Published by DAYS since 1997 from Nagoya, Japan. 名古屋から全国に発信する新車試乗記や不定期コラム、クルマ情報サイト

ホーム > 新車試乗記 > VW ポロ TSI ハイライン

VW ポロ TSI ハイライン新車試乗記(第602回)

Volkswagen Polo TSI Highline

(1.2L 直4 ターボ・7速DCT・242万円)

ハイブリッドとならぶ、
もう一つの解答!
コンパクトカーの革命!
ポロ TSIに愕然とする!

2010年07月09日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 
  • mixiチェック
 
 
 

キャラクター&開発コンセプト

新型ポロに1.2ターボの「TSI」仕様を追加


今回試乗したポロ TSI ハイライン
車両協力:フォルクスワーゲン本山・小牧

ドイツ本国では2009年5月、日本では同年10月31日に発売された5代目ポロ。真っ先に導入されたのは、1.4リッター自然吸気エンジン(85ps、13.5kgm)の「1.4 コンフォートライン」だったが、今回試乗したのは2010年6月4日に追加発売された“TSI モデル”だ。

その1.2リッター直噴ターボ(105ps、17.8kgm)はフォルクスワーゲンが得意とするダウンサイジングコンセプトの、最新かつ最小排気量となるユニット。1.8リッターエンジンに相当する動力性能を確保しながら、10・15モード燃費でVW車で過去最高となる20.0km/Lを達成した、同社言うところの「究極のTSIエンジン」だ。結果としてポロのTSIモデルは、同じエンジンを搭載する「ゴルフ TSI トレンドライン」(17.0km/L)などと共に、輸入車のコンパクトカーとしては数少ない、エコカー減税75%対象車(自動車取得税、重量税を75%減税)となっている。

 

なお、新型ポロは2010年4月に発表された「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2010」で大賞を受賞。VW車の受賞は昨年のゴルフに続いて2年連続となる。グローバルでの販売も、3月末までの時点で23万台を受注するなど絶好調なようだ。

■新車試乗記>フォルクスワーゲン ポロ 1.4 コンフォートライン (2009年12月)
■新車試乗記>フォルクスワーゲン ポロ (2002年7月)

価格帯&グレード展開

「TSI」は213万円~。オートエアコン、アルミ付は242万円


ボディカラーはサバンナイエローなど計6色。試乗車は定番のフラッシュレッド

今回追加された「TSI」モデルは、標準モデルの「TSI コンフォートライン」が213万円、上級グレードの「TSI ハイライン」(試乗車)が242万円。後者には標準装備として、アルミホイール、フォグランプ、フルオートエアコン、レザーステアリング、センターアームレスト、スポーツシート、リアのパークディスタンスコントロール(バックセンサー)等が備わり、さらにオプションとしてシートヒーター付アルカンターラ&レザレットシート(15万7500円)が用意される。

なお、2010年7月現在、ポロのラインナップは、6月29日に発売された新型「クロスポロ」を含めて以下の計4モデルで、全車5ドア(4ドアハッチバック)の7速DCT仕様。クロスポロもエコカー減税の対象車(取得税と重量税が50%減税)となっている。

 

■1.4 コンフォートライン
 1.4リッター直4(85ps、13.5kgm)・7速DCT   203万円
 10・15モード燃費:17.0km/L

■TSI コンフォートライン
 1.2リッター直4ターボ(105ps、17.8kgm)・7速DCT   213万円
 10・15モード燃費:20.0km/L

 

TSIと同じ1.2直噴ターボを搭載する新型クロスポロ
(photo:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン)

■TSI ハイライン
 1.2リッター直4ターボ(105ps、17.8kgm)・7速DCT   242万円
 10・15モード燃費:20.0km/L  ★今回の試乗車

■クロスポロ
 1.2リッター直4ターボ(105ps、17.8kgm)・7速DCT   260万円
 10・15モード燃費:18.6km/L

秋には180psの「GTI」も登場

また今秋には最大出力180ps、最大トルク25.5kgmの1.4リッター・ツインチャージャー(ターボ+スーパーチャージャー)と7速DCTを積んだ新型「ポロ GTI」が日本に上陸する予定。価格は未定だが、おそらくは300万円弱あたりか。

