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名古屋スバルが新型WRX S4、新型WRX STI、新型サンバーの発表会を開催

カテゴリ:新車 , イベント・フェア , 東海地区の情報 / 2014年09月05日

 
 

スバル車を愛知県下で販売する名古屋スバル自動車は2014年9月5日、先の8月25日に発表・発売された新型「WRX S4」と「WRX STI」、および9月2日に発表・発売された新型「サンバートラック」の発表会を行なった。また併せて、公道を使ったEyeSight(ver.3)の体感試乗会を関係者向けに開催した。会場となったトヨタ博物館(愛知県長久手市)からリポート。

【新型WRX S4】「乗り手を選ばない万能型スポーツセダン」

スバルにおける「走りのフラッグシップモデル」であるWRXシリーズ。その新型WRX S4の商品コンセプトは、「乗り手を選ばない万能型スポーツセダン」。つまり従来のWRX STI Aライン(2.5ターボの5AT仕様)の後継とも言えるモデルだ。

 

具体的には、300ps/5600rpm、400Nm(40.8kgm)/2000-4800rpmを発揮する新世代の2リッター水平対向直噴ターボエンジン“DIT"や、従来型の高トルク対応リニアトロニックをベースに変速レスポンスを高めた「スポーツリニアトロニック」(CVT)を搭載。走行モードを選択できる「SI-DRIVE」も採用し、JC08モード燃費13.2km/Lの燃費性能を実現している。

ボディサイズは全長4595mm×全幅1795mm×全高1475mm。ホイールベースは従来モデルより25mm長い2650mmで、後席フットルームを拡大。また、Aピラー根元を200mm前に出すことなどでスポーティなスタイリングや良好な視界を得ている。

 

また、カラー認識を行う最新の「EyeSight(ver.3)」をWRXシリーズで初めて搭載。レヴォーグ同様、電動パーキングブレーキや、操舵アシストを行うアクティブレーンキープも採用した。

販売目標台数は月400台。価格は「WRX S4 2.0GT EyeSight」が334万8000円、「WRX S4 2.0GT-S EyeSight」が356万4000円。

 

なお、今回の発表会では新型レヴォーグやWRX S4に採用されている新型EyeSight(ver.3)の体感試乗会も開催された。トヨタ博物館を発着点とし、参加者が自らハンドルを握り、一般道や高速道路を走るもので、新型EyeSightによる全車速追従機能付クルーズコントロールのほか、車線逸脱を防ぐためにステアリングアシストを行う操舵支援機能「アクティブレーンキープ」の機能を体感する機会が設けられた。

【新型WRX STI】EJ20型ターボエンジンと6MTを搭載

WRX S4と同時に発売された新型WRX STIは、WRXシリーズのトップモデル。ボディサイズはS4と同じだが、パワートレインは全く異なり、スバルがWRC参戦時代から連綿と進化させてきた2.0リッター水平対向ターボエンジン「EJ20型」を搭載し、308ps/6400rpm、422Nm(43.0kgm)/4400rpmを発揮。ミッションは従来型をベースに改良・強化した6速MTのみになる。

 

また、WRX STI専用装備として、センターデフの制御特性を自由に選べるマルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)を従来モデルから継続採用。足回りも当然ながら専用チューンになり、WRX STI専用倒立式フロントストラットサスペンションのほか、上級グレードの「タイプS」にはブレンボ製ブレーキ等が装備される。

WRX STIの目標販売台数は月250台。価格は標準の「WRX STI」が379万0800円、「WRX STI Type S」が411万4800円。

【新型サンバートラック】室内が広くなり、乗り降りも楽に

スバルは2012年に軽自動車の開発・生産から撤退しており、8代目となる新型サンバーも、今回同時に発売された新型ダイハツ ハイゼットのOEM車になる。

新型ハイゼット同様、新型サンバーの売りは、女性や高齢者への拡販を図るべく、快適性や乗降性を高めたこと。具体的にはキャビンを広くし、運転席シートのスライド量を増やすなどして居住性を改善。また、ドア開口角をクラストップの67度に拡大し、さらにステップ高も低くして乗り降りしやすくした。また、助手席トレイ&センタートレイを採用するなど、収納スペースも充実させている。

