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ランドローバー レンジローバー 5.0 V8 スーパーチャージド ヴォーグ新車試乗記(第695回)

Land Rover Range Rover 5.0 V8 Supercharged Vogue

(5.0リッターV8 SC・8速AT・1490万円)

オールアルミのボディを得て
オールテレインを突き進む
オールニューレンジに試乗!

2013年05月24日

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キャラクター&開発コンセプト

SUV初のアルミ製モノコックを採用した4代目


新型レンジローバー
(photo:ジャガー・ランドローバー・ジャパン)

2012年8月に発表、日本では2013年3月2日に発売された新型レンジローバーは、初代(1970-1996年)、2代目(P38a型、1995-2002年)、そして先代の3代目(L322型、2002-2013年)に続く、4代目(L405型)。

11年ぶりにオールニューとなった新型は、SUVで世界初のオールアルミ製モノコックボディを採用。ホワイトボディ単体では先代のスチール製モノコックより39%軽く、車両重量では新旧V8自然吸気モデル同士の比較で190kg軽量化している。

新世代5リッターV8エンジンと8速ATを採用

ガソリンエンジンには、ジャガーのXJやXF、先代レンジの最終モデル(2009~12年)でおなじみの新世代5リッターV8・直噴の自然吸気(NA)およびスーパーチャージャージドを採用。変速機は従来の6ATから、最新のZF製8ATになった。また、路面状況に合わせて走行モードを変更できる「テレインレスポンス」は、運転状況や路面に応じて自動的にモード切り替えを行う「テレインレスポンス2 」に進化している。

なお、ジャガー・ランドローバーは2008年からインドのタタ・モーターズの傘下にあるが、新型レンジローバーは英国のランドローバー開発センターで開発。実走テストはニュルブルクリンクも含めて20ヶ国以上で18ヶ月間行われ、走行距離は述べ数百万kmに達したという。生産はランドローバーの本拠、英国ソリハル工場に最新のアルミボディ生産設備を導入して行われている。

■過去の新車試乗記
ランドローバー レンジローバー (2002年7月更新)

 

価格帯&グレード展開

5リッターV8のNAおよびSCを用意。1230万円からスタート


試乗したのは5.0 V8 スーパーチャージド ヴォーグ。ボディカラーは全15色で、写真はフジ・ホワイト

海外では、フォード由来のターボディーゼル(V8およびV6)もあるが、日本仕様は5リッターV8ガソリンのみ。自然吸気(375ps、52.0kgm)の「5.0 V8 ヴォーグ」(1230万円)、同スーパーチャージャー(510ps、63.8kgm)の「5.0 V8 スーパーチャージド ヴォーグ」(1490万円)、そのスーパーチャージドにセミアニリンレザーシートや22インチタイヤ等を奢った「オートバイオグラフィー」(1670万円)の計3グレード。

■5.0 V8 Vogue     1230万円
■5.0 V8 Supercharged Vogue  1490万円
■Autobiography        1670万円

3リッターV6スーパーチャージドも追加か

また、海外では2013年第3四半期から、新開発の3リッターV6直噴スーパーチャージド・ガソリン仕様(340ps、45.9kgm)のデリバリーが始まる予定。0-100km/h加速7.4秒、最高速度210km/hの俊足ながら、燃費はアイドリングストップ機能も手伝って5リッターV8・NAに比べて15%優れるとのこと。変速機はV8モデルと同じ8ATになる。将来的にはこれがV8・NAに置き替わる模様だが、日本での受注およびデリバリー時期は未定。

また、2013年後半には、欧州市場にディーゼルハイブリッド車も導入予定とのこと。

 

パッケージング&スタイル

ちょっぴりロー&ワイドな印象に

新型の特徴は、横長のヘッドライトやフロントグリル、若干ロー&ワイドになったスタイリングなど。歴代レンジで受け継がれてきたクラムシェルボンネットやフローティングルーフといったモチーフは継承されているが、先代にあったフロントフェンダーのスリットは、構造上不要になったとのことで、フロントドアにアクセントとして残されている。

 

ボディサイズは先代と大差なし。全長約5メートル、全幅2メートル弱、全高1.9メートル弱というサイズは、先代(最終モデルのヴォーグ)より35mm長く、30mm幅広く、背は15mm低く、ホイールベースが40mm長くなった程度。もちろん、エアサスペンションで乗降時には最低地上高を低く、悪路走行時には高く、高速走行時にはまた低く、という具合に車高は可変する。

