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メルセデス・ベンツ日本、新型「Sクラスハイブリッド」や「E250 CGI」を名古屋で披露

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2009年10月08日

 
 

メルセデス・ベンツ日本は2009年10月8日、「Sクラスハイブリッド」や「E250 CGI」などの最新モデルを披露すると共に、環境への取り組みを紹介するプレス向け懇談会および記者説明会を名古屋で行った。会場のウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区)からリポート。

【Sクラス ハイブリッド ロング】 輸入車初のハイブリッド&エコカー減税対象車


Sクラス ハイブリッド ロング

マクラーレンSLRから今話題の新型Sクラスハイブリッドまで、最新ラインナップが並んだ会場には、メルセデス・ベンツ日本のハンス・テンペル社長や上野金太郎副社長らが出席。発表内容は、約1ヶ月前の9月3日に発売された「Sクラス ハイブリッド ロング」、および10月6日に発売されたばかりの「E250 CGI ブルーエフィシェンシー」が中心となった。

 

リチウムバッテリーは写真奧(ストラットとバルクヘッドの間)に配置

輸入車初のハイブリッドカーとなった「Sクラス ハイブリッド ロング」は、3.5リッターV6エンジン(279ps、35.7kgm)とモーター(20ps、16.3kgm)を組み合わせたパワートレインを搭載。トータルでの最大出力は299ps、最大トルクは39.3kgmと排気量4リッター並みとなり (ゆえに欧州名はS400ハイブリッド)、最高速は250km/h(リミッター作動)に達する。メインバッテリーには量産ハイブリッド車として世界初となる小型リチウムイオン式を採用した。

 

Sクラス ハイブリッド ロングには短時間、試乗できた。回生ブレーキの感覚はわずかにあるが、アイドリングストップすること以外、運転感覚にガソリン車との大きな差はない。詳細はあらためてじっくり試乗してから新車試乗記にてリポートしたい

エンジンとトランスミッション(7AT)の間に挟まれるモーターは、発電機(エネルギー回生)とスターターを兼ねるが、トヨタのハイブリッドのような動力分割機構はなく、エンジンと一体で回転する。その点ではホンダのハイブリッドシステムに近く、モーターのみでは発進しない。

ある意味シンプルなこのシステムのメリットは、ハイブリッド化による重量増が75kgに過ぎないことやトランクスペースの犠牲がない点だ。リチウムバッテリーは小型であるため、エンジンルーム内に搭載される。なお、このパワートレインを今後は他のモデルに展開する予定もあるという。

 

またハイブリッド車であることから、Sクラス ハイブリッド ロングは輸入車では初めてエコカー減税対象車(取得税など100%減免)となり、10・15モード燃費も純ガソリン車のS350より約30%優れる11.2km/Lを達成している。価格はS350より355万円高く、S550より45万円高い1405万円だ。

【E250 CGI ブルーエフィシェンシー】 Eクラスに1.8リッター直4ターボを搭載


こちらは新型Eクラスに加わったE250 CGI ブルーエフィシェンシー

一方、新型Eクラスのエントリーモデルとして新登場した「E250 CGI ブルーエフィシェンシー」は、2種類のセダン(標準車とアバンギャルド)とクーペの計3モデルを用意する。パワートレインはこの8月からCクラスに先行採用された1.8リッター直4・直噴ターボ(204ps、31.6kgm)+5ATだ。

10・15モード燃費は11.4km/L(アバンギャルドは10.8km/L)となり、こちらも新車購入補助の対象車となるほか、特にアバンギャルド仕様は純ガソリンエンジン車で輸入車初のエコカー減税対象車(取得税、重量税などの一部免除)となる。

 

E250 CGI ブルーエフィシェンシー クーペ

価格は「E250 CGI ブルーエフィシェンシー」が634万円、「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」が698万円、「E250 CGI ブルーエフィシェンシー クーペ」が668万円。

なお、2010年には日本のポスト新長期規制に対応した新世代ディーゼルエンジンを搭載する「ブルーテック」仕様が導入される予定だ。

デイズのコメント


ハンス・テンペル社長(左)と上野金太郎副社長

ハンス・テンペル社長は、「ハイブリッド車を早く各モデルに一台投入したい」と意欲をみせ、4気筒のE250 CGI ブルーエフィシェンシーに関しても、「欧州では燃費のいい4気筒とこれまでのV6に対する考え方が逆転しており、乗ってみれば日本のカスタマーにもその良さを分かってもらえるはず」、と自信をみせた。また何より印象的だったのは、「各国の燃費テストモードの差がクルマの評価を変えてしまうので、世界で調和をとって欲しい」という言葉。これも政権交代した日本政府に期待したい部分だ。

(photo:DAYS)