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スバル、新型「レヴォーグ」のプレ内示会を開催

カテゴリ:新車 , イベント・フェア , 東海地区の情報 / 2013年12月13日

 
 

名古屋スバル自動車、岐阜スバル自動車、三重スバル自動車の3社からなるスバル東海グループは12月13日、名古屋モーターショーを開催中のポートメッセなごや(名古屋市港区)にて、2014年春に発売する新型スポーツツアラー「Levorg(レヴォーグ)」のプレ内示会を関係者向けに開催した。

レガシィ ツーリングワゴンの代わりとなる国内専用モデル


スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの熊谷泰典氏

レヴォーグは、東京モーターショー2013で世界初公開された、スバル言うところの新型“スポーツツアラー”。現行の5代目レガシィは北米市場など海外では販売絶好調だが、日本市場ではボディサイズが大きすぎるなど、スバル自身も「ユーザーのニーズを100%満たすことには限界がある」という認識に至っていた。そこで新たに国内専用モデルとして開発されたのが、今回のレヴォーグ。排気量とボディサイズの二つをダウンサイジングしているのが特徴だ。

 

レヴォーグが発売される来年は、初代レガシィ誕生から25周年

日本国内ではレガシィ ツーリングワゴンの実質的な後継であり、それはスバルの歴代看板モデルであるレオーネ(Leone)、レガシィ(Legacy)に引き続き、「Le」で始まる車名にも表れている。ちなみに、「vo」はRevolution(変革)、「rg」はTouringから取ったとのこと。スバルとしては1989年に登場して大ヒットし、「ツーリングワゴン」という名前を定着させた初代レガシィ同様の革新性を新型レヴォーグに込めているようだ。

富士重工業 スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの熊谷泰典氏は、プレ内示会の壇上で「名前が耳慣れないという声もあるが、こうした由来もあり、子供の名前と同じでしばらくすれば定着すると思う」と語った。

経済性重視の1.6リッター直噴ターボ車を新採用


エンジンは2種類。新開発の1.6リッター直噴ターボは、日本車ではまだ少ない本格的ダウンサイジングエンジンになる

エンジンは、従来からあるパワー志向・ハイオク仕様の2.0リッター水平対向4気筒 直噴ターボ(300ps、40.8kgm)に加えて、新たに燃費性能を重視し、レギュラーガソリン仕様とした新開発の1.6リッター水平対向4気筒 直噴ターボ(170ps、25.5kgm)を採用。後者には、スバルの直噴ターボエンジン車では初めてアイドリングストップ機能が採用されている。

ミッションはいずれもリニアトロニック(CVT=無段変速機)で、2.0リッターの方は8速マニュアルモードを備えたスポーツリニアトロニックになる。駆動方式は全車AWD。

JC08モード燃費(プロトタイプ参考値)は、2.0リッター車が13.2km/Lで、1.6リッター車では17.4km/Lを達成。また、1.6リッターモデルの場合、EyeSightのACC機能を使って100km/hで高速道路を巡航すると、航続距離は燃料満タン(約60リッター)で1000km以上に及ぶという。

ボディサイズは先代レガシィ並みに戻る

ボディサイズ(参考値)は、全長4690mm×全幅1780mm×全高1490mm、ホイールベース2650mmで、現行レガシィ ツーリングワゴンに比べて、全長は100mm、ホイールベースは100mm短い。結果的に、前後方向の長さに関しては、ほぼ先代レガシィ(2003~2009年)並みに回帰した。

一方で荷室容量については、現行ツーリングワゴンと同等の522リッターを確保。スタイリングや外観の質感についても、ボディサイドに抑揚を与えるなど注力したという。

EyeSight(ver.3)を採用。ストップランプを認識し、危険回避アシストも行う

もう一つのニュースは、第3世代の「EyeSight(ver.3)」を初搭載したこと。ステレオカメラによる画像認識範囲を、約40%広角かつ遠方に拡大したほか、これまでのモノクロ認識からカラー認識にバージョンアップ。これにより前方の認識性能が向上し、前走車のストップランプや赤信号の認識も可能になった。また、衝突回避もしくは衝突被害の軽減を行う「プリクラッシュブレーキ」も、前走車(もしくは前方の障害物)との相対速度が最大約50km/hまで向上している。

 

また、衝突可能性が高い場合には、ステアリング制御による「危険回避アシスト」も新しく行うようになったほか、車線逸脱の抑制を行う「アクティブレーンキープ」機能も新採用。約65km/h以上で全車速追従機能付クルーズコントロールを使用して走行する場合は、車線内中央を走行するようにステアリングアシストを行う。

ペダルの踏み間違いよるAT誤発進抑制制御については、これまでのように前進だけでなく、後退にも働くようになった。つまりバックに入れたままアクセルを踏み間違えた場合でも、後方に障害物があれば、急バックが抑制される。

先行予約の受付は2014年1月4日から始まるが、発売は2014年春の予定。今のところ価格や仕様詳細は未発表。

 

デイズのコメント

日本のステーションワゴン好き、そして旧レガシィ好きには待望の車種が登場。ほぼ先代レガシィのコンセプトとサイズ感で、インテリアの質感を上げ、エンジンをダウンサイジングして燃費も良くしたとなると、これはもう死角なし。好評のEyeSightもカラーカメラにバージョンアップした。はっきり言って相当売れるはず。このため、インプレッサやXVといった既存モデルの受注に、生産が追いつかない現在の状況に拍車がかかりそう。ワゴン好きとしては、正座して正式発表を待ちたいクルマだ。