Published by DAYS since 1997 from Nagoya, Japan. 名古屋から全国に発信する新車試乗記や不定期コラム、クルマ情報サイト

ホーム > 新車試乗記 > MINI クーパー コンバーチブル

MINI クーパー コンバーチブル新車試乗記(第579回)

MINI Cooper Convertible

(1.6リッター直4・6AT・318万円)

誕生から50周年!
50年目のMINIに乗って
これから先の半世紀を想う!

2009年11月20日

 
 
 

キャラクター&開発コンセプト

2世代目に進化した「Always Open」


試乗したクーパー コンバーチブル
車両協力:MINI名古屋守山

「MINI コンバーチブル」が5年ぶりにフルモデルチェンジし、欧州では2008年末、日本では2009年4月15日に発売された。

言うまでもなく新しいコンバーチブル(R57型)は、2007年から第2世代(R56型)となった現行MINIをベースにしたもの。ハッチバックモデルから2年遅れというタイミングは、第1世代のコンバーチブル(R52型)がデビューした時と同じだ。キャッチ・フレーズも初代コンバーチブル同様、「Always Open(オールウェイズ・オープン)」。「オープンモデルの愉しさを極限まで追及した」とうたう。

コンバーチブル独自の進化点は、走行中におけるトップ開閉操作の上限速度が先代の6km/hから30km/hに引き上げられたこと。ロールバーは固定式からポップアップ式に変更され、スタイリングや後方視界も大きく改善されている。また10・15モード燃費も先代コンバーチブル比で最大40%改善された(クーパー・5MT:13.2km/L→クーパー・6MT:18.6km/L )。

過去の新車試乗記>MINI クーパーS コンバーチブル (2005年2月)

価格帯&グレード展開

クーパーは299万円~、クーパーSは345万円~


こちらはクーパーS コンバーチブル
(photo:BMW ジャパン)

価格は299万円(クーパー・6MT)~414万円(JCW・6MT)。ハッチバックより50万円ほど高く、MINIの中ではかなり高価な方だ。一方で、凝った作りの電動トップ、ボディ剛性の強化、専用パーツの多さなどを考えると、かなりのバーゲンとも言える。

【MINI クーパー コンバーチブル】
 1.6リッター直4 (120ps、16.3kgm)

・クーパー(6MT)  299万円  10・15モード燃費:18.6km/l
・クーパー(6AT)  318万円  10・15モード燃費:14.6km/L  ★今週の試乗車


【MINI クーパーS コンバーチブル】
 1.6リッター直4 直噴ターボ (175ps、24.5kgm)
・クーパーS(6MT)  345万円  10・15モード燃費:15.4km/L
・クーパーS(6AT)  358万円  10・15モード燃費:12.6km/L

【MINI JCW(ジョン・クーパー・ワークス) コンバーチブル】
 1.6リッター直4 直噴ターボ (211ps、26.5kgm)
・JCW (6MT)  414万円  10・15モード燃費:-km/L

50周年記念車「50 メイフェア」と「50 カムデン」も登場


50 カムデン(左)と50メイフェア
(photo:BMW ジャパン)

なお、2009年11月4日には、50周年特別記念車として「50 メイフェア」(296万~349万円)と「50 カムデン」(286万~339万円)が発売された。こちらは2010年9月までの期間限定生産となる。

50メイフェアは、クラシカルな内外装でまとめられたモデル。ボディカラーはホットチョコレート(茶色)、ペッパーホワイト(白)、ミッドナイトブラック(黒)の3色で、内装はトフィーと呼ばれる専用フルレザーとなる。

50カムデンは、ディッシュ風アルミホイールで今風に仕立てたもの。ボディカラーはホワイトシルバー(銀色)、ミッドナイトブラック(黒)、ホライゾンブルー(濃紺)の3色で、内装はクロスとレザーのコンビシート。なおMayfair、Camdenという名は、いずれもロンドンの地名が由来だ。

【MINI 50 メイフェア】
・クーパー(6MT)  296万円  10・15モード燃費:16.8km/L
・クーパー(6AT)  309万円  10・15モード燃費:13.8km/L
・クーパーS(6MT)  336万円  10・15モード燃費:14.4km/L
・クーパーS(6AT)  349万円  10・15モード燃費:12.6km/L

