トヨタは2009年2月9日、新プロジェクト「デコクレ」と共に、それに基づいて開発されたヴィッツの特別仕様車を発表した。
女性好みの世界観でコーディネイト
「デコクレ」とはフランス語の“Decorateur-Createur”をベースにした造語で、ショーウィンドウデザイナーの意。「人々の好きな世界観に基づいて発想されたクルマ作り。そして開発から販売まで一貫してその世界感を訴求するトヨタ自動車の新しい取り組み」と説明される。
今回、その第一弾として出されたヴィッツがその範を示しており、女性デザイナーによる遊び心のあるクルマ作りがなされたという。女性の好きな世界観で作られた6つのデザインを社内でまず4つに絞り、さらに全国1万人にアンケートを採って「パリの小部屋」というインテリアイメージが決定され、製品化されている。
久々に華やかな発表会
そして出来上がったのがヴィッツの「パリの小部屋」バージョンたる “Chambre a` Paris collection (シャンブル ア パリ コレクション)” 。ボディを特別色のフロスティーグリーンマイカまたはシルキーゴールドマイカメタリックの2色とし、専用フルホイールキャップを装備。室内は2種類のシートカバーで着せ替え可能なラメ入りブルーのシート、アンティークゴールドに塗られたセンタクラスターやシフトベゼル、白板調のフロアマットなどでコーディネイトされ、ファッション性を主張している。「F」グレードがベースで、価格は124万9500円(1リッター・FF)~148万500円(1.3リッター・4WD)だ。販売は全国のネッツ店となる。
発表会は品川インターシティホールで、俳優の沢村一樹をメインゲストに、人気タレントの梨花を迎えて開催された。さらに新ファッションブランド「31 Sons de mode」とのコラボレートによるファッションショーを交えたステージとなり、トヨタの販売状況等の質疑等もなく、久々に華やかさが強調された発表会となっていた。
デイズのコメント
クルマに興味を持たない女性をどう振り向かせるか、という手法に「ファッション」を用いるのは常套手段。かつてWiLLプロジェクトなどはクルマまで開発した割にあまり大きな成果を得られなかった経験からか、今回は専用車種を開発したものではなくヴィッツをドレスアップしただけであり、やや安直な感は否めない。過去にもTUMIなどいろいろなファッションブランドとタイアップしてドレスアップ車を出しているが、今度は自らがトータルにコーディネイトしようとしており、その姿勢は評価できるのだが。
■トヨタ自動車>プレスリリース>新プロジェクト「デコクレ」を発表 http://www.toyota.co.jp/jp/news/09/Feb/nt09_009.html
■トヨタ>ヴィッツ 特別仕様車 http://toyota.jp/vitz/chambre/index.html
■トヨタ>ヴィッツ特別仕様車 デザインコンテスト http://cp.toyota.jp/vitz/
(photo:DAYS)











