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アウディ、新型「A5 スポーツバック」を発売

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2010年01月21日

 
 

新型A5スポーツバックとアウディ ジャパンのドミニク・ベッシュ社長

アウディ ジャパンは2010年1月21日、新型「アウディ A5 スポーツバック」の東海・北陸エリアにおける報道発表会を名古屋マリオットアソシアホテルで行った。

A5ベースの「4ドアクーペ」風5ドア


(photo:アウディ ジャパン)

2010年1月13日から国内で発売されている新型A5スポーツバックは、メルセデス・ベンツのCLSあたりから始まった「4ドアハードトップ」ブームに対するアウディ流の答え、と言えるだろう。

そのコンセプトはクーペのようなスタイリング、アバントのような積載性、そしてセダン的なフォーマルさを兼ね備えた「3 in 1」。ボディ形式的にはいわゆる5ドアハッチバックだが、アウディはあくまで「スタイリッシュ4ドアクーペ」と呼ぶ。実際、ホイールベースこそA4セダン/アバントと同じだが、プラットフォームはA5用のワイドトレッド版がベースだ。

長さはセダン並み、幅と高さはクーペ並み


(photo:アウディ ジャパン)

ボディサイズは全長4710mm×全幅1855mm×全高1390mm。全長はセダン/アバント並みだが、クーペ並みにワイド&ロー。そしてAピラーおよびCピラーの傾斜は強く、サイドウインドウはもちろんサッシュレスとなる。

パワートレインは定番の2.0TFSI+7速DCT+クワトロ


(photo:アウディ ジャパン)

日本に導入されるのは「2.0TFSI クワトロ」のみで、パワートレインはすでに定評のある2.0リッター直4・直噴ガソリンターボ「2.0TFSI」(211ps/4300-6000rpm、35.7kgm/1500-4200rpm)、縦置きタイプの7速Sトロニック(いわゆるDCT=デュアル クラッチ トランスミッション)、そしてフルタイム4WDである「クワトロ」との組み合わせ。クワトロはA4/A5/Q5系と同じ非対称/ダイナミックトルク配分型(通常時で前輪40:後輪60)となる。

 

低い視点とスポーティな着座姿勢。MMI(マルチ メディア インターフェイス)は改良型のHDDタイプとなった

また、Q7のマイナーチェンジ版に続いて、エネルギー回生システムも採用。これは制動/減速時にオルタネーターで発電してバッテリーを充電し、逆に走行中などはオルタネーターの負担を減らして、燃費を向上させるというもの。結果、10・15モード燃費は、このクラスの欧州車でトップクラスの12.0km/lを達成している(同じパワートレインのA4やA5クーペと同じ)。CO2排出量は193g/kmだ。

価格はA4シリーズより高く、A5クーペ並みの575万円


荷室容量は通常時で480リッター、拡大時で980リッター。大型リアゲートで開口部を広い。ゴルフバッグ4個もギリギリ積めるという

価格は575万円で、同じパワートレインのA4セダンやA4アバントより40万~60万円ほど高いが、A5クーペ(592万円~)よりは少し安い「戦略的な価格」(アウディ ジャパン)とされた。

 

「エクスクルーシブ リミテッド」の内装
(photo:アウディ ジャパン)

さらに今回の日本導入を記念して、20台限定で用意された特別仕様車「A5 スポーツバック エクスクルーシブ リミテッド」は751万円。こちらは「スズカグレーメタリック」と呼ばれる特別塗色となるほか、ブラックとアラバスターホワイトの「エクスクルーシブライン」レザーシート、S-lineエクステリアパッケージ、専用アルミホイール、バング&オルフセン サウンドシステム等を標準装備する。いずれも右ハンドルのみだ。

2010年は1000台を目標


日本市場でメルセデス・ベンツとBMWに販売台数で迫る現況を示すベッシュ社長

アウディ ジャパンが立てた2010年の販売目標は1000台。A5シリーズの半分以上がこのスポーツバックになると見込んでいる。

なお、現在輸入車ブランドでは唯一好調と言えるアウディ。2009年に日本国内で販売されたアウディ車は、1998年から始まったアウディ ジャパン体制下で最高の1万6171台を達成。輸入車マーケット全体が前年比17%減となる中で、アウディは1%増として右肩上がりをキープした。2010年には、1990年に樹立したアウディ車の国内販売最高記録である1万6691台越えを目標とする。

デイズのコメント


(photo:アウディ ジャパン)

オッと、思わず振り返る存在感のあるA5スポーツバック。メルセデスのCLSに代表される最近流行りの4ドアハードトップ路線は(このクルマは5ドアだけど)、かっこよさを価値のひとつとする輸入車にとっては重要な要件。実用性よりスタイリングこそ、輸入車を買う意義なのだから。若者や若いカップル向けとされているが、価格も安くはないし、セダン回帰してきた熟年向けなのでは。1000台は十分売れると思われる。

 

アウディ ジャパンはイメージ的に近いモデルとして、かつての4座クーペ「アウディ100 クーペ」(1969~1976年)を挙げる