にしてあるが、ところがこれが実に使いにくい。よほど慣れないとラジオ一つ聞く事ができないのだ。このあたりはちょっと考えすぎのミステイク。こうした操作系は誰でもが使えるようにごく単純な方がいいだろう。

photo_4.jpgドマーニは1.6リットルのセダンとしてはしなやかな乗り心地、好燃費、快速と非常によくまとまったクルマに仕上がっている。セダンの復権まではまだ遠いだろうが、実力ではすでにセダンはある一線を超えているのでは。へたなSUVに大金をはたくより、絶対にお買い得感は高い。

公式サイト http://www.honda.co.jp/auto/

 
 
 
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