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トヨタ、イストをフルモデルチェンジ

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2007年07月30日

 
 

トヨタは2007年7月30日、「イスト」をフルモデルチェンジして発売した。新型は全幅1720mmのワイドボディで、1.8リッター車の設定もあるグローバルカーとなっている。東海地区での報道発表が行なわれたトヨタ博物館(愛知県長久手町)からリポート。

最初から北米市場を視野に

初代イスト(2002年5月発売)は初代ヴィッツをベースに、国内専用の上級コンパクトカーとしたモデル。その後トヨタが北米で立ち上げた若者向けブランド「サイオン(Scion)」の1モデルとして抜擢され、かの地では「サイオンxA」としても成功を収めている。

そこで今回の新型は最初から北米市場を視野に入れて開発。「ジェネレーションY」(米国における1970年代以降生まれの世代)を意識したモデルとなっている。国内に向けては、団塊ジュニア世代の30代男性向け新ジャンル・コンパクトカーという位置付けだ。

3ナンバー幅のクロスオーバースタイル

外観デザインの上で「2ボックスとSUVの融合」を目指したのは初代と同じだが、新型は当然ながらアメリカンテイストを強めている。ボディサイズは全長3930×全幅1725×全高1525mm(FF車)と全長は短いが、ボディ幅とトレッドはワイドになり、全車16インチタイヤ(195/60R16)を採用。国内で女性に好まれた初代の面影はやや薄まり、押し出し感が強まった。

サイド&カーテンエアバッグ全車標準

センター配置だったメーターは運転席正面に移動。代わりに、浮いたように見えるセンターパネル「フローティングセンタークラスター」や速度計と回転計を同一円内に収めた「コンセントリックメーター」を採用。トヨタおなじみのスタートボタンはステアリング左に配置された。つまり今後は、グローバルカーはステアリングの左配置、国内専用車は右配置となるようだ。

後席の折り畳みはワンタッチ・チルトダウン式として、積載性や荷室床下収納などのユーティリティを重視している。また衝突安全系の装備については、SRSサイド&カーテンシールドエアバッグと新開発アクティブヘッドレストを国産同クラスでは異例の全車標準とした。

1.5L車をCVT化し、1.8L車を追加

初代のパワートレインは初代ヴィッツ譲りの1.3L/1.5L+4ATだったが、新型は1.5L(109ps ※4WDは103ps)+CVT(無段変速機)および1.8L(132ps)+4ATに格上げ。10・15モード燃費は1.5リッター車(2WD)で18.0km/Lとなっている。

生産はトヨタ自動車の高岡工場(愛知県豊田市)で、販売はネッツ店。販売目標は月間2000台だ。広告コピーは「ヘビー・ビューティ(Heavy Beauty)」で、俳優のオダギリジョーを起用したクールなテレビCMはボディカラー別に4バージョンで展開される。価格は165万9000円~199万5000円。

デイズのコメント

SUVのチョップトップ(ピラーを短く切って屋根を下げるアメリカンなカスタム手法)といったイメージでまとめられたエクステリアデザインは、実際に路上で見るとなかなかカッコいい。かわいらしさで女性受けをねらったようなコンパクトカーが多い中、男性が乗れそうなコンパクトカーという点ではユニークな存在といえる。ただ、ターゲットである30代の日本人男性がこの手のクルマを好むかどうかはかなり微妙。やはりアメリカ市場がメインで、日本はサブという位置付けだ。それは月販2000台というトヨタとしては控えめな数字に表れていると思う。

(写真:DAYS)

トヨタ公式サイト>イストhttp://toyota.jp/ist/

トヨタ自動車>ニュースリリースhttp://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Jul/nt07_038.html

サイオン(Scion)>xA(現行型) ※英語http://www.scion.com/#xA/