パッケージング&スタイル

抑制の効いたサイズ、度を超えた?高品感

全長4メートル未満、全幅1.7メートル未満という、抑制の効いたサイズがすがすがしい新型ポロ。外寸は二昔以上前のゴルフII(1983~91年、丸目のタイプ)とほとんど同じだが、感覚的には現代のポロの方がよりコンパクトで、ぐっと引き締まって見える。

 

ボディサイズは従来と同じで、全長3995mm×全幅1685mm×全高1475mm、ホイールベース:2470mm

何より感心するのが、Bセグメントのコンパクトカーとは思えないほど、おそろしく品質感が高いことだ。シャープなプレスライン、チリの合い方、ドアノブの触感、操作感などなど、完全にクラスレス。「コンパクトカー=多少作りが安くても仕方ない」という“常識”からすると、違和感すら覚えるほどだ。

インテリア&ラゲッジスペース

装備充実の「ハイライン」

黒バックに白文字のメーターなど、好感度の高いインテリア。今回試乗したのは上級グレードの「TSI ハイライン」で、質感はより高く、装備も良くなっている。例えば、ハイライン専用のレザーステアリングは手触りがとても良く、これだけで感覚的にはゴルフや、あるいはもっと上級車種(パサート?)を運転しているように感じてしまう。

また同じくハイライン専用のパークディスタンスコントロール(バックセンサー)は、オーディオ用のモノクロ液晶画面を利用したものだが、なかなか便利だ。

 

TSI ハイラインに装備されるパークディスタンスコントロール。シフトレバーをリバースに入れると、オーディオのオン・オフに関係なく表示される
(photo:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン)

またエアコンはハイラインでは温度・風量とも自動調整のフルオート、コンフォートラインでは風量のみ手動調整となるセミオートになり、一見フルオートの方が良さそうに思えるが、室温が設定温度に近づくまでブロアノイズがうるさいので、今回の試乗ではもっぱら風量固定のセミオート状態で使うことになった。同じように、ハイラインに付くセンターアームレスト(小物収納スペース付)も、人によっては不要だろう。

ドリンクホルダーは前席に4ヶ所。センターコンソールのそれは、上側がつかえて大きなドリンクは置けないが、ドア内張りに設けられた方はまずまず使いやすい。その他、グローブボックスは最近のクルマにしては大容量だし、運転席の座面下には引き出し式の収納スペースがあるなど、ユーティリティはまずまず。

ファミリカーとして必要十分

シートはハイラインの場合、スポーツシートが標準となる。スポーツというほどサポート感は高くないが、座り心地は良好。VWらしく、ラチェットレバー式のシートリフター、ローラーベアリング式の前後スライド、そしてチルト&テレスコ付のステアリングが備わり、誰でもサクッとドライビングポジションが決まる。リクライナーは相変わらずダイアル式ではあるが。

 

後席の広さや乗降性に関しては、今やこのポロで不満なし。先代、あるいは少なくとも先々代ポロだと、少々妥協が必要で、そこがゴルフとの差でもあったのだが、今やポロでも立派なファミリカーになり得る。ゴルフのような広々感こそないが、コンパクトであることを優先する向きには、まったくもって十分だろう。

 

エアバッグは計6個で、後席にはカーテンエアバッグが備わる。ドリンクホルダーは足もと中央に収納式タイプが1個ある。作りがしっかりしているので、ファストフードのテイクアウトドリンクでも安心して置けそう。

容量まずまず、使い勝手もいい荷室

荷室は従来通り(1.4 コンフォートラインと同じ)。通常時の容量は280リッターで、床は取り外し可能なボードによって、深底か、上げ底(バンパーレベル)かを選べる。

 

リアシートを畳めば、容量は最大952リッターに増加。座面を跳ね上げれば背もたれは水平に倒れるし、水平にする必要がなければ座面そのままでもそこそこ拡大できる。スペアタイヤレスで、パンク修理キットを積む点も、1.4 コンフォートラインと同じだ。

基本性能&ドライブフィール

排気量は小さくとも「低速トルク命」

VWの直噴ターボで最小排気量となる1197ccの直4・SOHCの新開発エンジンは、4バルブが一般的な昨今、ちょっと珍しい2バルブ(吸気1、排気1)。最高出力105psを5000回転で、最大トルクの17.8kgmを1550-4100回転という低いところで発揮する「低速トルク命」のエンジンだ。

