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トヨタ パッソ セッテ G新車試乗記(第545回)

Toyota Passo Sette G

(1.5リッター・4AT・173万5000円)

トヨタ最小パッソが
輝くための!7シーターバージョン、
セッテにノッテみた!

2009年02月14日

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キャラクター&開発コンセプト

パッソ/ブーンベースの7人乗りミニバン

トヨタの「パッソ セッテ」、ならびにダイハツの「ブーン ルミナス」は、両社が共同で企画し、ダイハツが開発から生産までを行う3列シートのコンパクトミニバン。トヨタにはOEM供給という形になり、新車発表は両社共同で2008年12月25日に行われた。

ベースはダイハツが生産を行うトヨタ・パッソとダイハツ・ブーンだが、トヨタ版の車名(イタリア語の「7(Sette)」が由来)が示す通り、「5人がゆったり、7人がしっかり乗れる」ことを目指したものだ。生産はダイハツの京都工場。販売はセッテがトヨタカローラ店、ルミナスがダイハツ各店で行われる。目標販売台数はそれぞれ3000台と500台だ。今後はアジア地域での販売も予定されている。

なお2009年1月の乗用車販売ランキング(自販連発表)では1位のフィット(8723台)に続き、2位にはパッソ(7228台)が前月の7位から急浮上している・・・・・・が、これはパッソにパッソセッテの台数が合算されたからに過ぎない。

思わぬところで「ブーン」つながり


セッテ/ルミナスの発表会はダイハツの箕浦社長(左)とトヨタの豊田章男副社長 が出席した東京会場(ホテル イースト21東京、江東区)、および大阪会場(ウェスティンホテル大阪)で行われた

事実上、車名やバッジ程度しか違いのないセッテとルミナスだが、広告戦略は好対照だ。

セッテの場合、広告コピーは「私たち!輝くための!7シーター。」。7人の20代から30代と思しき女性モデルを前面に打ち出すなど、奥様向けファッション誌のようなノリとなっている。

一方、ルミナスのCM(サファリパーク編)は、田中星児が1976年にカバーした「ビューティフル・サンデー」の替え歌「ビューティフル・サンレツ(3列」」をBGMに使う脱力系。なお「ビューティフル・サンデー」のオリジナルを唄ったのはイギリス人のダニエル・ブーン(Daniel Boone)であり、思わぬところで「ブーン」つながりとなっている。

トヨタ自動車>プレスリリース>パッソ セッテ、ブーン ルミナスを発売(2008年12月25日) http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Dec/nt08_081.html

価格帯&グレード展開

全車1.5リッター・4ATで、149万円からスタート


トヨタ パッソ セッテ G。ボディカラーはアクアマイカメタリック
(photo:トヨタ)

メカニズム的には全車1.5リッター直4・4ATに統一。グレードはセッテの場合、計5グレードあり、ベーシックな「X」、装備充実の「G」、スポーティな「S」、さらに「G」と「S」にアルミホイールやオートエアコン等を省いたレスオプション仕様「C パッケージ」がある。

なお「X」を除く全車に、サイド&カーテンシールドエアバッグを含む6エアバッグを標準装備。VSC&TRCを全車にオプション設定するなど、このクラスの国産車としては安全装備に力が入っている。

【パッソ セッテ】
■「X」        149万円(FF)  /  165万8000円(4WD)
■「G “C package”」 159万5000円(FF)/176万3000円(4WD)
「G」        173万5000円(FF)/190万3000円(4WD)★今週の試乗車
■「S C package」   172万5000円(FF)/189万3000円(4WD)
■「S」        186万5000円(FF)/203万3000円(4WD)


こちらはダイハツのブーン ルミナス

なお、ダイハツ版のブーン ルミナスは3グレード構成で、こちらの価格は153万5000円~207万3000円(4WD含む)だ。

パッケージング&スタイル

サイズはシエンタと同等だが、こちらはヒンジドア

ボディサイズは3列シート・7人乗りにして、カローラより200mm以上短い全長4180mm×全幅1695mm×全高1620mm。実はこのボディサイズ、初代ヴィッツベースの7人乗りミニミニバンであるシエンタより少し(80mm)長くて、拳一つ分(50mm)低いだけ。ただしシエンタは両側スライドドア、セッテはヒンジドアとなる。ホイールベースはシエンタより50mm、パッソより何と310mmも長い2750mmだ。

