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東京モーターショー2011、見どころを紹介!

カテゴリ:イベント・フェア , スタッフコラム / 2011年12月03日

 
 

二年に一度開催される東京モーターショーの一般公開が12月3日に東京ビッグサイト(江東区有明)で始まりました。幕張メッセで長年開催されてきた同ショーが東京都内で行われるのは実に24年ぶり。今回は11/30日・12/1の両プレスデイの様子をもとに、注目のモデルを独断でピックアップしてみました。

西ホール編

まずはトヨタとレクサスをチェック


トヨタ 86

東京ビッグサイトの特徴は、西ホールと東ホールに大きく分かれること。途中は「動く歩道」で結ばれていますが、行き来するのは大変で時間も掛かるので、まずは実際にブースを回るように西館から順番に紹介していきます。

西館の国産ブランドは、トヨタ/レクサス/ダイハツだけ。まずはここで新型『アクア』をチェックしつつ、やはり本命のトヨタ『ハチロク』に向かいます。おそらく多くの人だかりに埋もれてしまっているはずですが、何とかここでその印象を脳裡に刻んでおきましょう。なぜならそのイメージを、後で見るスバルの『BRZ』と比べたいから。

 

レクサス GSシリーズ

ちなみにアクアに関しては、東ホールにある関東自動車(アクアを生産)のブースでも、実車がじっくりチェックできます。詳しい話は、むしろそちらの方が聞きやすいかも。穴場です。

レクサスブースの目玉は新型『GS』シリーズと『LFA ニュルブルクリンク パッケージ』。しかしGSはこれからいつでもレクサス店で見られるので軽く流しておきましょう。一日は短く、先は長いのです。

 

ダイハツ D-X

ダイハツブースでは次期コペンの模索と言えそうな小型オープンスポーツ『D-X』が面白いのですが、技術オタクはそのD-Xに搭載する予定?の2気筒直噴ターボエンジンに注目。隅の方にカットモデルが展示してあるので、じっくり見ておきます。そばにいた関係者によると「トルクがあるので乗ると面白いんですが、市販車に搭載するとなるとコストが・・・・・・」とのことでした。

BMWブースでは本気コンセプトを本気で見るべし


BMW i8 コンセプト

何と同じ西館にはトヨタと技術提携を発表したばかりのBMWのブースが。これは絶対に偶然じゃないですね。ここでは注目のコンセプトモデルをチェック。フロントにモーター、リアに3気筒エンジンを搭載した次世代高級スポーツカー『i8 コンセプト』はあまりにぶっ飛んだスタイリングで現実味がありませんが、BMWはこれをマジで市販するつもり。映画「ミッション:インポッシブル 4」にも登場する模様。

 

BMW i3 コンセプト

もう一つの『i3 コンセプト』はリアにモーターを搭載した4人乗りEV。どっちもボディはアルミとカーボン製で、生産システムも含めて検討中とのこと。この唯我独尊、技術至上ぶりには本当に頭が下がります。

 

MINI ペースマン コンセプト

BMWの隣にはもちろんMINI。新型『クーペ』は確かに注目ですが、これはディーラーでも見ることができるので横目でパス。ここでチェックすべきはクロスオーバーベースの2ドアクーペ『ペースマン コンセプト』でしょう。MINIの3ドアベースでは狭いし乗り心地も・・・・・・という方にはこっちが本命。

 

シトロエン DS4

トヨタとBMWの両方と技術提携しているプジョー・シトロエンのブースでは、来年発売予定のシトロエン『DS5』が主役。このクルマの見どころはインテリアなので、一般公開日でも出来れば中を見せてもらいましょう。プジョーブースの目玉はディーゼルハイブリッドの『3008ハイブリッド4』。日本でも市販する予定です。

 

レンジローバー イヴォーク

ランドローバーではレンジローバー史上最も小型軽量の新型『イヴォーク』をチェック。3ドアと5ドアがありますが、両方ともかなりスポーティなデザインです。

東ホール編

ドイツ勢ブースに圧倒される


左がポルシェで、右に広がるのがVW、奧がアウディのブース

東ホールで度肝を抜かれるのがフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ連合が展開する巨大広大なブースエリア。知り合いの編集者には「上海ほどじゃないよ」とクールに言われてしまいましたが、十分に圧倒されます。

 

VW ザ ビートル

VWブースにはワールドプレミアのコンセプトカーなどいろいろありますが、目立ってるのは新型『ザ ビートル』。中でもフェンダー社とコラボしたコンセプトモデルは、ここでしか見られないのでギター好きは必見。実はこのビートル フェンダー、取材当日は裏の方にあって、うっかり見落としてしまいました。残念。

 

ポルシェ 911

ポルシェブースはやっぱり新型『911』。従来モデル(997型)もカッコ良かったけど、新型(991型)はさらにカッコ良い。「最新の911は・・・・・・」というヤツでしょうか。パナメーラ GTS、ケイマンR、ボクスターなどもありますので、お好みでどうぞ。いずれも市販車とはいえ、ショールームでいつでも見られるとは限りません。

 

アウディ R18 TDI

そしてアウディも盛りだくさん。あまりにもたくさんありすぎて、どれを紹介していいか分かりませんが、個人的に一番感激したのはプレスデイ2日目に展示されていたルマン24時間ウイナー『R18 TDI』。レーシングカーにもいろいろありますが、これには一種異様な迫力がありました。アウディの強さを象徴するクルマだと思います。

 

