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レクサス IS250C “バージョン L”新車試乗記(第561回)

Lexus IS250C “version L”

(2.5リッターV6・6AT・535万円)

21世紀のカブリオレ!
「C」の付くレクサスで
オープンエアを優雅に満喫!

2009年06月19日

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キャラクター&開発コンセプト

ISベースの電動メタルトップオープン

「IS250C」はスポーツセダンの「IS」をベースに開発された4人乗りオープンモデル。車名の「C」が意味するように、約20秒で開閉可能な電動・3分割メタルトップを採用したコンバーチブルであり、またクーペでもある。

ISシリーズ初の2ドア車だが、レクサスのオープンカーとしては同じく電動メタルトップを採用したSC430(こちらは2分割ルーフ)に続く第2弾となる。ワールドプレミアは2008年10月のパリ・モーターショーで、日本では2009年5月7日に発売された。国内の販売目標は月間100台だが、海外へは北米を中心に世界65ヶ国で販売され、月間1600台を目標とする。

生産拠点はレクサスRX、IS、ES(輸出のみ)を生産するトヨタ自動車九州(株)の宮田工場(福岡県宮若市)。

■参考(過去の新車試乗記 レクサス ISシリーズおよびSC430)
・レクサス IS F (2008年3月)
・レクサス IS350 バージョン S  (2005年10月)
・レクサス SC430  (2005年9月)

価格帯&グレード展開

標準車は495万円、本革シートの「バージョンL」が535万円


ボディカラーは全9色。試乗車はレッドマイカクリスタルシャイン

海外にはIS350Cもあるようだが、日本仕様は2.5リッターV6+6ATの1種類。上級グレードとしてセミアニリン本革シート(ベンチレーション機能付)や本木目パネル等を装備した「バージョンL」を用意する。ヌバック調ファブリックシートの標準仕様は495万円で、「バージョンL」がそれより40万円高い535万円だ。

■IS250C     495万円 
■IS250C “バージョンL”    535万円★今週の試乗車 

オプションは1インチアップの18インチアルミホイール&タイヤ(6万6150円)、プリクラッシュセーフティシステム+レーダークルーズコントロール(14万7000円)、ルーフ開閉時に後方の障害物も検知するクリアランスソナー(4万2000円)など。

パッケージング&スタイル

しっくりくる2ドアスタイル


試乗車はオプションの18インチタイヤ仕様。全高は5mmアップして1420mmとなる

ボディサイズ(セダン比)は全長4635mm(+60)×全幅1795mm(同)×全高1415mm(-15mm)。ホイールベースは2730mm(同)。要するにセダンと大差ないが、もちろんAピラーから後ろはガラリと作りかえてある。細かい話はさておき、クローズド時のスタイリングはなかなかカッコいいのでは。もともとISのデザインはセダンでもスポーティだったので、2ドアボディとは馴染みがいいようだ。

アンバランス感も美しいオープンモード

一方、オープン時はメタルトップ車ゆえに、トランクリッドの盛り上がりとか、長さとかが若干気になるが、こうしたアンバランス感も4人乗りコンバーチブルの世界では昔から味であり、美しさでもあるところ。実用的な後席を維持した点を考慮すれば、これ以上のデザインはないだろう。

5割増?くらいの贅沢感

基本的な内装デザインはセダンと同じだが、前後に長いドアを開けて室内に滑り込む感覚はやはり2ドア車独特のもの。久々の国産「スペシャリティカー」という感じだ。1415mmという全高も今どきのクルマとしては低めで、車内の空間もISシリーズに共通するタイトなものだ。ステアリングからシート、シフトノブに至まで、手に触れるもののタッチは全て上質だが、こういったクルマだとさらに贅沢感が5割増?くらいに感じられる。

内装カラーは標準のファブリック仕様が2通り、「バージョンL」のレザーが5通り。本木パネルの色やステッチカラーも選択できる。外装が赤、内装が白・赤のコンビみたいなド派手な仕様も可能だ。

 

重箱の隅をつつくとすれば、若干気になったのはデビューから4年目に入ったことで内装デザインに新鮮さが感じられないこと。相変わらずパーキングブレーキも足踏み式で、早い段階での電動化が待ち望まれる。

エアバッグは前席に集中して配置。フロント×2、ニー(膝)×2、頭部までカバーするサイド×2の計6個を装備する。

乗降性よし、足もとまずまず。頭上はタイト

ホイールベースがセダンのままということで、けっこう足もとにはゆとりのある2人掛けのリアシート。ボタンを押すだけで電動でフロントシートが最前端まで移動する「ワンタッチパワーウォークインシート」によって、乗降も割とスムーズに出来る。

 

とはいえルーフは低いし、サイドのクォーターウインドウの絞り込みは強いし、トランク部にメタルトップを収納しなくてはいけないし、ということで、クローズド時の頭上空間に余裕はなく、背もたれも立ち気味。圧迫感がないのは救いだが、やはり頭だけは当たってしまう。ただし乗り心地は良いので、小柄な女性や子供ならば割と快適に過ごせそうだ。

 

なお、後席センターコンソール前端のレバーを引けば、おそらくワイヤーで引っ張るのだろう、後席用ヘッドレストが前にパタンと倒れる。これによってオープン時のスタイルが良くなるほか、後方視界も若干良くなる。レバーはドライバーから手が届く位置だ。

ゴルフバッグが1個もしくは2個積めるトランク

メタルトップ車は、オープン時のトランク容量が悩みの一つ。収納したトップが荷室内を占有してしまうからだ。それでもIS250Cは9インチのゴルフバッグ1個を収納できるスペースを確保。クローズド時には9インチのゴルフバッグ2個を収納できるという。開口部も広いため、クーペとして使う場合は荷物の出し入れもしやすい。

 

なおオープンにする時は、トランク内を仕切るボードを立てておく必要がある。「ここまでならオープンに出来ますよ」という目安だが、ボードの足にはセンサースイッチを押すツメが付いており、これが外れていると警告が出て、オープン操作が出来ない。

 

床下には応急用スペアタイヤを収納するが、オプションでパンク修理キットを選択すればここも収納スペースに変身。キャリーバッグのような厚みのないもの(カタログには559mm×356mm×229mmとある)が入るようだ。数字がやたら細かいのは、元がインチ表示(22×14×9インチ)だからだろう。

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