【MINI 50 カムデン】
・クーパー(6MT)  286万円  10・15モード燃費:16.8km/L
・クーパー(6AT)  299万円  10・15モード燃費:13.8km/L
・クーパーS(6MT)  326万円  10・15モード燃費:14.4km/L
・クーパーS(6AT)  339万円  10・15モード燃費:12.6km/L

パッケージング&スタイル

第2世代がベース。オープン時のスタイルがすっきりした


試乗したのはクーパー。16インチホイール&タイヤはオプション

2007年に“フルモデルチェンジ”したMINIだが、実はプラットフォームの基本部分はキャリーオーバーだ。ボディも歩行者保護などのためフロント部のボリューム感が増し、若干全長が伸びた程度。サイズは全長3700mm(クーパーSは3715mm)×全幅1685mm×全高1415mm 、ホイールベースは2465mmとなる。新旧を一瞬で見分けるのには、ちょっとしたコツと慣れが要る。

 

なお先代では固定式のロールバーがリアシート後方にそびえ立ち、見た目のバランスを少なからず損なっていたが、新型ではロールバーをポップアップ式(横転の危険を感知すると0.15秒で立ち上がる)に変更。ヘッドレストも固定式から収納式に改めた。おかげでオープン時の見た目はずいぶんすっきりした。

ソフトトップカラーも3色から選べる

なおボディカラーは豊富だが、試乗車のホライゾンブルーなどのメタリック塗装はオプションで5万5000円もする。またキャンバス製ソフトトップは標準がブラックで、試乗車のホットチョコレートは無償オプションだが、2万8000円出すとデニムブルーという名のジーンズ風にもできる。これは2006年にDIESELの創始者レンツォ・ロッソがデザインしたチャリティイベント用のスペシャルモデルを彷彿とさせるもので(幌にポケットまで付いていた)、いわばそれの市販バージョンか。

豊富なオプションで「見せる」内装に

インテリアは基本的に現行ハッチバックと同じ。ダッシュセンターの速度計は相変わらず見にくく、あちこちに分散したスイッチ類も分かりにくいが、それは間違いなく「確信犯」。トップ開閉ボタンはウインドウスクリーン上部に配されている。

 

試乗車は内装もほぼフルオプションで、ボディ同色パネル、各種クロームメッキパーツ、32万円もするパイピング付フルレザーシート(シートヒーター付)、パドルシフト付ステアリング等々が備わる。

 

面白いのは、タコメーターの横に追加された「オールウェイズオープンタイマー」(3万2000円)なるもの。オープン走行した時間を「最後の1秒までカウント」し、合計時間を表示する。

リアシートの広さは十分。ただし背もたれが立ち気味

先代コンバーチブルに試乗した時は、「大人2人がちゃんと乗れる」と書いた後席。確かにヘッドルームから足もとまで、スペースは十分にあるし、閉所感も意外に少ないが、あらためて今回座ってみると背もたれの角度が立った感じがして、長時間の乗車は苦しいと感じた。どうも、ロールバーやヘッドレストの変更に伴って、シート形状が新旧で異なることも関係ありそうだ。これだけの空間を手荷物スペースと呼ぶのは忍びないが、フル4シーターというよりは、2+2に近いと言える。

後方視界を大幅に改善

なお、先代コンバーチブルではオープン時もクローズド時も笑えるくらい後方視界が悪かったが、新型ではロールバーが横転しそうな時だけポップアップするタイプになり、ヘッドレストも引き上げ式になったため、その後方視界が大幅に改善された。またサイドウインドウも大型化され、オープンカーの宿命であるクローズド時の斜め後方視界も、若干だが良くなっている。

荷室まわりはほぼ従来通り


イージー・ローディング機能
(photo:BMW ジャパン)

先代コンバーチブル同様、トランクは下ヒンジで開くが、クラシカルなアウターヒンジは廃止され、外観は今風になった。ただ先代にもあった「イージー・ローディング機能」は継承。クローズド時に限り、トランクの上部が幌と一緒に少しポップアップし、開口部を拡大できる。また下に降ろしたリッドは80kgまでの荷重に耐える。ベンチ代わりと言うより、荷物をいったんここに載せて、中に滑り込ませるための仕様だ。

容量は先代比で5リッター増えて125リッター、クローズド時に幌の収納スペースまで使うと170リッターになる。決して大容量ではないが、防犯上はここがオープンカーにとって数少ない「安全な場所」となるので、少しでも広くなったのは朗報だ。

 