 

ヘッドライト形状はどちらかというと縦長だった先代に対して、新型は横長

上下二分割のリアゲートや対地クリアランス重視のリアバンパー形状は従来通り

Cd値(空気抵抗係数)は先代より10%向上して0.34
 
    全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) WB(mm) 最小回転半径(m)
メルセデス・ベンツ G63 AMG 4575 1860 1950 2850 6.2
ポルシェ カイエン (2010-) 4845 1940 1710 2895
先代レンジローバー
(数値はヴォーグ最終モデル)
4970 1955 1880 2880 5.7
新型レンジローバー(2013-) 5005 1985 1865 2920 6.1
 

インテリア&ラゲッジスペース

古典的マテリアルとハイテク感の融合


伝統のコマンドポジション、つまりオフロード走行時にクルマの周囲を見わたせるような高めの着座位置はそのまま

内装デザインは、エクステリアと呼応するようにスクエアかつクリーン。高級感よりも、むしろ品や抑制を感じさせるのが英国流か。4枚のドアは、閉めるときにソフト・ドア・クローズ機能でスッと静かに閉まる。

その一方で、フルカラー液晶のメーターパネルやジャガー譲りの回転式シフトセレクター(ドライブセレクト・ロータリーシフト)を採用。古典的マテリアルとハイテク感の融合といったところ。

 

メーターパネルは12.3インチのフル液晶

運転状況や路面に合わせて最適なモードを自動選択してくれる「テレイン・レスポンス2 オート」

ジャガーと同じドライブセレクト・ロータリーシフトを採用
 

8インチ高解像度タッチスクリーンはデュアルビュー機能付。走行中でも助手席からテレビが見える

センターコンソールを縁取るように光るLEDムードライトを装備。色は10種類から選べる

計5個のデジタルカメラを車両の周囲に配置して死角をカバー(写真は夜間)
 

パノラミックルーフ(NAモデルは25万円。スーパーチャージドは標準)は電動スライディング式で半分開く。電動ブラインドも装備

レッグルームが拡大されたリアシート。オプションで2人掛けの「エグゼクティブクラス」シートも用意

フロントシートは20ウェイ電動。オプションでマッサージ機能も備える
 

後席背もたれは3分割で畳める。トノカバーが遠く、手が届かない

床下には巨大なテンパースペアタイヤを搭載

リアゲートは伝統の上下分割式で、上下ともに電動
 

基本性能&ドライブフィール

パワーウエイトレシオは5kg/ps未満。さりげなく速い

試乗したのは最高出力510ps、最大トルク63.8kgmを誇る「5.0 V8 スーパーチャージド ヴォーグ」(1490万円)。小柄な人だと、少しよじ登るような感じで運転席へ(つかまるところがない)。ダッシュボードの始動ボタンを押すと、「ククククッ、シュワーン」と、小気味いい音でエンジンが目覚める。

今やこのクラスのスーパーチャージャーに、一昔前のスーパーチャージャーにはあった回転フィーリングの重さや、「ミャーン」という独特の作動ノイズはない。知らなければ、自然吸気エンジンだと思って乗ってしまいそうなくらいレスポンスやサウンドは自然。

 

新開発のZF製8AT(8HP70型)は、「8段クロスレシオ」と謳うように、小さなステップ比による変速ショックの少なさが自慢。エンジン自体は先代最終モデルと変わらないから、パワートレインに限ればこのATの8速化が目玉とも言える。

その加速感はとにかく滑らか。アクセルをゆっくり踏み込むと、さざ波のようなエンジンサウンドと共に、ふわぁーと穏やかに加速。あるいはガツンと踏み込めば、シュワン!と瞬時に数段まとめてシフトダウンし、加速感こそ大してないが、スピードメーターの針は尋常じゃない勢いで伸びてゆく。パワーウエイトレシオはスーパーチャージドで4.94kg/psだから、さもありなん。怒涛のように、ではなく、さりげなく速い。

ちなみに新型の0-100km加速は、5.0リッターV8自然吸気で6.8秒。また、このスーパーチャージドでは5.4秒を誇る。車重2520kgのクルマとしては空恐ろしいほど速い。

