Published by DAYS since 1997 from Nagoya,Japan. 名古屋から全国に発信する新車試乗記や不定期コラム、クルマ情報サイト

ホーム > MOTOR DAYS ピックアップニュース > トヨタ、ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジ

トヨタ、ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジ

カテゴリ:新車 , 東海地区の情報 / 2009年09月14日

 
 

トヨタ自動車は2009年9月14日、ミドルクラスSUVのランドクルーザー「プラド」を7年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。新車説明会が行われた名古屋本社・ミッドランドスクエアの同社ショールームからリポート。

フルフレームを継承。改良型KDSSやクロールコントロールを新採用

4代目となるランドクルーザープラドは、旗艦であるランドクルーザー200系(2007年9月発売)同様、伝統のフルフレームボディ構造を継承。さらに200系譲りのメカニズムも受け継いで走行性能や悪路走破性を向上させている。その一つがスロットルとブレーキを自動制御して極悪路を低速で走破する「クロールコントロール」だ。また前後スタビライザーの働きを油圧で制御する「KDSS」(キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム)に関しても、新しく電気式アキュムレーターを採用して設定している。

プラドならではの新装備は、車両の前・後・左・右、4方向をカメラで捉えて映し出す「マルチテレインモニター」の新採用。これは狭い場所での取り回し用というより、悪路走破時に車両周囲の路面状況を確認するためのものだ。またメーター内のディスプレイには前輪の向きを表示する「タイヤ切れ角表示機能」を全車に装備した。

また路面状況に応じて走破モードを切り換える「マルチテレインセレクト」もトヨタで初めて採用。マッド&サンド(泥&砂地)、ルースロック(がれき路)、モーグル(段差の激しい路面)、ロック(岩場)の4通りから選べるが、それによる制御は各モードに最適なトラクションコントロールの設定を行うといったもの。また「初心者にも分かりやすい操作アドバイス」をディスプレイに表示するという。

ボディサイズは先代と同等。エンジンは直4とV6のガソリン

ボディサイズ(先代比)は全長4760mm(+45)×全幅1885mm(+10)×全高1835~1900mm(+20~30)と先代とほぼ同じで、ホイールベースも変わらず2790mm。パッケージングは先代と大差ないことがうかがえる。ただし先代には3ドアもあったが、今回は5ドアのみ。細かい点ではリアウインドウがガラスハッチで開くようになったほか、サードシートが上級グレードで電動格納・復帰式となっている。

エンジンは2.7リッター直4「2TR-FE」(163ps、25.1kgm)と4.0リッターV6「1GR-FE」(276ps、38.8kgm)の2本立て。国内にディーゼルエンジンの設定はなく、今後の予定もないという。変速機は前者が4AT、後者が5ATとオーソドクスだ。10・15モード燃費はそれぞれ8.8km/L、8.2km/Lで、指定燃料はレギュラーとなる。駆動方式は従来通りトルセンLSDをトランスファーに使ったフルタイム4WDだ。

価格は315万~475万円。ナビは全車オプション

価格は2.7リッターが315万円~374万円。4リッターが370万~475万円。ただしHDDナビ(76万4400円~85万8900円)は全車オプション。最廉価グレードのみ5人乗りで、他は7人乗りとなる。

生産は日野自動車の羽村工場(東京都)で、国内の販売目標は月間1000台。海外は中近東、アジア、オセアニア、欧州などで販売され、月間1万2500台を目標とする。

デイズのコメント

月間1万2500台を目標とする海外では実用四駆だが、日本においては電動格納3列目シートによってミニバンユーザーを振り向かせようというSUV。価格帯もアルファードとオーバーラップするが、アルファードの広さ・豪華さより本格四駆の性能や機動性を評価する人向けだ。実際、クロールコントロールや四方向が見えるカメラ、タイヤ切れ角表示などによって、全くの素人でもとんでもないオフロードをクルマ任せで走破できるはず。その意味ではオフロード走行ロボットのはしりとでも言うべきか。最近の都会派SUVとは一線を画すことが個性と言えるだろう。