さらに従来同様、後席の背もたれは5:5分割で倒れ、トランクスルーもできる。この時の容量は660リッターだ。先代より55リッターも増えたのは、やはりシート形状が変更されたせいか。

基本性能&ドライブフィール

走りは相変わらず「MINI」

試乗したのはクーパー(6AT)のコンバーチブル。エンジンは他のクーパーと同じ1.6リッター自然吸気(120ps、16.3kgm)で、車重はハッチバッチより100kgほど重い1260kg(6AT)。エンジンが先代の鋳鉄からオールアルミ製になったほか、足まわりにもアルミ製パーツが増えて、先代よりも10kgほど軽くなっている。

走らせた感じは、まさにいつものMINI。低回転からトルキーで、ゆえにちょっと面白みには欠けるバルブトロニックエンジンは、「ウォーン」というメカニカルなサウンドと共に、キビキビとボディを引っ張る。静かでも滑らかでもないが、いかにも「BMWの機械」という感じはする(エンジン製造から組立までれっきとした英国製だが)。

その中で愛知県から英国まで運ばれ、再び戻ってきた?アイシンAW製の6ATは、昨今のDCT(デュアル クラッチ トランスミッション)に比べると、若干ナマクラな気もしないではないが、運転のしやすさという点では不満なし。BMW流にパドルシフトの表側を親指で押してやれば(BMW車より押しやすい)、ブリッピングこそしないものの、まずまず素速くシフトダウンし、120ps相応の小癪(こしゃく)な加速を見せてくれる。何となくフリクションを感じさせる加速感は、同じアイシン製ATを使う3代目マツダ・ロードスターの6AT車に似ている。

ハッチバックに遜色ない剛性「感」。望外の乗り心地

クローズ状態だと幌のあたりからギシギシいうこともあるが、ボディ剛性は不満なし。一般的な走行状況でボディ剛性にハッチバックとの優劣をはっきり感じることは、まずないと思う。

期待以上だったのは、乗り心地が良いことだ。もともとBMW MINIは第2世代から乗り心地が良くなり、特にクーパーはずいぶんしなやかになったが、コンバーチブルではそれに車重が加わり、足まわりも変更されているのか、MINIらしからぬ乗り心地という感じ。試乗車のタイヤはオプションの16インチ(ランフラット)だったが、確認するまでまったくそんなことは意識されなかった。

ハンドリングそのものは、厳密に言えばハッチバックよりマイルドだが、やはりMINIらしいシャープな動きが印象的だ。中・高速コーナーを抜ける時のアンダーステア感は皆無で、ステアリングを切った方向に瞬間的に曲がって行く。長いアルミ製アームを持ったマルチリンクのリアサス、積極的に介入するDSCなど、とにかくレベルが高い。

とはいえ、100km/hオーバーでの緊張感のある走行感覚は相変わらず。ちょっとしたステアリング操作に敏感に反応するし、路面の影響もそれなりに受けやすい。BMW的だとも言えるのだが、とにかくここがVWなど他のFF車と違うところだ。

幌はオール電動。操作は30km/hまで可能で、しかも15秒


40センチほど開けたサンルーフモード。この状態でもけっこう開放感がある

11月中旬の少々寒い日ではあったが、晴天には恵まれたのでオープン走行も満喫できた。ルーフの開閉は、ロックも含めてオール電動(このクラスでは珍しい)。30km/hまでなら走行中でも操作可能なので、極端な話、信号が青に変わりそうな時でも操作に踏み切るのはアリだ。

いったん幌の前部だけが後方にスライドし、サンルーフモードになるのは従来と同じ(全速度域で可能)。ここからウィーーンと幌がZ時型に持ち上がり、後方に折り畳まれる。この間、わずか15秒。あっけないくらい速い。そのまま押し続けて4枚のサイドウインドウを全部下に降ろすことも出来るし、上げたままにも出来る。

 

しかもMINIはフロントガラスが前の方で、しかも低いので、最近のクルマとしては珍しいほどオープン時の開放感が高い。またオープン時には自動的にコンバーチブルモードに切り替わる強力なヒーターと、同じく強力なシートヒーターを備えるおかげで、肌寒い季節でも安楽にオープン走行が楽しめる。ロードノイズや振動などもオープン時には気にならないので、その意味ではやはり「オールウェイズ・オープン」というクルマだろう。

一方で、やはり80~100km/hを越えると、後方からの風の巻き込みは気になるところ。特に外気温が10度Cを下回るような状況だとさすがに寒く、「オールウェイズ」という気にはなりにくい。ま、これもカブリオレとしては常識的な話だ。

