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レクサス LS600h/LS600hLを発売

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2007年05月17日

 
 

トヨタ自動車は5月17日、レクサスブランドの最高峰となるハイブリッドセダン「LS600h」「LS600hL」を発売した。愛知県豊田市のトヨタ本社からリポート。

世界初の5リッターV8ハイブリッド+フルタイム四駆

「LEXUSブランドの理念を具現化した最高の商品」を謳うLS600h/LS600hL。何より注目されるのが、世界初のV8ハイブリッドシステム+フルタイムAWD (All-Wheel-Drive=4輪駆動)のパワートレインだ。

新開発の5.0リッターV8エンジン(394ps、53.0kgm)とモーター(224ps、30.6kgm)は、システム全体で445psと「6リッター車に匹敵する動力性能」を発揮。0→100km/h加速:5.5秒とスーパースポーツ並みの性能を謳う。

この大パワーを路面に伝えるべく、FRハイブリッド車としては初のフルタイムAWDを採用。新開発のトルセンLSDと伝達用ギアを組み込んだトランスファーを使い、通常走行時には前後40:60、走行状況に応じて30:70、または50:50の駆動配分を「選択」する。つまり駆動力の前後配分を無段階で変化させるフルタイム4WDや電子制御クラッチ式4WDとは異なる、メカニカルな4WDシステムだ。

10・15モード燃費は12.2km/L

新開発のハイブリッド・トランスミッションは電気式の無段変速(擬似的な8速マニュアルモード付き)。フルタイムAWDとの組み合わせで、レクサスのコンセプトである「速く、スムーズに、安全に」を追求している。プリウスなどと同様、発進時、低速・低負荷走行時にはモーターのみのEV走行も可能だ。なお、LSハイブリッドにはハリアー/クルーガーハイブリッドやGS450hにあったパワーメーターではなく回転計が備わる。

もちろんハイブリッドならではの環境性能もセールスポイント。4輪回生ブレーキを備えるなどしてエネルギーの回収効率を向上させ、10・15モード燃費はこのクラスで群を抜く12.2km/Lを達成している。

なお、今回豊田市で行なわれた発表会では、付近の高速道路を使った簡単な試乗会が行なわれた。DAYSもLS600h、ならびにLS600hLの2台に試乗したが、詳報は後日じっくり乗ってからの試乗記で行ないたい。

世界初のLEDヘッドライト

世界初となるLEDヘッドランプ(ロービーム)の採用も話題の一つ。3眼プロジェクターの光源に超高輝度LEDを使ったもので、もちろんAFS機能(光軸可変機能)が備わる。独特の光り方と長寿命、メンテナンスフリーが特長だ。

また、ロングホイールベース車(+120mm)である「LS600hL」はフラッグシップらしい後席空間と各種快適装備を備える。最上級グレードの「後席セパレートシート・パッケージ」(1510万円)は4人乗りとなる。

価格は970万-1510万円

生産はトヨタ自動車・田原工場(愛知県)。販売目標は月間300台で、今後半年間で国内では4000台、グローバルでは7000台を予定する。価格は標準ホイールベースの「LS600h」が970万円-1220万円(計6グレード)。ロングホイールベースの「LS600hL」が1330万円-1510万円(計2グレード)。

●デイズのコメント

メルセデスからの乗り換え客を獲得したいレクサス販売店待望の車種がついに登場した。ハイブリッド、フルタイムAWDにアクティブステアリング統合制御を加え、LEDのロービーム、前後プリクラッシュ・セーフティなど、いまの自動車ハイテクのすべてを載せ、ロングホイールベース車ではショーファードリブンの世界を提示。好みや評価は別として、日本最高のクルマであることに異論はないだろう。

ハイブリッド技術によって欧州の高級車とは立ち位置を変えて、日本独自の高級車観を構築しようとしている点は高評価。真っ向勝負ではなく変化球勝負ともいえるが、それこそが日本の生きる道だろう。ベンツオーナーがついにレクサス販売店へ足を向けるか、興味深く見守りたいところだ


プレスリリース「LS600h/LS600hL」(トヨタ自動車公式サイト)

LS600h/LS600hL(レクサス公式サイト)