 

ボディの耐久性も向上した。防錆鋼板をアッパーボディ全面に採用したほか、飛び石による塗装のはがれに伴う錆の発生を防ぐため、フロントパネルを樹脂製に変更。また、荷台フロア長は先代より10mm長い2030mmとなり、ライバルであるスズキ キャリイに並んでいる(ホンダ アクティは1940mm)。

【新型サンバートラック】ボディカラーが一挙に拡大。燃費も向上


オプションのカラーパックで選べるブルー・マイカメタリック。WRブルーマイカに似ているが、サンバー専用色ではない

農業女子に支持を得るべく、ボディカラーも豊富に用意。これまでの白やシルバーだけでなく、新型は標準のホワイト以外に、7色から選べるカラーパックを、エアコンやパワステ付の上級グレード「TC」(96万4440円~)にオプション設定(受注生産)。「乗用車感覚で普段でもお使いいただける軽トラック」としたという。用意されたボディカラーはハイゼットと同じで、標準のホワイト以外は、ブライトシルバー・メタリック、ミストブルー・マイカメタリック、ライトローズ・マイカメタリック、ブラック・マイカメタリック、ブルー・マイカメタリック、トニコオレンジ・メタリック、オフビートカーキ・メタリックとなる。

フロントサスペンションの改良によってノーズダイブを抑制するなど、操縦安定性も向上。一方で、軽トラックで重視される最小回転半径は3.6メートルとクラストップレベルとしている。

 

水平基調のインパネは道具感満載。シフトレバー横のドリンクホルダーには新型プロボックス同様に?1リッター紙パック飲料も入る

快適装備も充実しており、パワーウインドウや集中ドアロック、撥水加工シート、プライバシーガラス、ABSや助手席エアバッグなども設定。56km/hオフセット衝突にも対応し、運転席エアバッグは全車標準になっている。

また、圧縮比アップや電子制御スロットル、バッテリー充電制御などの低燃費技術により、燃費を向上。2WD・MT車ではクラストップのJC08モード燃費19.6km/Lを達成。また、ハイゼットと共に軽トラックで初の4速ATも採用され、2WD・4AT車では従来比で約2割増しの同18.4km/Lに向上した。

 

フロントデザインはハイゼットと共通だが、なぜかかつてのスバル製サンバー似

新型サンバートラックの目標販売台数は月850台。ちなみに新型ハイゼット トラックは月5000台で、トヨタからも同日にOEM車のピクシス トラックが発売されている。これらの生産は全てダイハツ九州(株)の大分(中津)工場で行われる。

価格はハイゼットと同じで、2WD・5MT車が65万3400円~、2WD・4AT車が75万0600円~、AWD・5MT車が80万4600円~、4WD・4AT車が90万1800円~。

デイズのコメント

ダブルレーンチェンジ限界侵入速度(米国コンシューマー・レポート誌調べ)では、ポルシェ 911 カレラSをも凌ぐというWRX STI のハンドリング性能はオソロシイ進化だが、何より内装の質感が上がったことこそが、WRXシリーズでは重要なことかも。これで特にS4は、大人の選択肢になり得るモデルとなったはず。

 

また、「道具としてのクルマ」度が更に向上したサンバーは、4ATを選べば乗用としても十分使えそう。S4とサンバーの2台所有ライフは、熟年層にとって理想の組み合わせだろう。2台買っても、カレラSの半値以下だ。

 

■外部リンク
富士重工業>プレスリリース>新型「WRX S4」を発表 (2014年8月25日)
富士重工業>プレスリリース>新型「WRX STI」を発表 (2014年8月25日)
富士重工業>プレスリリース>新型「サンバートラック」を発表 (2014年9月2日)

■過去の記事
新車試乗記>スバル インプレッサ WRX STI Aライン 4ドア (2010年11月掲載)