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日産、新型SUV「ムラーノ」を発売

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2004年09月02日

 
 

日産自動車は2004年9月2日、新型クロスオーバーSUV「ムラーノ」を全国で発売した。

北米で先行発売

ムラーノは同社のティアナやプレサージュなどと同じFF-Lプラットフォームをベースにした新型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)だ。日産が新しく掲げる「SHIFT_design」を合い言葉にした斬新なデザインに加えて、スポーティな操縦性や高い快適性など「高いドライビング・パフォーマンス」(プレスリリース)が特徴。北米では2002年12月から発売され、すでに約8万台を販売したという。日本では昨年の東京モーターショーで参考出品され、この発売に先行して予約注文をスタートするなど、話題や情報が先行したモデルだ。

スタリング・テーマは「躍動感ある彫刻」。スポーティかつ大胆な面やディテールが組み合わされ、今の日産デザインの勢いを感じさせる。リアスタイルは小型車マーチとの近似性があり、日産車としての統一感もそつなく抑える。

左フェンダー上のミラーを追放

サイズは全長4770mm×全幅1880mm×全高1685~1705mmと、特に横幅が大陸サイズだ。しかし、ムラーノは心配される見切り性能を、プレサージュで先行採用したサイド・ブラインド・モニター(全車標準装備)で確保。これは高感度近赤外線CCDカメラを左ドアミラー下部に内蔵し、車両左前付近の死角を解消するというもの。さらにリアにも小型CCDカメラを標準装備し、左ドアミラー下に小さな「サイドアンダーミラー」も追加した。これらによって、従来のSUV系に必ず付いていた左フェンダー上のサイドミラーを追放した。

3.5リッターV6と2.5リッター直4

ドライブトレインは、3.5リッターV6(VQ35DE、231ps)+エクストロニックCVT-M6(6速MTモード付き無断変速)、および2.5リッター直列4気筒(QR25DE、163ps)+4速ATの二本立て。全3グレードのうち、オールモード4WD車は最上級の1グレードのみで、残りはFF車。つまりあくまでもオンロードを主な舞台とするSUVだ。車重は1640~1780kg。

ティアナに何となく似た「ラグビーボールシェイプ」のダッシュボードや独立型メータークラスターが特徴的な室内は、圧倒的な広さが印象的。特に、室内幅や足元にはかなり余裕がある。ただし、3列シートは備わらず、5人乗り。インテリアの随所には本物のアルミが配される。ムラーノ専用のBOSEサウンドシステムも全車標準装備し、スペアタイヤの中には専用のウーハーが備わる。

価格は285.6万円~

風変わりな車名「ムラーノ(MURANO)」は、イタリアのベニス近くにある島名が由来。この島で作られるベネチアングラス「ムラーノグラス」の美しさや温かみがコンセプトとして共通するからだという。販売目標は1000台/月で、生産は北米向けと同じ九州工場。価格は250XL(FF、4AT)が285.6万円。350XV(2WD、CVT)が343万3500円、350XV FOUR(4WD)が375万9000円。

なお、日産はこのムラーノを皮切りに、本年度に新型モデルを計6車種投入すると発表した。

デイズのコメント

日本のSUVの左前にあったフェンダーミラーが初めて消え去ったのがまずトピック。しかし、外国メーカーのSUVにはないこのミラーが、日本のメーカーだと必要になるというのもおかしな話。お役所の見解というか、慣習の回避のために労力が使われ、車両価格も上昇した。もちろん大変安全で便利ゆえ、有るに越したことはないのだが。

(Photo:DAYS)