試乗燃費は10.6~11.5km/L

今回は約190kmを試乗。参考までに試乗燃費は、高速・一般道を走った区間(約100km)が10.6km/L。一般道を流した区間(約30km)が11.5km/L。さらに試しでエコランした区間(約30km)が14.0km/Lだった。印象としては、MINIらしく元気に走らせると10~11km/L台、通勤パターンで大人しく走ると13km/L台が、クーパーの6ATでは現実的という感じだ。

ちなみに10・15モード燃費は、今回乗ったクーパー・6ATが14.6km/Lで、6MTが18.6km/L。クーパーS・6ATが12.6km/L、6MTが15.4km/Lだ。総じて6ATと6MTでは、6MTの方が2割以上良く、クーパーとクーパーSとでは、クーパーの方が2割ほど良い。

ここがイイ

実用性が高く、乗り心地、オープン時の後方視界、スタイル等が良くなったこと

サイズが小さくて扱いやすいし、オープンなのに4人乗れるし、フロントスクリーンが前の方にあるから小柄な人でもオープン時の開放感があるし、後方視界はよくなったし、走りは不満がないし、ワインディングはそこそこ楽しめるし、乗り心地はいいし、燃費もそんなに悪くないから環境と財布に優しいし、女の子にはうけるし、エンスーにもうけるし、ほどほどに台数が走っているから妙に目立ちすぎないし、若者にも年寄りにも合うし、何より趣味がよく見える。

ここがダメ

静かで安楽なクルマではない。6AT車の燃費

強いて言えば、高速走行時の緊張感のある操縦性はMINIに共通するものだが、やはりかなり特殊。エンジンもノイジーだし、ロードノイズはうるさい(ホイールハウス内はレクサスばりに吸音用のフェルトで覆われているのだが)。コンバーチブルだとオープン時はもちろん、クローズド時にも風切り音がそうとう高まる。決して静かで、安楽なクルマではない。「それがイイ」でもあるのだが。

性能を思えば、燃費は十分いいのだが、6MTに対して6AT(特にクーパーS)の燃費が見劣りすること。CVTにしろ、DCTにしろ、セミATにしろ、最近の2ペダル車の燃費はMT車と変わらないか、中にはMTより良いものもある。ここが目下、MINIにとって最大の課題だろう。

オープンモデルゆえ防犯上、カーナビは外付けしづらい。純正はセンターメータ下半分にかぶるような外部ディスプレイとなるが、これもイマイチ。PNDにして、クルマから離れるときはアメリカのように取り外すことにするか、悩みは深い。

現在年産24万台だが、かなり高コストのクルマであり、それが車両価格に少なからず反映している。明らかに高級車であり、初代Miniの精神(廉価で、経済的で、革新的で、反権威的で、4人乗りファミリカー)を受け継いでいるとは言えない。

総合評価

女の子に大受け

モーターデイズ編集部のある名古屋では、ちょうど今、モーターショーが開催されている。国産車はマツダ、三菱、そしてスバルが出展を辞退してしまい、さびしい感じがするのだが、そのかわり輸入車ブランドのほとんどは出展していて、正直なところ、全体としては「東京モーターショーより楽しい」というのが実感だ。

「エコだけが生きる道」と言わんばかりに、周りが見えない感じの日本車より、オープンモデルをいろいろたくさん用意する輸入車の方が、何となく余裕が感じられる。もちろん取り巻く環境は同じで、より高額な輸入車は、販売ではより苦戦しているのだが、バリエーション豊かな輸入車を見てると「クルマっていいよな」となんだか嬉しくなるのだ。

会場には、試乗したのと同じMINIが置いてあり、大変な人気を集めていた。今回会場ではエリア限定ワンセグ放送というのが行われており、デイズの水野も出演したのだが、そこでMINIの紹介をしたら一緒に出演した女の子には大受け。特にクルマ好きではない女の子も、MINIだけは知っているし、かつ、大好きだ。オープンモデルともなると「乗りたい、乗りたい!」って、クルマ不況はどこ吹く風といった大ウケ。クルマオタクは女の子にはもてないものだが、MINIだけは違うかのようだ(実際にはMINI命のオタクはもてないのだろうけど)。