どちらかと言えば、ずんぐりむっくりなシエンタに対して、ボンネットからルーフまで1本の線でつながるワンモーションフォルムは、ポジティブに言えばスポーティだが、ネガティブに言えば平凡。ウィッシュなどに似ていることも一因だろうが、これほどデザインに特徴のないミニバンも珍しい。ライバルであるホンダ・フリードとは好対照だ。

 

インテリア&ラゲッジスペース

見事に機能的かつ没個性的なインパネ

インパネも見事に機能的ではあるが、見事に没個性的。センターメーター、インパネシフト、割と高い位置に配されたナビモニター、豊富な小物入れ、良好な視界、シートの座り心地など、機能については特に不満なしだが、きわめて印象の薄いデザインとなっている。

なお、トヨタの新型車では珍しく、キーフリーシステム装着車でもエンジンスタートボタンはない。キーシリンダー部のノブをグイッと回すタイプだ。

作りに割り切りのある後席。10万5000円でリアDVDシステムを用意

50:50分割式のセカンドシートも、可もなく不可もなく。どちらかと言えばクッションは平板で薄く、期待を越えるものではない。中央席のヘッドレストは何と「片持ち」式。ヘッドレストを付けたまま左右のシートを別々に動かせるよう、右側の背もたれのみから2本のステーで支えるものだ。これは左ハンドル仕様との部品共用を図ったものだろうが、いかにもとってつけたような作りで、ヘッドレスト下側の生地には国内仕様には不要な穴が空いているなど、コスト優先の割り切りが感じられる。

一方、ベースグレードを除き、助手席のシートバックにはティッシュボックスを入れる専用ポケットが備わる。また、最も安い「X」グレードを除き、カーテンシールドエアバッグが全車標準となるのは良心的だ。

天井にはDVDプレーヤー内蔵の7インチワイドディスプレイをつり下げるリアエンターテイメントシステム(10万5000円のオプション)を全車に装着できる。つい数年前までは一部の高級車にしか用意されなかった装備だ。このDVDプレーヤー、後席からディスクの入れ替えが出来るのがいい。

サードシートはあくまで「+2」

セカンドシートは150mmの前後スライドが可能。これによってサードシートに人が座った場合でも、室内長を「分け合う」ことができる。そうすればサードシートでも足の置き場に困ることはなく、それほど窮屈さはない

しかしこのサードシートの弱点は、座面の高さやクッションの厚みがまったく足りないことだ。写真を見ても分かるように、太ももから膝までまったくホールドされないため、座布団の上に体育座りしたような落ち着かない姿勢を強いられる。結局のところ、サードシートはあくまで「+2(プラスツー)」。奥様7人でのお出かけは、ぜひ近場で済ませたい。

5人乗りワゴン的な荷室

全長の短さを思えば妥当だが、サードシート使用時の荷室容量はほぼ皆無。サードシートを畳んでしまえば、最大奥行き895mmのステーションワゴン的な荷室が広がる。ただしヘッドレストを抜いたり、両側のストラップを引くのが少々面倒。また左右一体型なので、片側だけ倒すという芸当は出来ない。

さらにセカンドシートの背もたれを水平に畳めば、最大奥行きは1810mmになる。ある意味、サードシートの居住性を犠牲にして得たのが、この広大な荷室だ。セカンドシートとサードシートとの間には大きな隙間があり、そのまま寝そべるには適していないが、あくまでステーションワゴンではないから無視できるだろう。

全車スペアタイヤレスだが、オプション装着も可

なお、基本的にはスペアタイヤレスなので、荷室床下にはパンク修理キット、ジャッキ、ちょっとした収納スペースがあるだけ。さらにボディパネルを挟んでその下、リアサスペンション(トーションビーム)からバンパーまでの空間にもほとんど何もない。実はここには海外向けでスペアタイヤが吊されるらしく、国内仕様でもメーカーオプションでスペアタイヤ(2万1000円)を装着することが出来る。

基本性能&ドライブフィール

4ATだが、CVT的にショックレス

試乗したのは装備充実の「G」グレード(FFで173万5000円)。パワートレインは全車同じで、エンジンはダイハツ製の1.5リッター直4「3SZ-VE」(109ps、14.4kgm)。変速機はCVT・・・・・・ではなく、パッソやbBと同じ4ATとなる。これは明らかにコスト削減のためだ。