メルセデス・ベンツ コンセプト Aクラス

ドイツ車の雄、メルセデス・ベンツの主役は、高級車コンセプトの『F125!』と次期Aクラスを予告する『コンセプト Aクラス』。実車を見て驚いたのはコンセプト Aクラスの方で、新型スポーツカーのコンセプトかと思ったくらいカッコいい。もう一つ予想外にカッコよかったのは、スマートのEVコンセプトカー『フォービジョン』。次期スマートがこんなんだったら、欲しいなぁと思います。

電動バイク『RC-E』にグッと来る


ホンダ EV-Ster

再び国産車に戻って、まずはホンダ。「にんげんのきもちいいってなんだろう」と書いてある巨大で細長いブースに、4輪から2輪までズラリと並んでいます。多くの人は電動スポーツカーコンセプトの『EV-STER(EVスター』とかに集まってましたが、人がたくさんいるのでサラリとやり過ごしました(撮影はしたけど)。

 

ホンダ RC-E

一心不乱に向かったのは、注目の電動バイクコンセプト『RC-E』。実車はほとんどモックアップでしたが、やっぱりグッと来ますね、このカラーリングとコンセプトは。今年はこういう元気の出るコンセプトカーが必要なのです。

 

ホンダ NC700X (カスタム車)

ホンダの二輪で言うと、新開発の700cc並列2気筒(ホンダお得意のV型ではない)とデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を採用した『NC700S』と『NC700X』、そしてスクーターみたいな『インテグラ』は注目のモデル。この3台、姿カタチはまったく違っても、実はフレームやパワートレインを共有する三つ子の兄弟車。ちなみに3台とも通常なら燃料タンクのところが「メットイン」だったのには拍子抜けしました。

 

ホンダ CRF250L(カスタム車)

他には新型オフロードバイク『CRF250L』も目玉かも。搭載される水冷シングルエンジンは現行CBR250Rからの流用だそうで、思わず説明員の方に「ほんとはこっち(CRF)が(開発順序は)先でしょ?」と言ってしまいましたが、真偽は不明です。

『BRZ』を観察。『スイフトスポーツ』でカチャカチャ


日産 エスフロー

お次は日産。プレスデイ初日で一番注目を浴びていたのは間違いなくゴーン社長ですが(笑)、個人的にいいなと思ったのは2人乗り・後輪駆動のEVスポーツカー『Esflow(エスフロー』。EVじゃなくて、まずはガソリン車かHVで出してほしいモデル。三菱は世界戦略車『ミラージュ』が一番目立つところにあり、北米仕様のiMiEVもありました。

 

マツダ 雄(たけり)

マツダは新型クロスオーバーSUV『CX-5』を正面に出しつつ、次世代中型セダン(アテンザ?)のコンセプトモデル「雄(たけり)」を展示。ところでマツダをはじめ、ホンダ、レクサスといった国産車ブースはとても照明が暗いところがあって、撮影が難しかったです。影の部分が背景と一緒になってボディラインが出ないんですよね。言い訳ですが。

 

スバル BRZ

スバルブースの華は、もちろん新型FRスポーツの『BRZ』。スバルらしいブルーの車両も、艶消しのホワイトも清潔感があって好印象。水平対向エンジンも過去のどのスバル車よりも低いところにある感じがしました。運転席に座ってみたかったけど混んでいて果たせず、またしても残念。あ、スバリストならば、新型『インプレッサ』もじっくり見ておきましょう。アイサイトも載るし、パワートレインも一新されています。

 

スズキ スイフトスポーツ

スズキは例年通り、明るく爽やかなブース。クルマ好きはやっぱ新型『スイフトスポーツ』でしょう。僕も思わず運転席に座って6速MTのシフトノブをカチャカチャやってみました。早く乗ってみたい、と思わせるクルマです。

二輪のヤマハ、カワサキも頑張る


ヤマハ Y125もえぎ

ヤマハブースは例年ほどアーティスティックではなく、親しみやすい雰囲気。印象的だったのは見るからに自転車バイク風の『Y125もえぎ』。こんなバイクで、のんびり旅をしてみたいです。

 

ヤマハ XTW250陵駆

逆にヘビーデューティ感あふれていたのが、XT系(セローなど)とTW200を足して2で割ったような『XTW250陵駆(リョーク)』。ちなみに取材中、ヤマハモーターサイクルのデザインを手がけるGKダイナミックスの方と、たまたま少しお話が出来ました。こういうのもモーターショーの楽しみです。

 

カワサキ KR250

カワサキも今年は例年になく気合いが入ってました。なにしろブースの横には、いきなり往年のワークスマシン『KR250』があり、ブースの3分の2くらいはライムグリーン一色という体育会系ぶり。

 

カワサキ ニンジャ ZX-14R

主役は200psオーバーの新開発1441ccエンジンを搭載した新型『ニンジャ ZX-14R』。4輪車の場合、スーパースポーツは欧州勢にやられっぱなしなので(日産GT-RやLFAを除く)、せめて国産2輪にはこういうのがあってもいいのでは。

 

VW クロスクーペ

以上、チョー駆け足でしたが、見どころは何となく伝わったでしょうか。震災などいろいろなことがあったせいか、今年は義務で作っていたようなコンセプトモデルが無くなり、日本全体に元気を与えたい、元気を失っている人を喜ばせたい、と願うようなモデルが多かった気がします。また、わざわざ日本でワールドプレミアを行った海外メーカーにも同じような心意気を感じた今回のショーでした。
《丹羽圭@DAYS》