マツダは2008年1月29日、アテンザをフルモデルチェンジして発売した。東海地区での記者発表と試乗会が行なわれた全日空ホテルズ ホテルグランコート金山(名古屋市中区)からリポート。
さらに流麗、スポーティに
新型アテンザは2002年5月に発売された初代に続く2代目で、約6年ぶりのフルモデルチェンジ。新長期ビジョン「サステイナブルZoom-Zoom宣言」の第1弾となった新型デミオに続く、第2弾となる。「セダン」、「スポーツ」(5ドアハッチバック)、「スポーツワゴン」の3タイプを用意するのは初代と同じ。前二者のボディサイズは全長4735×全幅1795×全高1440mm、「スポーツワゴン」は全長4765×全幅1795×全高1490mm、ホイールベースは2725(先代比+50)mmとなり、主に前後方向に拡大。RX-8風の盛り上がったフロントフェンダーと合わせて、先代以上にスポーティで流麗なデザインとなった。
新開発2.5リッター直4はレギュラー仕様
エンジンは2リッター直4の改良版(150ps、18.6kgm)に加えて、従来の2.3リッターに代わる新開発の2.5リッター直4(170ps、23.0kgm ※FF仕様の数値)を採用。実用域のトルクや燃費を改善したほか、使用ガソリンをハイオクからレギュラーに変更して経済性にも配慮している。
空力性能を磨く
シャシーは先代の進化版と言えるもので、改良された前ハイマウントダブルウイッシュボーン、後ろE型マルチリンクサスペンションによって操縦安定性、乗り心地、静粛性を高めたという。ボディ剛性も強化され、曲げ剛性は「セダン」で32%、「スポーツ」で45%、「スポーツワゴン」で33%、ねじり剛性は14~30%向上。パワーステアリングはRX-8同様にラックドライブ式電動(FF車)となった。
「最高の高速ロングツアラー」を目指して、Cd.値(空気抵抗係数)はセダンと5ドアが0.27、ワゴンが0.28とトップレベルを達成。揚力抑制も図り、高い高速安定性を誇る。
新操作系「CF-Net」、死角をカバーする「RVM」
操作系では、空調やオーディオコントロール用の「CF-Net(Cross Functional-Network) 」と呼ばれるステアリングスイッチが新しい。天井には3M(スリーエム)社の吸音材「シンサレート・アコースティック(Thinsulate Acoustic)」を採用し、静粛性を高めたという。
荷室容量はセダンが519L、より開口部の広い「スポーツ」が510L。「スポーツワゴン」では519Lの大容量に加えて、リアゲートの開閉に連動して動く「カラクリトノボード」によって使い勝手を高めている。
安全装備に関しては、一部にオプション設定される「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」が新しい。これは同じフォードグループのボルボが先行採用している装備と類似のもので、国産車では初。60km/h以上の高速走行時に斜め後方を走る車両を、検知範囲が広く悪天候の影響が少ない24GHzレーダーで捉え、ドアミラー内側のLEDランプとブザーでドライバーに注意を促す。
価格は207万~267万円
価格は「セダン」が207万~250万円。「スポーツ」が228万~267万円、「スポーツワゴン」が220万~267万円。トランスミッションはFF車に5ATを、4WD車には6ATを採用。「スポーツ」と「スポーツワゴン」には6MTも用意している。国内の販売目標台数はシリーズ全体で月間1500台。
■マツダ>アテンザ http://www.atenza.mazda.co.jp/
■東海マツダ販売株式会社 http://www.tokai-mazda.co.jp/
DAYSのコメント
発表会のあと、軽く試乗してみたのだが、硬いわりには突き上げのない足(乗り心地がいい)、必要十二分なパワー感など、なかなかいい感じに仕上がっていると思った。乗ってみるまでは懐疑的だったCF-Netに関してもなかなかに使いやすく、パドルを引いてシフトアップ、親指スイッチを押してシフトダウンというステアリングシフトも慣れれば使いやすい。貴重なワゴンも健在だから、これはけっこう売れると思う。