この「3SZ-VE」は、設計年次の比較的新しいエンジンで、小型SUVのダイハツ・ビーゴ/トヨタ・ラッシュや2代目bBから採用されているもの。ボア×ストローク:72.0mm×91.8mmの超ロングストローク型で、トヨタ定番の1.5リッター「1NZ-FE」(75.0mm×84.7mm)と出力はまったく同じながら、トルクは若干(0.3kgm)上回る。なおプラグはイリジウムで、指定交換サイクルは10万km毎だ。

スペック通り、走らせた印象はトルキーで、アクセルを踏めばキックダウン要らずで力強く加速する。静粛性も高く、街中で乗る限りは何の不足もない。トルコン4ATはこのクラスの国産新型車では希少になりつつあるが、変速ショックは皆無。予備知識がなければCVTと信じてしまいそうだ。シーケンシャルモードに入れて積極的にマニュアルシフトでもしない限り、4ATである「証拠」は見つけにくい。

ロングホイールベースで安定第一

ワインディングではそれなりに負荷をかけてみたが、見た目によらずしっかり走る。ハンドリング自体はシャープでも何でもないが、ステアリングを切った方向に割と素直に曲がってくれる。これは試乗した「G」および「S」に標準のブリヂストン・ポテンザRE040(185/55R15)の性能もあるだろうが、おそらくホイールベースがbBより210mm、パッソに比べて310mmも長いことが要因だろう。試乗車にはVSC&TRCが装着されていたが(2WD全車にオプション装着可)、作動するのは主にトラクションコントロールが主のように思えた。

少々気になったのは、単にアンダーステアなだけでなく、ブレーキを残しながらコーナーに入ってゆく時などに、何となく前輪に荷重が乗らないこと。ABSの介入も早く(これもVSCの仕業か?)、結果として減速も旋回も一瞬遅れるので、次のコーナーからは慎重にスピードコントロールせざるを得ない。これもロングホイールベースの副産物か、あるいは女性用ミニバンということで安定サイドに振ったことの表れか。もちろん一般的な走り方では何ら問題はない。

高速域の直進安定性は今ひとつ

高速道路ではロングホイーベースによるフラットな姿勢、まずまずの乗り心地や静粛性、しっかり感のある足まわり、3速に落とすまでもなく4速で十分加速してくれるエンジンなどが相まって、淡々と平和に走ってくれる。

ただし法定速度を上回る速度域では、接地感がおぼつかなくなり、それ以上飛ばす気にはならない。追い越し加速にも力不足を感じるが、そこにパワフルな加速を求めるべきクルマではない。

4ATゆえに燃費は今ひとつ

今回は約130kmを試乗。いつもの試乗コースを走って車載燃費計は9.0km/Lを表示。これはトヨタ車で一般的な「給油後の平均燃費」(途中でのリセットが不可能)というもので、撮影時の移動も含む今回はやや不利に出ている。ただし純粋な試乗でも最後まで9.0km/L前後を上下していたので、十分目安になるだろう。10・15モード燃費は15.6km/Lだ。

ちなみに先回試乗した新型の日産キューブ(CVT)は同じ1.5リッターで車重も10kg軽いだけだが、試乗燃費は同様の区間で11.3km/L、10・15モード燃費は19.2km/Lと、セッテより2割ずつ良好だった。また直接のライバル車であるフリード(CVT)は車重が100kgほど重いせいか、10・15モードはセッテと大差ないが(それでも16.4km/L)、過去の試乗では11km/L台を楽に維持できた。これほどの差が生じた最大の要因は、言うまでもなく変速機の違い(セッテが4AT、キューブやフリードがCVT)と考えていいだろう。

ここがイイ

(当然ながら)小さな3列シート車であること。後席用DVDプレーヤー


(photo:トヨタ)

お手軽価格の3列シート車が一台増えたこと。クルマ好きにはほとんど関係がないといえるタイプのクルマだが、子育て世代にとって3列シートは、例えほとんど3列目を使わないにしても、必需品だからだ。それでいてダウンサイジング&ローコストのカーライフが主流の昨今、このようなミニ・ミニバンは「大きなミニバンは無駄」という人に相当ニーズが高いと思われる。奥さんが乗るための一家に一台として、またスポーツカーを持つお父さんのファミリー用セカンドカー(主ドライバーは奥さん)としても理想的だろう。