スターターをひねった瞬間、あれっと思うのがアイドリング音の静かさ。ブレーキを離せば、これまでの「DSG」同様か、それ以上に巧く半クラッチを使い、滑らかに発進する。左足ブレーキを使うとアクセルペダルが効かない(スロットルが開かない)点、ヒルホルダーの使い方など、坂道での車庫入れ等で学習が必要な部分はあるが、それを除けばトルコンATからの乗り換えでもほとんど違和感はないはずだ。

 

一方、燃費を稼ぐため、低い回転域を徹底的に維持するのは今まで通り。60km/hで早くも7速トップに入り、一般道を大人しく走る限りは1200~1400回転を行き来する。100km/h巡航は新型ゴルフのTSIモデル同様、約2000回転でこなす。やはり排気量が小さい分、低回転域では常にモワッとした線の細さを感じるが、CVTのエコモードを思えば、どうってことはない、とも言える。

そして何も知らずに乗れば、やはりVW自身やトルク数値が訴えるように、排気量1.8リッターくらいの力強さはある。直噴ターボ特有のツキの良さ、DCTによるダイレクト感が、「排気量不詳」に貢献している。グレード名に「1.2」という数字が入らず、単に「TSI」と名乗るのも、要するに「排気量で実力をはかって欲しくない」ということだろう。

ゴルフの1.4ターボに迫る速さ。ただし、高回転での伸びは105ps相応

そんなわけで、ユルユル燃費運転しても不満のないポロ TSIだが、そこからいきなりアクセル全開にすると、DCTがちょっとびっくりしたようにモジモジした後、すかさずシフトダウン。小排気量ターボらしく、少し遅れてドドドドドと盛り上がりつつ、レブリミット、と言っても6000回転だが、そこまで矢継ぎ早に引っ張って加速する。メーカー公称値は0-100km/h加速が9.7秒、最高速が190km/hと、1.4ターボ(122psと20.4kgm)のゴルフ TSI コンフォートライン(9.5秒、200km/h)に迫るレベルだ。

しかし、車重1100kgに対して、馬力はいかんせん105ps止まり。トルクがあるので力強さはあるが、高回転まで回した時の速さはゴルフに及ばず、高速でも160km/hあたりから伸び悩む。

掟破りの乗り心地。ハイレベルな操縦安定性 (ただしゴルフには及ばず)

実はある意味、エンジンより印象的なのが、間違えてゴルフに乗ってしまったかと思うような乗り心地だ。冷静に考えれば、新型ゴルフはこれよりも、もう一枚か二枚、上手なのだが、走っている間、異様なほどの高級感を感じてしまう。静粛性の高さもかなりのもので、ロードノイズこそ路面によっては多少目立つが、エンジン音はほとんど聞こえない。風切り音もない、と言いたいくらいだ。要するに、突出してうるさい音がない。

ワインディングでペースを上げてみても、これがびっくりするくらいスムーズに走る。基本的には1.4コンフォートライン同様、アンダーステアを常に感じながらの走りになるが、TSIではサスペンション設定が微妙に違うせいか、単純にパワー(トラクション)が大きくなったせいか、フラストレーションをほとんど感じない。歴代ゴルフにある「自由自在」感はないし、それなりにロールもするし、ポロ特有の腰高感もあるのだが、平地か下りの低速ワインディングなら、下手なスポーツモデルに付いていけるほどのハイペースを維持できる。

 

唯一じれったいのが、全部で7速もある割に、2速、3速が離れていて、コーナー侵入時にシフトダウンしてくれないことだが(1速ローが低く、7速トップが高いため、全体にステップ比が大きくなっているのだろう)、まあ、ポロTSIでそんな走り方をする人は日本の場合、10人に1人以下だろう。パワーがない分、ブレーキも酷使しないし、タイヤも減りそうにない。

電動油圧式のパワステは、電動油圧である、なんてことに考えもいかないほど自然で、なおかつ軽々しさがない。この点でも、高速域でパワステの手応えが頼りなかった1.4 コンフォートラインとは違うところ。