アンダーステアはほとんどない

軽くなったと言っても、依然ヘビー級なのは変わらない。NAモデルは先代より190kg(約8%)軽くなったが、車重は2350kg。スーパーチャージドの方は110kg(約4%)軽くなっているが、2520kgある。

それでもやはり乗ってみると、軽くなったなぁ、と思えてしまう。その印象にボディのアルミ化がどれくらい効いているかは分からないが、とにかく驚くのがアンダーステアの軽さ。カイエンもビックリというくらい2.5トンの巨体が俊敏に曲がり、間違いなく電子制御による各種介入のおかげだが、アンダーステアはない、と言いたくなるほど、リアにスッとスリップアングルが付く。ここだけ物理の法則が適用されないかのよう。

ストッピングパワーも強力で、21インチのグッドイヤーF1をロック寸前まで使う勢いで、ガツンと止まる。フロントブレーキキャリパーは6ピストンのブレンボ製で、ディスク径はフロントが380mm、リアが365mmもある。

100km/h巡航を1500回転弱でこなす

高速道路では、エアサスペンションによるゆったりした乗り心地、そして静粛性の高さが実感できる。100km/h巡航は8速トップで1500回転弱(1450回転くらい)。80km/h巡航なら1200回転弱でできる。エンジン音、ロードノイズ、風切り音は共にミニマムで、快適にどこまでも走ってゆけそう。ちなみに最高速(UK仕様)はV8・NAが209km/h、スーパーチャージドが249km/h。

なお、全車速追従機能付きの「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」や、前方の走行車両が減速して停止した場合、自動ブレーキを踏む「キューアシスト」といった先進安全装備は、全車オプション(29万円)。試乗車には装備されていて、快適な高速巡航が可能だった。新型レンジを買って、この快適な巡航性能をフルに味わうなら、ACCは必須。

渡河性能は水深900mmにアップ


最低地上高は通常時が220mm。エアサスで上げた時は先代より17mm増えて303mm

オフロード走行性能についても簡単に紹介。

新型レンジの4WDシステムは、ベベルギア式センターデフを備えた電子制御フルタイム4WD。前後トルク配分は50:50から、状況に応じて可変する。もちろん2段の副変速機を装備しており、60km/hまでなら走行中でもハイとローの切り替えが可能。

また、サスペンションストロークは前輪で260mm、後輪で310mm。電子制御のエアサスペンションが状況に応じて足を伸ばしたり縮めたりして、車体姿勢の安定と接地性の確保に努める。

ランドローバー自慢の「テレイン・レスポンス」は、新世代の「テレイン・レスポンス2」に進化。走行モードは、以下の5種類になる。

 

車高リフト時。オフロードモード時のアプローチアングルは34.7度、ランプブレイクオーバーアングルは28.3度、ディパーチャーアングルは29.6度

・1:ジェネラル(オンロード)
・2:グラス(草地)/グラベル(砂利道)/スノー(雪道)
・3:マッド(泥濘路)/ラッツ(轍)
・4:サンド(砂地)
・5:ロック クロール(岩場)

また、テレイン・レスポンス2には、新しくオートモードが備わり(自然吸気はオプション、スーパーチャージドは標準装備)、路面状況に応じて、最適なモードを自動選択させることも可能になった。

また、実際に使うかどうかはともかく、渡河水深限界値は先代より200mm増えて900mmを確保。これはタイヤが水没し、ドアも半分ほど浸かってしまう水位だが、それでも大丈夫なようにドアシール、エンジン・ベルト類、オルタネーター、エアコン・コンプレッサー、パワステ・ポンプ、スターターモーターは防水仕様になっている。

試乗燃費はJC08モード超えの6.0~6.5km/L

今回は約200kmを試乗。参考までに試乗燃費は、一般道から高速道路、ワインディングまで、いつものパターンで走った区間(約90km)が6.0km/L。また、一般道を大人しく走った区間(約30km)が6.5km/L。また、参考までに高速道路を80~110km/hで走った区間(約40km)は、10.0km/Lだった。

なお、JC08モード燃費は、自然吸気モデルで5.8km/L、スーパーチャージドで5.3km/Lだから、今回の試乗燃費は初めてモード燃費を上回る、という結果になった。もちろん、街中のストップ&ゴーだけでは5km/Lを割ってしまうが。