輸入車はロングサイクルの商品

実際、今回のオープンMINIは先代の問題点がほぼ解消されていて、これはホントにいいと思う。「ここがイイ」にあるように、実用性は高いし、女の子にはうけるし、趣味はいいし、まさに万能車だ。

もう小型車はMINIだけでいいんじゃないか、とすら思う。クルマの種類など減っても、いいんじゃないか、と。ただちょっと高価だから誰でも買える、というわけにはいかない。それゆえ日本車が安い小型車を出して、MINIは欲しいけど高くて買えないという人をすくいあげる、というのがこれまでの図式だ。だけど日本人も最近お金がなくなって、そんな安いクルマすら買えなくなってきた。そうすると、たぶんもっと安いクルマがどこかから登場してくるのだろう。で、それに文句を言いながら乗るという悪循環。しかも短いサイクルでモデルチェンジしてクルマは「消費」されるばかりだ。

そういうところから抜け出さなければならない時期だろう。例えばこのMINIを買って10年乗れば、けっこうエコだと思う。そういうかたちで成り立つクルマビジネスを作り上げないといけない。国産車に代表される大量生産・大量消費型のクルマビジネスを何とかしなければいけない。輸入車はバラエティに富んでいる。そして基本的にロングサイクルの商品だ。500万円で10年乗るか、250万円で5年乗るか。むろん実際にはこんな単純な計算ではないが、数年で乗り替えることをベースに計算された国産車のクルマビジネスは、そろそろ自らの首を絞める時が来たのではないか。それは例え電気自動車の時代が来たとしても。

「MINIに対抗できる何か」が日本の課題

今年の東京モーターショーとは正反対に、ポルシェ・パナメーラや新型ジャガーXJ、新型シボレー・カマロなどが登場し、輸入車ブランドが華を添えた名古屋のモーターショーを見て思ったのは、エコ一辺倒でなく、本当に楽しい、あるいは本当に価値あるクルマを作ることが、今こそ求められているのでは、ということだ。ちなみに名古屋のショーではITSの企画展も行われているが、こういった先端技術こそ日本の得意分野だったはず。MINIのような本当に楽しいクルマは日本ではなかなか作るのが難しくても、本当に価値あるクルマというのは、そんな得意分野から生まれるような気がする。「MINIに対抗できる何か」を作れるかが、日本のクルマ業界の課題だろう。

試乗車スペック
MINI クーパー コンバーチブル
(1.6リッター直4・6AT・318万円)

●初年度登録:2009年7月●形式:ABA-MR16 ●全長3700mm×全幅1685mm×全高1415mm ●ホイールベース:2465mm ●最小回転半径:5.1m ●車重(車検証記載値):1260kg( 770+490 ) ●乗車定員:4名 ●エンジン型式:N12B16A ● 1598cc・直列4気筒・DOHC・4バルブ・横置 ●ボア×ストローク:77.0×85.8mm ●圧縮比:11.0 ●120ps(88kW)/6000rpm、16.3kgm (160Nm)/4250rpm ●カム駆動:タイミングチェーン ●使用燃料/容量:プレミアムガソリン/40L ●10・15モード燃費:14.6km/L ●JC08モード燃費:-km/L ●駆動方式:前輪駆動(FF) ●サスペンション形式:前 シングルジョイントストラット/後 マルチリンク ●タイヤ:195/55R16( Good Year Exellence Run Flat ) ※標準仕様は175/65R15 ●試乗車価格:417万2000円( 含むオプション:スポーツレザーステアリング<パドルシフト付> 3万円、アームレスト 2万5000円、インテリアサーフェス<ボディカラー> 4万2000円、クロームラインインテリア 2万2000円、カラーライン<クリームホワイト> 2万6000円、レザーシート<ラウンジタイプ> シートヒーター付 32万円、オールウェイズオープンタイマー 3万2000円、自動防眩機能付ルームミラー 2万5000円、レインセンサー 2万4000円、MINIハイファイラウドスピーカーシステム 8万5000円、クロームラインエクステリア 4万2000円、キセノンヘッドランプ 9万4000円、ホワイトターンシグナルライト 1万4000円、メタリックペイント 5万5000円、5スターブラスターアロイホイール&195/55R16 ランフラットタイヤ 14万円、フロアマット 1万6000円 )●試乗距離:約190km ●試乗日:2009年11月 ●車両協力:MINI名古屋守山TEL:052-796-7333

 
 
 
 
 

MINI 最新の試乗記10件

最近の試乗記一覧