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ダイハツ テリオス CX新車試乗記(第 回)

Daihatsu Terios CX

 

1997年06月06日

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小さいSUVというよりはファッショナブルな新しいタウンヴィークル

黒煙まき散らして、我が物顔で走り回るでっかいSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)の時代はもう終わりにしたい、こう感じている人は多いはず。そこで小さい、使いやすい、しかも安いSUVとしてダイハツが作ったのがテリオス(「願いをかなえる」という意味の古代ギリシャ語)だ。

試乗したのはリモコンキーまでフル装備のCXで、156万円。小さいけれどロングホイールベースゆえ乗り心地は悪くない。四駆ながらオンロードでもしなやかで乗り心地が良いのはさすがに最新車。コーナリングでも意外に粘るし、ちょっとしたセダン程度には負けない安定感をみせる。とはいえSUV特有の腰高感は相当なものだから、とばす気にはなれないだろう。限界を攻めたりしないなら、小さな四駆から想像される不安定さは全くないといえる。

アイドリングは非常に静かでいい。ただ4ATが採用されているものの、変速ショック、キックダウンショック共にきつい。出だしではもたついた感じがあるし、少なくとも試乗車はちょっと感心しなかった。100km/hではエンジン回転は3500回転以上で、ビーンというエンジン音がかなりうるさい。長距離高速クルージングはちょっときついかも。そうはいっても街乗りならトルク感も十分あって文句はないだろう。

車高が高いのが幸いして程良いシート高となり、立った状態からお尻を滑り込ます感覚で乗り込める。シートは小ぶり。しかし堅めで背筋を伸ばしてきっちり座れ、悪くない。運転席の左右はかなりタイト。センターコンソールも大きめだから足元もとても広いとはいえない。まあこのあたりはコンパクトなボディサイズとのトレードオフ。納得して購入すべきだろう。左右は軽自動車程度の室内だが、頭上だけは十二分に広く、印象として狭さを感じない。軽のセダン系よりいいのはここだ。

インパネのプラスチック類がやや安っぽいのは価格からすれば致し方ないところか。オプションでいっぱい装備されていた木目パネル類も妙に安っぽく見える。こうしたドレスアップより、プラスチックの安っぽさを逆手に取ったカジュアルなインパネを創出できないものか。高級ワゴン=木目という呪縛からは早く逃れた方がいいのでは。

リアシートはセンターでつながっている分余裕があり、二人掛けなら十分くつろげる。もちろんシートはダブルアクションでたため、フルフラット荷室ができ、これは便利。床下にサブトランクがある荷室は、右開きのリアドアが便利。軽いし、狭いところでちょっと物が取り出せ便利だからこれから採用されるクルマが増えるだろう。

一見するとそんなに小さく見えないし、5ドアのボディはこのサイズのSUVでは他にないし、見た目もなかなかカッコイイから、確かに女の子にはウケそう。価格もそこそこだし、四駆であることに意気込まず、オシャレ系のシティヴィークルとして使うなら悪くないだろう。

 

公式サイトhttp://www.daihatsu.co.jp/terios/

 
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