10・15モード燃費は20.0km/L。試乗燃費は10.0km/L

10・15モード燃費は冒頭で触れたように20.0km/L。これはフォルクスワーゲン史上最高の10・15モード燃費とのことで、日本の計測モードに合わせた専用ECUの賜(たまもの)らしい。ただ、基本的には欧州仕様に近いようで、実際のところも、思ったほど燃費重視で犠牲にされた部分はないように思えた。欧州風に言えば、CO2排出量は116g/kmだ。

そして参考までに今回の試乗燃費は、いつも通り一般道から高速まで元気に走った区間(約90km)で10.0km/L。無駄な加減速を控えて一般道を走った区間(約60km)が16.0km/Lだった。

  
  最大
出力
最大
トルク
0-100km/h
加速
最高速 10・15モード
燃費
VW ポロ 1.4 コンフォートライン (7速DCT) 85ps 13.5kgm 11.9秒 177km/h 17.0km/L
VW ポロ TSI
コンフォートライン/ハイライン (7速DCT)
105ps 17.8kgm 9.7秒 190km/h 20.0km/L
VW ゴルフ TSI トレンドライン (7速DCT) 105ps 17.8kgm 10.6秒 190km/h 17.0km/L
日産 ジューク (CVT) 114ps 15.3kgm 19.0km/L
MINI クーパー(6AT、2010年モデル) 122ps 16.3kgm 10.4秒 196km/h 16.4km/L
VW ゴルフ TSI コンフォートライン
(7速DCT)
122ps 20.4kgm 9.5秒 200km/h 16.8km/L
VW ポロ GTI (7速DCT) 180ps 25.5kgm 6.9秒 229km/h
VW ゴルフ GTI (6速DCT) 211ps 28.6kgm 6.9秒 238km/h 13.0km/L

ここがイイ

サイズ、デザイン、質感など、一切の過不足がないこと

1.2リッターTSIエンジンも、7速DSGも確かに素晴らしいが、一歩下がって考えると、やはりポロならではのコンパクトなボディが何よりいい。デザインもあらためてじっくり見てみたが、とてもいい。4人きちんと乗れ(5人も一応乗れ)、2名乗車なら荷物もかなり積める。それに内装の質感も素晴らしい。肌が直接触れるステアリングやアームレストも感触が良い。日常のツールとして一切に過不足がないゴルフキラー。

ここがダメ

もうちょっと上の排気量でもいいし、ゴルフでもいい


(photo:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン)

「ダウンサイジングもここまでやるか」と話題性抜群の1.2直噴ターボだが、冷静に考えるとゴルフの下から2番目のグレード(TSI コンフォートライン)に積まれている1.4直噴ターボ(122ps)でも、実燃費はそう大差ないこと。現実の交通環境や運転の仕方を考えると、やはりこのあたりがダウンサイジングの究極というか、限界かも。

たぶん、ポロを買う人は、ゴルフよりもポロの方が好きだと思うのだが、クルマの上質感、走りの安定感など基本部分に関しては、やはりゴルフの方が上であること。その割に今回試乗した「TSI ハイライン」(242万円)と、同じエンジンを積むゴルフの「TSI トレンドライン」(257万円)とは15万円しか差がないから、ある意味ゴルフの方が割安という気がしないでもない。

総合評価

なんていいクルマなんだ

昨年モーターデイズはイヤーカーにポロ 1.4 コンフォートラインを選んだ。そして新型ポロはワールド・カー・オブ・ザ・イヤーにも、欧州カー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。たぶん誰もが評価する出来の良さがある、ということに間違いはないと思う。また、我々が選んだクルマは売れないという原則? に反して、日本でもわずか半年の間に1.4 コンフォートラインが6000台も売れたという。なんだかちょっと久々に嬉しい。そして今回、1.2 TSIが載って、またまた良くなった。もうハードウェアとしては完璧。なんていいクルマなんだ、と思う。

TSIの謳い文句は、「排気量を誇る価値観は、もはや過去のものです」というもの。1.2 TSI シングルチャージャーは1.2リッターでありながら1.8リッター並のトルクを、1.4 TSI シングルチャージャーは1.4リッターで2.0リッター並、さらに1.4 TSI ツインチャージャーでは1.4リッターでかつての2.5リッター並となる。まあ確かに排気量を誇ってはいないが、パワーやトルクはそれなりに誇っているわけで、その意味では、パワーのある方がえらい、という価値観は健在にも思えるが、まあそれはそれとして、エコをアピールするしかないガソリン車の生き残りのためには素晴らしい展開であり、日本車はこの流れに取り残されている。