後席からDVDを出し入れできる、ナビとは独立した天井設置のDVD再生装置は、これまた子育て世代の必需品。10万5000円なら安いといえるのでは。付属のワイアレスヘッドフォンなど、まるで激安ショップで売られているチープさだが、レクサスではないのだし、まあこれでいいかと思う。この手のものは子供が壊してしまいがちだから、安物の方がありがたいというもの(ただし価格は100円ではなく、単体で7875円だから壊すとけっこう高くつくが)。フロントにナビをつければ、前後席で別のソースを楽しめるというのもいい仕掛けだ。もちろん前後を連動させることもできる。

ここがダメ

車両価格に見合わない純正ナビの価格、4ATの採用(燃費)、作りやデザイン


(photo:トヨタ)

とはいうものの、フロントのG-BOOKmx対応HDDナビ(12セグ地デジチューナー付)の値段は29万4000円と、車格にまったく似合わない。149万円(一番安いグレード)のクルマに車両価格の2割にも及ぶ価格のナビをつける人は、かなり少ないだろう。さらにリアのDVDも追加すると、約40万円! 合計で200万円近いクルマになる。むろん上級グレードでは軽く200万円をオーバー。となれば、6人乗れなくてもいいからDVDも後付けにして、例えばだがホンダ・インサイトでも買おうか、という選択も出てくる。もちろんインサイトだってナビをつけると200万を優に超えるのだが。

また純正ナビはブルトゥース経由でならソリッドオーディオが流せるのだが、USB端子はない。ディーラーオプションのナビはその多くがSDカード対応だが、やっぱりUSBはない。

4ATの採用により、燃費を落としていることも考え物。本文中では新型キューブやフリードと燃費比較をしたが、例えば同じ1.5リッターでCVTを採用するカローラアクシオ(車重1130~1140kg)の場合、10・15モード燃費は15%ほどいい18.2km/Lだ。4ATによって少なくとも1割から2割の燃費ダウンを招いているのは確かなので、燃費を気にするユーザーは一考の余地がある。また、まったくジャンルが異なるクルマだが、200万円前後で買える新型インサイトならば10・15モードは30.0km/L、実燃費は開発スタッフによるとおおよそ18km/Lくらいらしい(シビックハイブリッドとプリウスのほぼ中間値で妥当なところ)。となるとインサイトなら燃料費はセッテの約半分で済むことになる。

なお細かい点だが、途中で(任意で)リセットできない「給油後の平均燃費」計も使いにくい。トヨタ車に多いタイプだが、最近試乗した新型レクサスRX350には、リセット可能な平均燃費計(いわゆるマルチインフォメーションディスプレイ)が付いている。給油ごとに自動リセットする方法にもメリットはあるだろうが、やはり計測区間は自由に設定できる方がいい。

室内からAピラーの付け根を見ると、なぜか樹脂パネルの隙間からボディの一部、つまり外装色に塗られた鉄板がチラリと見える。こういうあたりとか、全体の雰囲気が何となくアジアンカー的に感じられるのは、先入観があるからだろうか。ドライバーにオシャレなママを想定しているのだが、そういう人がこのクルマを見てオシャレとか、カッコいいとか、カワイイとか思うのだろうか。

総合評価

郊外都市に在住する奥さん方の心をくすぐる展開

普段あまり乗らない電車に、先日久々に乗ったところ、セッテの中吊り広告があった。まるで週刊誌の中吊り広告のようなデザインで、これは明らかに働く女性に向けた効果的な広告だと思った。走りがどうのというクルマではないから、こういう普段のクルマにはない告知方法は意味があるだろう。またwebキャンペーンではセッテの他にショッピングセンターイオンのお買い物券が当たるというクイズも。さらにイオン店頭のハガキで応募するとオーブンやらデジカメが当たる。東京23区のような都会ではなく、クルマが必需品でイオン文化圏でもある郊外都市在住の奥さん方の心をくすぐる展開だ。

