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トヨタ、新型ミニバン「アイシス」を発売

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2004年09月28日

 
 

トヨタ自動車は2004年9月28日、新型ミニバン「アイシス(Isis)」を発売した。ミニバン初の片側ピラーレス車だ。新車発表会の行なわれたトヨタ博物館(愛知県長久手町)からリポート。

いわば7人乗りラウム

新型アイシスは両側スライドドアを持つ7人乗りミニバンだ。最大の特長は現行ラウムのように助手席側がピラーレスである点で、同じ「パノラマオープンドア」の大きな開口部(幅1,890mm)によって、ミニバンとしての使い勝手をさらに極めた。分かりやすく言えば、7人乗りになったラウム、あるいは片側ピラーのウイッシュ。開発コンセプトは「柔(じゅう)・空間」。障子や襖(ふすま)のように、空間を自由に、そして柔軟に使えるクルマを目指したという。

シャシーはウイッシュ+ノア

スタイリングは斬新ではないが、そつなくまとまっている。ボディサイズは全長4610(4640)mm×全幅1695(1710)mm×全高1640mm(カッコ内はスポーティグレード「プラタナ」)と、基本は5ナンバーサイズ。プラットフォームはフロント部がウイッシュ、増加したアクスル荷重に対応するためにボディ後半部はノア/ヴォクシーのフロア/サスペンションを利用。ピラーレス構造はもちろんラウムの応用で、前方にタンブルする助手席もラウムのものを流用する。

進化したCVT

パワートレインはおなじみ1.8リッターVVT-i+4ATおよび2.0リッター直噴(D-4)+CVTと、基本はウイッシュと同じ。7速シーケンシャルモードの付いたCVTは、ナビ情報によるシフト制御も加わり「Super CVT-i」に進化した。また、ステアリング舵角に連動する世界初のステアリング感応式クリアランスソナーも採用。

シートアレンジをさらに工夫

2列目以降のシートアレンジにも独自の工夫がある。セカンドシートはチップアップ機構付で、ポルテのように座面が後ろに跳ね上がる。左側の大開口部から大物を入れる時に便利だ。ロック解除が必要なく(ロックそのものがない)、ポルテより簡単に操作出来る。サードシートはトヨタの国内向けモデルで初という後方床下格納タイプ。手順を踏む必要はあるが、説明書なしに片手で操作できる。

アイシスの登場でガイアはラインナップから消えるが、ガイアの後継ではなく「次世代ミニバンの手本となる、まったく新しいミニバン」(トヨタの岩月副社長)とのこと。アイシス(Isis)とは、英語で古代エジプトの豊穣の女神の名前。生産は関東自動車工業の東富士工場。販売は主に全国のトヨタ店で、目標台数は4000台/月。価格は178.5万円~273万円。

DAYSのコメント

スタイリングよりとにかく使いやすさを追求したミニバン、という感じ。ラウムに続く助手席側Bピラーレスオープンボディ、ただ持ち上げるだけのセカンドシート座面チップアップ、片手でできるサードシートのフラット収納など、とにかく考えまくってある。久々にセカンド・サードシートでベッド化できるのも、レジャーユースには重宝されそう。ミニバンはどこまで進化するのだろうか。

(Photo:DAYS)