トヨタは「WiLL」プロジェクト第3弾として、新情報サービス「G-BOOK」を搭載した「WiLL サイファ(Cypha)」を2002年10月21日より発売した。
G-BOOKの初搭載車
2001年東京モーターショー発表時の車名「WiLL VC」あらため「WiLL サイファ」。その特徴は、今年8月に発表された同社の情報ネットワークサービス「G-BOOK」を初めて搭載した点にある。G-BOOKが従来の車載端末と違う点は、携帯電話ではなく専用の通信モジュールを最初からクルマに組み込んだこと。これにより操作性や通信安定性を大きく向上させたという。
「クルマ+IT」
クルマそのものは基本的にヴィッツベース。しかし、上屋や内装は完全に新設計と気合いが入る。「サイバーカプセル」がテーマという、未来的かつ愛嬌のある外装は、ほぼモーターショーの時のまんま。デザイン的にも来るべき「クルマ+IT」時代を先取りする。
グレードは2WD(1.3リッター)と4WD(1.5リッター)の2種類と超シンプル。いずれもG-BOOKを標準装備する。販売目標は1500台/月。価格はそれぞれ126万円と148万円で、考え方次第では超バーゲンだ。
また、サイファ発売と合わせて、系列会社であるトヨタファイナンスから新型リース「P-way(ピーウェイ)」の取扱いが始まった。これは月々の基本料金+走行距離あたりの料金を払うシステムで、G-BOOK搭載のWiLL サイファのみが利用可能となる。
DAYSのコメント
ウリであるG-BOOKは通信モジュール内蔵のPDA相当商品(OSはウインドウズCE)。カーナビの地図やバージョンアップ情報などはSDメモリカードでやりとりできる(全国地図は無料で付く)。いわゆるインターネットITSに、現在のところ最も近い商品といえそうだ。サイファと一体型で供給されるため、月1500人程度の会員しか増えないという点でも、まだまだ「実験型」のサービスではある(十分実用にはなるが)。
おもしろいのは基本料金+走った距離×単価という新型リース。使った分だけ払うという、携帯電話と同じ感覚でクルマが乗れるというのがうたい文句だが、月1000km走るとけっこう高いものになるため、果たしてユーザーの反応は? このリースの目標は販売台数の5%だ。
(photo:DAYS)