やはり週刊誌的なデザインが施されたメーカーのホームページによれば、セッテが奥さんに喜ばれるのは、小回りがきく、バックでドアミラーが下向きになる、9色のボディカラー、ミニバンなのにスマートなスタイリング、7人乗ってもゆったり、後席用テレビとDVDプレーヤー、上品でシックなインテリア、エアフィルター付きオートエアコン、広い荷室、豊富な収納、キーフリーシステム、乗り降りしやすい高めのシート高、ISOFIXチャイルドシート、事故を未然に防いでくれる機能(VSCなどのこと?)とのこと。

そして「家事・子育て、たまには休んでる? 女友達と出かけよう!」「主婦だってママだってきれいになれる だんな様のためにキレイになろう」「私たち、主婦で、ママで、女です。」「オシャレに輝く!わたし流ライフスタイル」などというコピーと共に、きれいなカリスマ主婦モデルたちが微笑んでいる。これもまた郊外都市在住の奥さん方の心をくすぐる展開なのだろう。

「アラフォー」の目にはどう映る?

しかしこれら東京のカリスマモデルたちがセッテに乗るのだろうか。そして今でもやはりこういう夢売り型CMは、アラフォー世代の女性に効果が高いのだろうか。また、なんだかちょっと前の地方ファッション誌が使っていたような垢抜けないコピーの数々も、たぶん意図的に使われていると思うのだが、これでいいのか、と思わずにいられない。ダイハツの方(パンフレットなど)には外国人ファミリーが使われているが、まだこちらの方が違和感がないのは、デイズには同じアラフォーでも男性が多いからか。

愛知県は豊田市はもちろん、名古屋を含めてトヨタ城下町(の市町村)ばかりだ。トヨタ関連で働く人は10人に1人ではきかないだろう。トヨタ車が売れまくっている間は、奥さんたちはトヨタ車以外のクルマに乗れた。ダンナがトヨタ車に乗っているなら、奥さんは小粋なフランス車に乗る(例えばルノー・カングーはよく売れたという)なんてこともできたものだ。でも今後は「バイ・トヨタ」がかなりきつくなるだろうから、その際にセッテはぴったりか。まあそれで景気がよくなるのであれば仕方のないことかもしれないが、一度フランス車に乗ってしまった奥さんの目にはこのセッテ、どう映るのだろう。

そうはいってもトヨタらしいそつのない作り、強い個性のないデザイン、乗っていて何も不満がない十分な性能、便利な機能というあたり、クルマとしては何ら不満なく、まさに家電的なクルマだ。走るパナソニック、いやサンヨーというか・・・・・・。作っているダイハツも自社ブランド車ではないだけに、何となく遠慮があって最大公約数で作っているような感じがする。軽自動車作りで見せるダイハツならではの鋭さが感じられないのは残念だ。

試乗車スペック
トヨタ パッソ セッテ G
(1.5リッター・4AT・173万5000円)

●初年度登録:2009年1月●形式:CBA-M502E(-HQGE) ●全長4180mm×全幅1695mm×全高1620mm ●ホイールベース:2750mm ●最小回転半径:5.2m ●車重(車検証記載値):1190kg( 720+470 )●乗車定員:7名●エンジン型式:3SZ-VE ● 1495cc・直列4気筒・DOHC・4バルブ・横置 ●ボア×ストローク:72.0×91.8mm ●圧縮比:10.0 ● 109ps(80kW)/ 6000rpm、14.4kgm (141Nm)/ 4400rpm ●カム駆動:タイミングチェーン ●使用燃料/容量:レギュラーガソリン/42L ●10・15モード燃費:15.6km/L ●JC08モード燃費:-km/L ●駆動方式:前輪駆動(FF) ●サスペンション形式:前 マクファーソンストラット/後 トーションビーム ●タイヤ:185/55R15( Bridgestone Potenza RE040 )●試乗車価格:227万0500円( 含むオプション:VSC&TRC 6万3000円、ディスチャージヘッドランプ 4万7250円、HDDナビゲーションシステム+バックガイドモニター+ステアリングスイッチ 29万4000円、リアエンターテイメントシステム<DVDプレーヤー付7型ワイドディスプレイ、ワイヤレスリモコン、ワイヤレスヘッドフォン2個、ビデオ端子、白色LED照明> 10万5000円、ETCユニット 2万6250円 )●試乗距離:130km ●試乗日:2009年1月 ●車両協力:トヨタ自動車株式会社

 
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