ホンダは2003年4月16日、観音開きドアを持つユニークな新型SUV「エレメント」を発表した。発売は4月18日から。
観音開きドアの新タイプSUV
エレメントはセンターピラーレス構造と観音開きドアを採用した新しいタイプのSUV。開発はアメリカ主導で、すでに現地では発売中だ。
最大の特長はピラーレスの観音開きドア。基本的な仕組みはマツダRX-8のものとよく似ており、RX-8同様、前のドアを開けないと後ろのドアは開かない。しかしドアを開けた時の開放感や荷物の積み下ろしの容易さもさることながら、デザイン的にはとても面白いものだ。その他、アルミ粉末を混ぜたメタリックな質感の樹脂フェンダーとバンパーがユニークな点となる。
モチーフは「ライフガードステーション」
ボディサイズは全長4300×全幅1815×全高1790mm。同社のCR-Vより全長はやや短いが、35mmワイドで、80mmも背が高い。最小回転半径は5.2メートルで、CR-Vと同じだ。
外観デザインのモチーフは「ライフガードステーション」、つまりライフセーバーが待機する、海岸にあるキャビン(小屋)のことだ。パンフレットの写真で見比べると、雰囲気は確かに似てる。防水仕様のシート、樹脂張りの荷室、「10フィートのロングサーフボードの積載も可能」という室内などは、まさに南カリフォリニアのビーチ仕様。スピードメーターには、マイル表示を併記している(北米仕様とは内と外が入れ替わるが)。
米国オハイオ生まれ
「エレメント」は、オハイオ州の「ホンダ・オブ・アメリカ」で生産される輸入車。現地にはFFや5速MTもあるが、日本仕様は全車2.4リッター4気筒、4速AT・4WDのワングレード。4WDシステムはホンダ車でおなじみの「リアルタイム4WD」(オン・ディマンド式の簡易4WD)となる。目標台数(国内)は1000台と少ない。取扱いはホンダ・ベルノ店で、価格は259万円。
DAYSのコメント
開発陣が好き勝手に作ったタイプのホンダ車(HR-Vとかモビリオとか)で、ホンダらしく、実に斬新なクルマ。メイド・イン・USAだが、一見したクォリティはそう低くないように思えた。何より、観音開きドアを含めたパッケージングや防水シートなどの使い勝手の自由さは格別。毎日が遊び(のようなもの)という人のパートナーにはもってこい。ただし、遊び人にはちょっと厳しい車両価格は再考の余地がある。
ベーシック仕様にして200万円を切れば、月1000台など軽くクリアするだろう。いずれにせよ、クルマの新たな楽しさを提案しているという点で、久々に期待できるクルマだ。








