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東京モーターサイクルショー、ビッグサイトで開催

カテゴリ:イベント・フェア / 2012年03月23日

 
 

国内最大級のモーターサイクルイベント「第39回東京モーターサイクルショー」が2012年3月23日(金)、東京ビッグサイトで開幕した。昨年は東日本大震災の影響で中止となった同イベントだが、今年は国内外の二輪メーカー、二輪関連企業・団体など計148者が出展し、初日から多くの二輪ファンで賑わった。開催は25日(日)まで。ショーの様子を駆け足でリポートする。

輸入バイク編

1199 パニガーレ、MVアグスタ F3がついに上陸


ドゥカティ 1199 パニガーレ

我が国同様、経済状況で先行き不透明な欧州だが、海外の二輪メーカーは積極的に新型車を投入しており、今回のショーも欧州メーカーの底力を感じさせる内容になっている。

 

ドゥカティ 1199 パニガーレ

二輪業界の華と言えるイタリア勢も、やはり新型車ラッシュ。目玉はドゥカティの新型スーパーバイク「1199 パニガーレ」。ドゥカティの象徴でもあった鋼管トレリスフレームを廃し、エンジンを主要メンバーとしたモノコックフレームを採用。ついにバルブ駆動がチェーンとなった水冷L型2気筒エンジンは195psを発揮し(本国仕様)、車重は164kgと驚異的に軽い。単に美しく速いだけでなく、設計が極めて斬新という点がさすがドゥカティ。

 

MV アグスタ F3 セリエオロ

イタリアから現れたもう一つの新星は、MVアグスタの675cc3気筒モデル「F3」。長年、開発が噂されていたものだが、ついに市販車が登場。四方を壁に囲まれたMVアグスタのブースは常に満員電車状態で、上位モデルのF4などと同等の作りこみに見入る人が目立った。今回発表された200台限定車のセリエオロは315万円だが、スタンダードモデルは149万円。さらにネイキッド版(車名がブルターレとなるかどうかは不明)も年内に登場しそう。

 

発表会に駆けつけたピアッジオ・アジア・パシフィックのSergi Canovas氏

また伝統の縦置きVツインエンジンにこだわるモトグッツィと、逆にフルラインナップで展開するアプリリアの2ブランドを新チャンネル「モトイタリアーナ」で販売する戦略を推し進めるピアッジオ・ジャパンは、アプリリアの新型スクーター2機種を発表。「SRV 850」はスクーターでは最大級の排気量となる839cc V型2気筒エンジンを積む高性能モデル。もう一台は本来300ccの排気量を日本専用に250ccとした「SR MAX 250」。発売はいずれも2012年夏頃の予定。

 

KTM 350 フリーライド。エンデューロとトライアルの中間を目指したモデル。ただしシート高は意外と高めな様子

トライアンフは新型タイガーエクスプローラー(左)を大々的にアピール。右は前後オーリンズ製サスペンションや鍛造ホイールを標準装備したスピードトリプルR

今夏発売予定のアプリリア SRV 850
 

あえて泥だらけのバイクをブースのど真ん中に置くセンス、好きです

ビモータも大型ブースで出展。正面はドゥカティの空冷2バルブユニットを搭載するDB5R。昨年から正規輸入元が老舗の福田モータ-商会に変わった

巨匠マッシモ・タンブリーニがプロデュースするアフターパーツ「タンブリーニ・コルセ」のパーツを装着したMVアグスタ ブルターレ
 

BMWがスクーター市場に、ハスクがストリートに進出


BMWの新型スクーター。手前が上級グレードのC 650 GT。奥がC 600 スポーツ

「ビグスク」乗りにとって、最大の話題作はなんといってもBMWが今年から市場に投入する大型スクーターの「C 600 スポーツ」と「C 650 GT」。ヤマハのTMAXを仮想敵とするモデルだが、デザインや作り込みは同社の既存モデルを彷彿とさせるもの。欧州などに続き、日本でも年内に正式発表されそうで、価格もリーズナブルなところに収まりそう。ヒットは間違いなし。

 

ハスクバーナ ヌーダ 900R

一方、日本では少々マイナーな存在のハスクバーナからは、同ブランド初のストリートモデル「ヌーダ(Nuda) 900R/900」が登場。BMWグループ傘下のハスクバーナとBMWのコラボレーションモデルで、よく見るとエンジンはBMWのFシリーズと同じ直列2気筒。ただし内部パーツやチューニングは全く別物で、ハスクバーナらしい活発な走りを見せるとのこと。

 

駆動用バッテリーが従来のニッケル水素からリチウムイオンになったベクトリックス VX-1

また高性能電動大型スクーターを手がける米国ベクトリックスは、新たにリチウムイオン電池を搭載した新型VX-1を発表。車体やデザインはほぼ従来通りだが、電池をこれまでのニッケル水素からリチウムイオンに変更して約40kg軽量化。航続距離は従来が56~88kmだったところ、バッテリーが大容量タイプの「Li +」で88~136kmまで伸びたという。

 

ハーレダビッドソンは相変わらず盛りだくさん。写真はローライダー(左)とブラックライン。奥のメインステージはニューモデルの「XL1200V セブンティ-ツー」など

一昨年の東京モーターサイクルショーで日本上陸を果たしたインディアン。今回も圧倒的な品質感で来場者の注目を集めた

BMWブースの正面はやはり新型S1000RR。写真奥のウイリー体験用?展示車が人気
 

国産車編

ホンダは販売好調のNC700Xで大攻勢


ホンダ NC700X (アクセサリー装着車)

国産二輪メーカーの雄であるホンダで目立ったのは、昨年末の東京モーターショーでも発表された新型NC700X。新開発の直列2気筒エンジンを搭載し、メットイン機能も備えた新世代モデル。ロードスポーツタイプとスクータータイプがある3兄弟車のうち、これが今のところ唯一市販済みだが、販売は当初の予想を上回っており、会場でもかなりの注目を集めていた。

 


天下のホンダブースにもついに痛車が!? ベースはCBR250R

ヤマハ、スズキ、カワサキのブースはおおむね東京モーターショーの内容をなぞるものだが、展示車は充実しており、見応えは十分。アイボリーの新色が加わったSR400が老若男女に終始囲まれるなど、定番モデルならではの人気ぶりが印象的。また大は新型ZX-14Rから小は250ccまで、排気量を多種多様に揃えたニンジャシリーズも人気を集めていた。

 

ヤマハ SR400 (アクセサリー装着車)

ドゥカティやMVアグスタ用のアフターパーツで有名なモトコルセの一角に置かれたカタナは、同社が取り扱うマフラー「NGC」のデモ用。エキパイの太さに注目

新旧CB。過去を振り返らない?ホンダにしては珍しい展示
 

なんだか怪しい一角。「脱ぎたくなるヘルメット」というコピーも変だが、周囲はカメラを構えたおじさんで常に大盛況

鹿児島のカワサキ正規取扱店「バイクショップ イナドメ」が製作・販売するW800 カスタム車。燃料タンクをはじめ、外装の多くをオリジナルパーツに変更して往年のW1風に

最後は爽やかにツインリンクもてぎエンジェルで。今年のMotoGPは10月開催