タンク容量は101リッターと巨大なので、実質的な航続距離は400~500kmくらいか。ガソリンスタンドでは1万円札を入れてもお釣りが出ない可能性大。

 

ここがイイ

最新ハイテク車であること。パワートレイン

すべてが一新されて、最新最良のクルマとなっていること。現在ある、ほとんどの最新装備が載っかっている。インパネにシフトレバーがないのもいい。ジャガー・ランドローバーだけがロータリー式のシフトセレクターを採用しており、これでまったく何も問題ないのだが、なぜ他はやらないのだろう。オフロード走行パターンもロータリー式のセレクターで選択できるし、というようなわけで、「新しいクルマ」感は強い。

ジャガーと同じ新世代5リッターV8は大パワーながら、大人しく走った時の燃費がいい。車重2.5トンの超高級4WD車で、一般道を6km/L台、高速道路を10km/L台で走るなら、とりあえず納得できるのでは。また、丁寧に走らせた時の穏やかなレスポンスや、滑らかな回転フィーリングもいい。また8速ATも実にいい仕事をしてくれる。V12が量産車から消えつつある今、それに代わる最高クラスのパワートレイン。

ここがダメ

押し出しが弱くなった。サラウンド・カメラシステム

デザインに関しては、「エレガント」になった分、先代より押し出しが弱くなった印象。先代にあった未来的で、ちょっとミリタリーで、戦隊チックな雰囲気がなくなった。もう少しオトコの物欲に訴える造形があっても良かった気がする。

どこをどう映しているのか、一瞬ではよく分からないサラウンド・カメラシステム。各カメラの画像を合成して真上から見た映像にするアラウンドビューモニターみたいなモードがあると良かった。また、タッチパネルで操作するナビは、もう少し動きをスムーズにしないと、今どきのスマホ時代は厳しいと思う。

総合評価

11年分の進化

考えてみれば、先代レンジローバーの試乗は、11年も前のこと。この11年間にはいろんな事があった。が、月日は走馬灯のごとく過ぎていく(走馬灯って見たことないが)。そういえば当時、モーターデイズが11年後にあるなんて思っていただろうか。いや、あるにはあるが、大きく変わっているだろうと思っていた。しかし、あいも変わらずこうして試乗記を書いているわけで、こうなると雑誌のことをオワコンだなどと言えなくなってしまう。モーターデイズを運営しているデイズだって老舗のホームページ屋としてまだ存在している。ネット企業で老舗なんて、なんだかギャグにしか思えないが、もう15年も変わらずホームページ屋をやっているわけで、なんというかもう。それでも少しずつは進化している、ような気がするのだが……。

クルマだって同様だ。2003年に「インテリジェントカー」という、当時の先端カーを取り上げたムックを作ったが、それ以後、思ったほどの進化が実感できていない。しかしここに来てやっと、当時考えていたような「ハイテク(これももはや死語か)車」が最新モデルとして登場しつつある。つまり本当に少しずつ進化してきたクルマも、10年スパンで見れば大きく変化したと言えるわけだ。レンジローバーの場合は11年ぶりのフルモデルチェンジゆえ、この11年分を一気に超えてきた。レンジローバーの伝統的アイコンをきちんと残した上で、見事に最新「ハイテク車」となった。そこが今回のハイライトだろう。

価格に十分見合っている

ハードウエアの進化は本文に書いた通りだが、フルチェンジしてもカタチとしては誰が見てもレンジローバーと分かるあたり、いいものは変えないというポルシェ 911やフォルクスワーゲン ゴルフと同様で、日本車には追従できないところだ。ただ、伝統的なカタチゆえにあった、古臭いがゆえの味みたいなものは、新型ではすっかり消えているように思う。モダンになった分、無骨さみたいなものが薄れたように思えるのは、まだ目が慣れないため、なのだろうか。

インテリアに関しても、その価格からモノすごい高級感を期待すると、ちょっと外れる。しかしこれも伝統的な個性といえそうで、先代の試乗時もそんなに豪華とは思わなかった。また今回の試乗車はインテリアパネルがグランドブラックという漆黒のウッドだったが、これが一般的なブラウンの木目で、リアシートも木目のセンターコンソールがあるセパレートタイプだったりすれば、印象は大きく異なるだろう。シートもブラウン系やアイボリーといったカラーだとより高級に見えそうだ。

 

(photo:ジャガー・ランドローバー・ジャパン)

