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VW、新型ゴルフを発表

カテゴリ:新車 , イベント・フェア / 2013年05月20日

 
 

今度のゴルフは安全性能がウリ

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2013年5月20日、7代目となる新型ゴルフ(ゴルフ7)を発表し、国立代々木競技場第一体育館で発表会を開いた。発売は6月25日から。

これまでにない5年という早いサイクルでモデルチェンジしたのは、この数年、安全への要望が一気に高まっていることと無縁では無さそうだ。今回の新型ゴルフでは「安全装備の民主化」と銘打って、ミリ波レーダーによるプリクラッシュプレーキシステム、シティエマージェンシーブレーキ、衝突後に車両を10km/h以下まで減速させて二次衝突を軽減するマルチコリジョンブレーキ、クラス最高の9エアバックの効果を高めるプロアクティブ・オキュパント・プロテクション(シートベルトのテンションを高め、窓を閉じる)、ドライバー疲労検知システムを全車標準装備。それでいながら、先代発売当初の価格より、販売価格を引き下げた。

 

また、アダプティブクルーズコントロールや、ステアリング操作の補正まで行うレーンキープアシストはオプションで用意。これら安全装備の充実は、モデルを超えて車体の標準化を狙うモジュール戦略「MQB」によってもたらされたという。いよいよ日本で最も売れている輸入車においても、「安全」がテーマになりつつある。

全車エコカー減税100%。価格は249万円~

燃費は歴代モデルで最高となり、全車エコカー減税100%の対象に。DOHCとなった1.2リッター直4エンジン+7速DSG車はJC08モード燃費21.0km/L、シングルチャージャーとなった1.4リッター車は真ん中2気筒を適時休止させるアクティブシリンダーマネジメントで同19.9km/Lを達成し、国産ハイブリッド車にも対抗できうる、としている。オーディオはBTハンズフリー対応のタッチパネル式。カーナビはオプションにも見当たらなかったが、スマートフォンで対応すればいいだろう。

 

ボディサイズは全長4265mm×全幅1800mm×全高1460mmで、先代より大きくなったが、スタイリングは誰が見てもゴルフという、時代を超えて変わらないデザインをあえて採用。初代が「徹底的なスペース効率の追求の結果、生まれたハッチバックスタイル」であったゴルフは、そのコンセプトを変えない以上、スタイルも変わらない、ということのようだ。ブランドイメージを確立したモデルの、進化の仕方を示すモデルチェンジと言える。

ラインナップは、1.2リッターの「TSI Trendline」が249万円、アダプティブクルーズコントロール付きの「TSI Comfortline」が269万円、レーンキープアシストが追加され、アルカンターラ&ファブリックスポーツシートを装備した1.4リッターの「TSI Highline」が299万円。

ジウジアーロとデ・シルヴァが対談

会場では、初代ゴルフのデザインを手がけたジョルジェット・ジウジアーロ氏と、ゴルフ7のデザインを統括したワルター・デ・シルヴァ氏、デ・シルヴァ氏の元でアウディのデザイナーとして働いたサトシ・ワダ氏による対談が行われた。デ・シルヴァ氏は「好まれているデザインは代々受け継がれ、引き継がれていくことを運命づけられている。時代とともに美しさは変わり、(ゴルフは)だんだんと美しくなっていき、愛情が持てる」と述べた。

 

ちなみにジウジアーロとデ・シルヴァ両氏が最も影響を受けたクルマとしてあげたのは、シトロエン DS19。デ・シルヴァ氏は「未だ研究の対象である」とし、ジウジアーロ氏は「唯一無比のクルマ。モダンで、それまで存在したことのなかったもの」と語った。またプロダクトデザインで一番大切にしていることは、という問いには、「機能性とコスト。芸術的要素も必要だが、売られるものであると考えること(デ・シルヴァ氏)」、「デザイナーは人と違ったものを作りたいものだが、自分勝手なデザインをするのではなく、機能性を考えて、いいなと理解されるものにする(ジウジアーロ氏)」と答えた。

DAYSのコメント

走りを確かめてみないとなんとも言えませんが、スペック上は今回のゴルフ、とても気になるクルマになっています。日本車は燃費ばっかり気にしてる間に、安全装備でまたも欧州車に遅れをとってしまったよう。2年後に発売されるらしい次期プリウスに、どこまで安全装備が載るでしょうか。