日産は、新しいFF中型セダン「ティアナ」を2003年2月3日より発売した。コンセプトは「洗練された大人のための高級セダン」だ。
「モダンリビング」のインテリア
最大の特長は「モダンリビングを思わせる」インテリア。テーマは「和らぎ」、「匠」など、とっても和風だ。マット仕上げの柾目(真っ直ぐ通った木目)のウッド調パネルや、「パールスエード」と呼ばれる滑らかな人工スエードのシートが新しい。助手席には電動オットマンを装備。「家族や友人を招き入れたい気持ちにさせる」家、ならぬクルマを狙う。
大型FF車用の新開発「FF-L」シャシーを採用
プラットフォームは「FF-L」(FFラージサイズ)と呼ばれる新型シャシー。米国向けアルティマや次期マキシマ、SUV「ムラーノ」などに使われ、年間60万台を担う予定の重要なシャシーだ。ボディサイズは全長4770×全幅1765×全高1475mmとローレルとほぼ同じか、少し大きいくらい。ホイールベースは2775mmだ。
エンジンの柱は新開発V6・2.3リッター(VQ23DE)と既存のVQ35DE。注目は3.5リッター車とセットになる新開発「エクストロニックCVT」。「エクストロイドCVT」と違い、これは金属ベルト(バンドーネ社製)を使用したもの。世界初のFF大排気量車用CVTとなる。
車名「ティアナ(TEANA)」はネイティブアメリカンの言葉で「夜明け」を意味するという。ただし輸出先は米国ではなく欧州とアジアを予定。販売目標はグローバルで10万台/年。日本国内は2万5000台/年。価格は225〜319万円。
DAYSのコメント
外観はなんということもないセダンだが、内装は凝りに凝ったもの。セダンは外観では売れない、という時代を理解しているとすれば、日産のマーケティングは素晴らしい。その内装は、そう豪華ではないが(その分価格は安い)、シート生地、プリント木目パネルなどの処理が実にうまく、見事にオシャレになっている。シートは柔らかめで、フランス車ぽい。さらに助手席にオットマンがあるなど、快適性重視ゆえ、一般への告知さえうまくできれば、セダンながらヒット車になる可能性は高いだろう。
(写真:DAYS)