一見して巨大なサイズにたじろぎ、よじ登って座席に座るのだが、座ってしまえばそのサイズ感は気にならなくなり、まったく取り回しやすい。スクエアなボディは車両感覚をつかみやすく、唯一気になる後方視界もカメラやセンサーがあるので気が楽だ。この扱いやすさはレンジローバーの伝統通り。また、久々にこういうクルマに乗ると、何よりその見晴らしの良さは魅力だと思う。クルマは地をはうように低いものより、日常的には視点の高いほうがやっぱり何かと便利で快適だ。

しかもこれでワインディングが速い。結構楽しめてしまう。これぞ恐るべき11年の進化。ゆったりした乗り心地を楽しめて、走りまでも楽しめるというクルマは、そうはない。しかもレンジローバーの場合は、世界屈指の本格オフロード車でもある。高級車、クルーザー、ハンドリングマシン、オフローダー、ハイテク車と、すなわち「全部のせ」状態。それでいて、いつもひどい数値になる我々の試乗で、初めてJC08モードを超えた好燃費(むろん大排気量としては、だが)を誇る。これぞ真のスーパーカーだろう。その意味では価格に十分見合っているのでは。

景気の善し悪しは庶民には関係ない

ここ10年、景気は良くなったり悪くなったりしてきたとされるが、実感としてはそう良くなった時があったようには思えない。昨今もアベノミクスと騒がれてるが、庶民感覚では?も。それでも、富裕層にはそれなりに実感があるようで、高級車は好調に売れている。つまり景気の善し悪しは庶民には関係なく、富裕層に影響するということのようだ。そんな富裕層にまた1台、購入候補車が増えたわけで、株でしっかり儲かったのであれば、ぜひこのクルマをお求めいただきたい。あまり変わっていないように見えるクルマという商品も、10年で大きく進化したと知ることが出来ると思う。

このようにクルマは、最新車ともなれば大きく進化したが、日本社会は11年前の原稿をそのまま読んでも何ら違和感がないあたりが厳しい。「こうしたお金のある熟年、高齢者の消費だけが唯一日本の経済を救う方法だと思う。どんどん買ってもらいたいものだ。(中略)ありがちな締めで申し訳ないが、ここまでどん底になった不況日本でも、お金はあるところにはあるものだとつくづく思う」。頑張ればレンジローバーだって買える、そんな時代がまた来てほしいと思ったりもするが、その発想自体がすでにオワコンなのかもしれない。

 

試乗車スペック
ランドローバー レンジローバー 5.0 V8 スーパーチャージド ヴォーグ
(5.0リッターV8 SC・8速AT・1490万円)

●初年度登録:2013年3月●形式:ABA-LG5SA ●全長5005mm×全幅1985mm×全高1865mm ●ホイールベース:2920mm ●最小回転半径:6.1m ●車重(車検証記載値):2520kg(1300+1220) ●乗車定員:5名

●エンジン型式:508PS ●排気量・エンジン種類:4999cc・V型8気筒DOHC・4バルブ・直噴・スーパーチャージャー・縦置 ●ボア×ストローク:92.5×93.0mm ●圧縮比:9.5 ●最高出力:375kW(510ps)/6500rpm ●最大トルク:625Nm (63.8kgm)/2500rpm ●カム駆動:タイミングチェーン ●使用燃料/容量:プレミアムガソリン/105L ●10・15モード燃費:-km/L ●JC08モード燃費:5.3km/L

●駆動方式:電子制御フルタイム4WD ●サスペンション形式:前 マクファーソン・ストラット+エアスプリング(電子制御エアサスペンション)/後 ダブルウィッシュボーン+エアスプリング(電子制御エアサスペンション) ●タイヤ:275/45R21(GoodYear Eagle F1) ●試乗車価格(概算):-円 ※オプション:4ゾーン フルオートエアコンディショナー 15万円、ウッド&レザーステアリング 8万7000円、フロントシートマッサージ機能 7万8000円、ACC+キューアシスト機能 29万円、ラゲッジスペースレール 4万8000円、Meriden サラウンドサウンド・システム(825w、20スピーカー) 20万3000円 ●ボディカラー:フジ・ホワイト ●試乗距離:約200km ●試乗日:2013年5月 ●車両協力:ジャガー・ランドローバー名古屋インター

 
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