 

排気量が小さいからエコ、というのがTSIの建前だが、実際には楽しいエンジンゆえ今回の試乗のようについつい回してしまうので、実燃費はそんなに良くはない。しかしおとなしく走れば、良好な数字を出す。つまりエコはクルマの性能よりも乗り手に依存する。実燃費が前回乗った1.4の自然吸気とあまり変わらないとすれば、エコ性能はドライバー次第という結構シビアな乗り物だ。誰が乗っても同じような走りとなり、同じようなエコ性能が出せるというハイブリッド車とはかなり考え方が異なる。

まあこれは本国に優れた小排気量ディーゼルや、さらに小排気量のガソリンモデルが多数あるからだろう。1.2 TSI は単なるエコモデルではなく、高性能な走りと燃費のどちらを優先させるかを、ドライバーが自ら選ぶことのできるクルマ、とされていると思う。正直、Dレンジじゃなくて、Sレンジが楽しいクルマであり、その点では最近流行りの「走行モード切り替え」型のクルマだ。

これまでのヒエラルキーは崩壊する

また内外装の質感が異様に高いポロの場合、質感を誇る価値観も、もはや過去のものです、とすら思えてくる。小さくて安いクルマは質感も低いという常識は、ポロでは完全に過去のものだ。このクラスでこの質感だとしたら、クルマのクラス分けなど意味がない、という話にもなってくる。つまりクラスを分けているのは大きさだけで、排気量でも質感でもいよいよ差別化はできない。こうなると、これまでのヒエラルキーは崩壊する。たまたま同じ日にちょっとポルシェのパナメーラに乗ったのだが、こちらは確かに豪華で、快適で、速かった。しかし大きすぎるし、速すぎるし、乗る人と場所を選ぶ。パナメーラとポロ、どちらを選ぶかと問われたら、このポロならもうこっちでいい、という人は案外少なくないのではないか。

 

つまり新型ポロは、クルマへのあこがれとか、向上心を萎えさせてしまうほどの完成度を持っている。日常的に使うコンパクトカーというものは、これで「上がり」だ。「排気量を誇る価値観は、もはや過去のものです」、「質感を誇る価値観も、もはや過去のものです」となれば、これからのクルマの魅力ってなんだろう。「今度の新車の〇〇ってスゲーよな、やっぱり〇〇ブランドはスゲーよな」という古きよき会話はもはやできない。今後はクルマの新たな価値観を探す旅に出ないといけないということを、ポロはしっかり思い知らせてくれる。まあ、マニアックな世界に逃げるのが一番楽な方法かな・・・・・・。


試乗車スペック
フォルクスワーゲン ポロ TSI ハイライン

(1.2L 直4 ターボ・7速DCT・242万円)
●初年度登録:2010年5月●形式:DBA-6RCBZ ●全長3995mm×全幅1685mm×全高1475mm ●ホイールベース:2470mm ●最小回転半径:4.9m ●車重(車検証記載値):1100kg( -+- )●乗車定員:5名●エンジン型式:CBZ ● 1197cc・直列4気筒・SOHC・2バルブ・直噴・ターボ・横置 ●ボア×ストローク:71.0×75.6mm ●圧縮比:10.0 ● 105ps(77kW)/ 5000rpm、17.8kgm (175Nm)/ 1550-4100rpm ●カム駆動:タイミングチェーン ●使用燃料/容量:プレミアムガソリン/45L ●10・15モード燃費:20.0km/L ●JC08モード燃費:-km/L ●駆動方式:FF(前輪駆動) ●サスペンション形式:前 マクファーソン ストラット/後 トレーリングアーム ●タイヤ:185/60R15( Continental PremiumContact2 ) ●試乗車価格:-円( 含むオプション:- -円 )●試乗距離:220km ●試乗日:2010年6月 ●車両協力:フォルクスワーゲン本山・小牧

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 
  • mixiチェック
 
 
 
フォルクスワーゲン 本山

フォルクスワーゲン 最新の試乗記10件

最近の試乗記一覧

関連コンテンツ一覧